表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
その番犬、狂暴につきまして。  作者: 朱音小夏


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12/21

episode12

二日間ゆっくり休んだり、若衆の連中と少しずつ接したお陰でオレは月曜の朝、大広間に顔を出す事が出来た。もちろん隣には叶弥がいたが。


「おはよう皆。」


オレがそう声をかけると、大広間は一瞬"シーン"と静寂に包まれたが、ホント一瞬だったので、次の瞬間には「「京司さんっ!!」」と呼ぶ声で溢れかえった。


「京司さん、もう出てきて大丈夫なんスか?!」

「あんまり無茶しない方が...」


...若衆の連中は一気にオレに対して過保護になっていた様だ。


「大丈夫だから。皆のお陰で大分良くなったんだぞ?だから心配しないで、安心してくれ。」


オレは少し困った様に笑いかけた。その時だった。後ろから「京司?」と声をかけられた。...凛太朗さんだ。


「お前、もう大丈夫なんか?...何なら当分休める様に学校に話しつけるぞ?」

「ありがとうございます。凛太朗さん。でも大丈夫です。皆のお陰もあって少し良くなったし、それに...オレだってそんなにヤワじゃ無いですよ?」


オレはそう不敵な笑みを作りながら、凛太朗さんに話しかけた。そんなオレの様子を見て「確かにお前なら大丈夫そうだな。」と凛太朗さんは安堵した顔でそうオレに告げた。


「オヤジ。京もこう言ってっし、オレもついてるから大丈夫だ。」


今まで口をつむんでいた叶弥かまそう言うと、凛太朗さんも「それもそうだな。」と言ってオレの頭をガシガシと撫でた。


「...若居たんすか?」

「気づかなかったッス(笑)」

「オメェら...!!」


若衆がふざけてそう言うと、叶弥はキレてそいつらに向かって怒鳴り声を上げる。そんないつも通りの光景にオレは思わず「ハハッ」と声を上げて笑った。

それをかわきりに、大広間は笑い声や「もっとやれー!」という声で溢れかえった。


「お前ぇら、いい加減にしねぇか。朝飯にすんぞ。」


凛太朗さんがそう声をかけると、バカ騒ぎが落ち着き、皆席へと着いていく。


「京司。今日は車で送っていくからな。」


...凛太朗さんにそう言われては拒否することが出来ない。オレはそう思いながら叶弥の隣に座り、朝飯を食べ始めるのであった。


それから自室に戻り、学校へ向かう仕度を済ませる。

その時、丁度叶弥がオレを迎えに来た。


「京、準備出来たか?」

「あぁ。大丈夫だ。...それじゃ、行くか。」


そう言いながら玄関へ向かうと、凛太朗さんと若衆の連中が集まっていた。そして。


「「行ってらっしゃい!若!京司さん!」」

「気ぃつけてけよ。二人とも。」

「「行ってきます。」」


そうしてオレ達は学校へ向かう車へと乗り込んだのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ