episode9
軽い性描写があります。閲覧には注意して下さい。
学生生活の一日はとても早いもので、放課後憂鬱だなぁ、なんて考えながら過ごしていたら、気づけばその放課後になっていた。
終業を告げるチャイムと共に生徒達は部活見学に行く者、帰宅する者、各々自由に過ごしていた。叶弥はオレの所に来ようとしたが教師に呼び止められ、オレに「先行ってろ」と言い教師と共に教室を去っていった。大方金髪に対しての注意だろう。オレはこれ幸いと思いながら体育館裏へ向かう。するとそこに居たのはオレが昨日の入学式の日にのした男と、その男と共に居た二人、そして一際デカい男の計四人がいた。
「よく一人で来たな、チワワちゃん?」
「...のされた相手を良くもまぁ呼び出したな。」
「ウルセェ!...ま、いい。ココじゃなんだからそこの体育館倉庫に入れ。」
ケンカすんのに倉庫?と思ったが、ここで騒いだら後が面倒なので素直に従い中へ入っていく。するとオレが入ったのを確認した途端鍵をかけられ、おれは大男に羽交い締めにされる。
「...なんのマネだ?」
オレがそう問うと、のした男...リーダーであろう。その男がオレの顔を持ち上げ口に何かを入れてきた。オレはそれを吐き出そうとしたが口を手で塞がれ飲み込んでしまった。
「テメェ...何飲ませやがった?!」
「キヒヒッ。...昨日の礼にちょーっと気持ち良くなるお薬を飲ませてやったんだよ。...お前、女みてぇなおキレイな顔してっからちょーっと相手してもらうぜ?」
「ふざけっ...?!」
オレが文句を言おうとしたその時、身体中が熱く、力が入らなくなった。そして奇妙な感覚に襲われ始めた。
「な、んだ...コレ...」
「効果はバツグンだ、なっ!!」
男はそう言うとオレの制服を思いっきりはだけさせた。
「顔だけじゃなくて、身体までキレーじゃねぇか。コレならオレでも勃つぜ。オイ、オメェーらちゃんとカメラ回してんだろーな?」
「バッチリっす、兄貴!」
「?!」
オレはどうにか逃げようと身体を動かそうとしたが、身体中が熱に犯されどうにかなってしまいそうだった。
いつの間にか拘束は解かれていたようで、オレは大男にもたれかかるように地面に座ってしまった。身体はだらしなく、男達に見せつける様な体勢になってしまっていた。顔は赤く染まり、その体勢も相まって、男達は「ゴクッ」と生唾を飲み込んだ。
「...イイねぇ...それじゃあ始めますか。」
男は思いっきりオレのベルトを引き抜きズボンと下着を脱がし下半身を露わにさせ性器を荒く扱った。
「やぁめ...ヤッァ...ハァ...」
「ゴクッ...イイ声で鳴くじゃねぇかチワワちゃん?」
「ウル...セ...はな...アッ...んぅ!」
オレが抵抗の声を上げようとすると男はオレの口に舌を捩じ込んできた。...オレは男のされるがままになるしかないのかと涙を流す。...叶弥にもここまで身体を許したことは無いのに...
クチュクチュと言う音が倉庫に響き、男の手が性器から後ろの孔に伸びようとした。オレはもうダメだ思った、その時だった。倉庫の入り口からドンッと言う大きな音がした。男達はなんだなんだと入り口を凝視した。その隙をついて、オレは最後の力を振り絞り、オレの身体を好き勝手した男に蹴りを決め込んだ。
その瞬間、倉庫の入り口が「ドカンッ」と言う音を立てて開かれた。...そこに居たのは帰ったはずの叶弥であった。叶弥はオレのあられもない姿を目にすると、怒りで顔を赤く染めオレの椅子と化していた男を殴り飛ばし、オレの身体を弄んだ男に馬乗りになると、無言で殴り続けた。オレは「マズイ」と思い止めに入ろうとしたが、力が出ないため、声を振り絞って「叶弥ッ!」と叫んだ。すると叶弥はハッと我に返り、オレの元にやって来てオレを思い切り抱きしめた。しかし、薬の効いているこの身体は、触れられるだけで思わず声が漏れてしまう為、叶弥が触れた瞬間、オレの口からは喘ぎ声が漏れ息も荒くなった。
「京...京司...悪い。来るのが遅くなった...」
「んぅ...ハァ...大...丈夫...」
「大丈夫じゃねーよ!お前泣いてんじゃねーか!...しかもこんな...」
叶弥はオレの姿を見ると情けない声を出す。
そう言葉を交わしているうちに、騒ぎに教師達が駆けつけた。そこにはオレ達の担任である大森や校長の姿までもがあった。彼らはこの惨状を見て息を飲み、大森と校長以外の教師は男達を拘束し校舎へと連れていった。大森と校長の二人はオレ達の元へ来て「すまなかった。オレ達教師の監視不足だ。」と言い頭を下げた。大森が「お前たち二人はオレが車で送ってく。コッチに来い。」と言うと、叶弥がオレにズボンを履かせ、オレの分の荷物を持ちながら、オレを抱きかかえた。
「お...おい...」
「文句言うな。歩けねーだろ。」
そう言われ、オレは叶弥に従うしか無かった。
そこへ校長が近づいて来て、「本当に申し訳なかった。凛太朗さんには私の方から連絡しておくよ。」と言い去っていった。そして、オレと叶弥は大森の車で家へと帰るのだった。




