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異世界で気ままな研究生活を夢見れるか?〜魔法と理系の知識でゼロから生活を立ち上げる〜  作者: tinalight


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3-18.ドラゴン

食料の調達が問題だ。

どうしたものか。


「餓死者3000人の話は本気で困ったね。

でもさ?そもそも論でいうと、借金を作った国が、借金返せないから武力制圧とか食料の輸出ストップをかけてくるってことだよね。

これってどうなの?」


「ヒカリさん、エスティア王国がロメリア王国へ請求できる借金の総額はどの程度なので?」

「確か金貨200万枚ぐらい。メルマの自治権が金貨1万枚だったから、メルマを200個貰える計算だね。」

「それは国がまるごと買えます。国を売るぐらいなら、国際法とか無視して、相手を武力制圧するでしょう。当然、食料封鎖も作戦として組み入れて来るでしょう。」


「そもそも、なんでエスティア王国が自主権をもっていられるのさ。国として滅んでるレベルでしょ。」

「鉱山の採掘権、採掘技術、精錬技術、それらを独占しているため、統治しても採掘が滞れば価値がありません。生かさず殺さずです。」


「この勝負、勝たないと奴隷のままか・・・。」

「そうなります。」


「1つ目はさ、ストレイア帝国ってのに仲裁に入ってもらうのがあると思うんだよね。

2つ目はさ、奴隷としてこのまま暮らしていくってこと。

3つ目はさ、メルマとその周辺を確保して、50年くらいかけて国力を増強する。

4つ目はさ、防御固めつつ、打って出る。」


「ヒカリさん、予め申し上げますが、この世界の帝国のルールは外敵や他の帝国からの干渉が無い限り、基本的に帝国内における公国間へは不干渉です。干渉する必要がある場合には直轄地として召し上げます。つまり、『自分らで解決できないぐらいなら、全部俺に預けろ』という裁定がなされます。」


「なにその横暴!」

「帝国としてみれば、税収が上がるので全く問題ありません。」


「じゃ、ロメリア王国の周辺の公国に協力を要請する。」

「勝つ側と負ける側、ヒカリさんならどちらの陣営に味方されますか?」


「私の味方をする!」

「勝てる作戦を説明できれば、味方になるでしょう。」


「お~い~・・・。人が死んじゃうよ・・・。


こう、奇跡的な神風とか突風が吹いて、敵が壊滅とかないかね・・・。

あとは、<神のお怒り>みたいな稲妻が落ちてきて敵が決壊するとか。」


「ヒカリ、それ、私が手伝ってもいいけど、<ドラゴン>が召喚されるわよ。」

「ラナちゃん、それ凄くない?<ドラゴン>の強さはさておき、ドラゴンに助けて貰えばいいね。そうしよう!」

「違うわ。人は殲滅されるし、私たち妖精も封印されるわ。ドラゴンと生き残った人々によってね。」


「ヒカリさんや、ラナちゃんが封印されたとき、まさに今論じてることが起こったのじゃ。前帝国が滅んだのは人間達の武力争いではなくて、ドラゴンの介入によるものなのじゃ。当然、何も無いのにドラゴンが介入することはない。しかし、星が滅ぶような技術による戦争が行われると彼らが介入を始めるのじゃ。」


「なにそれ。人間は人間の分際で我慢しろってこと?」

「お主の主張も尤もじゃが、星が滅びたら人間達も不幸じゃろ。まして、一部の人族の私利私欲のために起こった戦争であったならばじゃ。」


「別に疑ってる訳じゃないけどさ、前の帝国が滅んだ時期と、ラナちゃんが封印された時期ってずれてない?ドラゴンの介入そのものが封印に繋がったのか良く判んないよ。」

「ドラゴンが介入してから数百年は経過してるじゃろう。ラナちゃんが封印されたのは、100年ぐらい前じゃろか。」


「結構ずれてるよね。本当に関係あったの?」

「そもそも、王国やら帝国やらが滅んで、移住してきた人間達の人口が増えるまで100年や200年はかかるのじゃ。そこから、妖精の長を探して封印する活動が始まったのじゃ。」


「ドラゴンが人間にその指揮をさせたってこと?」

「そうなるのかのぅ。」


「モリス、ニーニャ、ステラ、この世界のドラゴンは強いの?」

「私は吟遊詩人のサーガの中でしか存じ上げておりません。」

「私は飛竜ならみたことあるぞ。ドラゴンはないぞ。飛竜がネズミだとしたら、ドラゴンはライオンぐらい強いらしいぞ。」

「私も飛竜なら知ってますわ。乗らせて頂きました。でも、ドラゴンはサーガの中でしか知りませんね・・・。」


「意味が分からないけど、多分いるんだろうね。飛竜は確実にいると。ところで飛竜はどれくらい強いの?」

「ヒカリさん、今の私たちなら確実に倒せますわ。でも、ヒカリさんに会う前の私たちだと相当苦戦して、犠牲も大きかったでしょうね。」


「ひょっとしてさ。その飛竜が敵の部隊として編制されてたりするのかな?」

「ロメリアの飛竜隊は有名なんだぞ!武器を作るように依頼を受けたこともあるぞ。」


「その飛竜隊はニーニャの作った武器とか持ってるの?」

「魔術コーティング無しの<業物>だぞ。ヒカリが服の下に身に着けてる防具は貫通できないぞ。」


「うんと、まとめると・・・。

・神風の使用禁止(ドラゴンに気づかれるレベルの技術全般)

・敵に飛竜部隊がいて、ニーニャの<業物>を装備している。

・今の関所のメンバーなら飛竜は倒せる。

そんなところだね。」


これさ、小説やゲームじゃないんだからさ・・・。

もうちょっとイージーモードにならない訳?

無難なクエストを時間掛けていくつもクリアすると、自然にハッピーエンドみたいなやつ。


待て待て待て・・・・。

逃げちゃだめだ。放置したら3000人の死者は確実なんだからね。


先ず、<妖精の長の介入>の件だけど、

直接介入したら不味いだろうけれど、

人間が人間の武器や技術、魔術で戦争してる分にはいけるんじゃないかな?

だって、商船が魔石使って運用してるって話もある訳だし。

<間接的にばれないように介入>ここはいけるはず!

ここの最大限のグレーゾーンを徹底的に利用しよう。


次に<飛竜>対策ね。

飛竜を打ち落とすことも考えないといけないけど、

その前に制空権をとられてるのは非常にまずい。

軍の動き全部しられるし、裏道通そうにもばればれ。

これは厄介だ。

ステラに詳しくきいてみよう。

こっちも飛竜部隊を編制しないとね。


最後に<賄賂などの根回し><地形効果>

こりゃダメだね。戦争するには私の知識が足りなさすぎる。

モリスさんの息子さんが無事に到着して、

味方になってくれることを祈るしかない。



「あ~~。ごめん。流石にいろいろ考えた。

3つやりたいことが出来たので、意見が欲しいよ。」

「「「「「「「ハイ」」」」」」」


「1つ目、グレーゾーンでの妖精さん達の介入・支援

2つ目、飛竜対策

3つ目、騎士団長クラスの籠絡と地形利用

この3つの軸を中心にロメリアとの戦争準備に入りたい。

当然、意見、調査の進捗次第で柔軟に作戦は変更するよ。」

いつも読んでいただいている皆様には感謝しています。

今後とも頑張って続けたいとおもいます。


ドラゴンはファンタジーの必須アイテムですが、

登場すると世界が破綻してしまうアイテム。

この先の活用方法は未定です。

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