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第四十九話 試し

※注意

序盤エロ注意です。そういうのが苦手な方は、中盤から真面目なダンジョン探索ですのでとばしてください。




第四十九話 試し


サイド 大川 京太朗



 リーンフォースのお披露目から翌日。とりあえず魚山君には相原君から送られてきた『ふくよかな女性』のR18画像100枚セットをそのままスールーパスした後。


 夜、自室の異界にて。


「では、どうぞご確認ください」


 この異界も、最初と比べてかなり居心地のいい物に変わったものである。


 壁や床には木の板がはられ、西洋の古い家みたいな内装になっている。元のクレタのダンジョンの縮小版みたいな見た目と比べれば、雲泥の差だ。


 そんな一室。キングサイズの……『そういう事』の為に運び込んだベッドの上で、自分はパンイチで正座していた。


 そして、そんな自分と相対する様にして床に立つレイラとリーンフォース。この二人もまた、下着姿である。


 レイラは薄緑色に白のレースを施したブラとパンツ。彼女の巨乳は深い谷間と綺麗な曲線をさらけ出し、かなりローライズなパンツは今にも一番大事な所が視えてしまいそうだ。緑のガーターベルトと白いニーソックスの組み合わせも、彼女の脚線美を煽情的に際立たせている。


 リーンフォースは紺の下地に白の模様が描かれた下着姿だ。サイズの問題もあって海外から通販で買ったそれは、彼女のたっぷりとした乳肉の北半球を露出させていた。というか、ピンク色の乳輪がちょっと見えている。


 そして下はいわゆる『紐パン』だ。かなり際どいハイレグのそれは、他の場所は紺色なのにまるで『とある部分』を強調する様にそこだけ白い布地で覆われていた。


 これから何をするのかなど、明白にもほどがある。


「リーンフォースには私の持ちうる全ての技術と出来る限りの材料を費やしましたが、それでも実際に使ってみなければわからない事もあります。どうぞご自由にお試しください」


「よろしくお願いします。マイスター」


「は、はい!」


 堂々と立つ二人に対し、自分の方が生娘の様に頬を赤らめ視線を右往左往させてしまう。


 そんなこちらにはお構いなしで、二人してベッドにのぼって来た。意図してなのか、偶然なのか、四つん這いになる様な体勢で。


 二人の巨乳と爆乳が重力にひかれて形を変える。しっかりと丸みを維持する巨乳と、たぱんと乳肉同士をぶつけ音をたてる長乳。


 レイラのも十分大きく素晴らしいのだが、リーンフォースのそれはとにかく淫猥だった。なんというか、獣欲を刺激する。


「さあ、主様」


「当機の性能をご確認ください」


 覚醒者になる前ならお近づきになるなど夢のまた夢な美女二人に迫られた状況で、自分の理性が濡れた薄紙同然となるのは当然の事だった。



*   *   *



 世界は今日も美しい。


 週末。七月に突入し蒸し暑さは更に上昇。それでも梅雨はまだ終わっていないと主張するかのように、今にも一雨きそうな曇り空。それでも僕の目には輝いて見えた。


 決っして昨日の夜レイラ、雪音、リーンフォースと四人でハーレム『セッ!』したからというわけではない。



 オッパイは、ぱぱいぱいぱい、天の山。



 これまでの人生で最高の一句を頭に浮かべながら、電車に揺られていく。


 本日は土曜日。リーンフォースの慣らしをかねて、『Dランク』ダンジョンへ向かっていた。駅を二つまたいだ先にある山だらけの町。何故だろう、今は『山』という単語だけでテンションが上がる。


 駅のホームを出てバスに乗り、たどり着いたストアでいつも通り準備を終え受付へ。


 ゲートを潜った先。そこは木漏れ日の眩しい森の中だった。


 青々とした葉を揺らす木々。薄っすらと緑が生える地面はほどよく湿気ており、心地の良い風が自然の匂いを運んでくる。


 キャンプとかにうってつけの環境かもしれないが、しかしここはダンジョン。非覚醒ならばまず死が待ち受けており、覚醒者でも油断が過ぎれば命に関わる場所だ。青空に見えるのはそういう色の天井であり、太陽は光る石や藻に過ぎない。


 レイラと雪音を無言で実体化させながら、自分はアイテム袋に左手を突っ込んだ。収納されている思い浮かべた物が、手に触れる感覚。


 それを引き出す様にすれば、袋からぬるりとリーンフォースが現れた。


 アイテム袋は『非生物・非モンスター』ならなんでも出し入れできるとは言え、大きさどころか袋の口のサイズまで無視して出てくる姿は何度見ても慣れないものである。


「リーンフォース、異常はありますか?」


「自己診断……問題ありません、『ドクター』」


 レイラの声に応えるリーンフォースは、当然ながら例のインナー姿ではない。


 黒いフルフェイスのヘルメットに、首から下は米軍の払い下げ品という軍服に防弾チョッキ。背には自分と同じような方法で固定された両手剣。


 既存の防具はモンスター相手に無力だが、それでもフレンドリーファイアや転倒時あるかないかで生存率は大きく変わる……らしい。


 ついでに言えば、あのヘルメットにはレイラがある仕掛けをしている。ただの飾りではない。


 ツヴァイヘンダーを抜いて、雪音と共に周囲を警戒。一分ほどかけてリーンフォースのチェックが終わったようで、彼女らも配置につく。


 このダンジョンは森の中めいた場所だが、まるでここを通れと言っているかの様に開けた道がある。木々の壁でそれぞれ区分がされた構造は、きっと上から見たらアリの巣を平面にした様な形のはずだ。


 道幅は一車線道路ほど。天井はかなり高いし、縦振りなら剣が引っ掛かる事はないが横薙ぎだと木にぶつかるかもしれない。


 立ち位置はリーンフォース、自分、雪音、レイラの順となった。何かあれば、自分がすぐに最前列にでる。


 小回り重視でリカッソを左手で掴み槍の様に構える自分とは違い、リーンフォースは剣をそのまま順手で握った。


 あの剣は『スパルトイ』からドロップした物。前にレイラが奴らを相手に使った時は足止めが限度だったものの、切れ味は十分。はたして今回はどうなるのか。


「じゃあ、行こう」


「「はい」」


「了解しました」


 早速、レイラが杖を地面につけ魔力を確認する。このダンジョンはマンドレイクが採れるからというのもあるが、もう一つ。ここに出現するモンスターも関わっている。


 通称『精霊の森』。一見穏やかな内部の景色にこの呼ばれ方をするダンジョンだが、やってくる冒険者は少ない。というのも、普通の冒険者からしたらかなり『面倒な相手』ばかりだからだ。


 まあ、だからこそリーンフォースの初実戦に相応しいダンジョンでもある。


「……周辺に反応はありません」


「わかった。前進開始」


 そうして進む事、五分ほど。リーンフォースが立ち止まる。よく見れば、フルフェイスヘルメットに僅かだが光の線が浮かび上がっていた。


「二時方向。魔力反応あり。数二、こちらに接近中。距離、十メートルをきる。事前情報と特徴照合……『シルフ』」


 彼女の製造目的は戦力の強化。それは単純な戦闘能力だけではなく、こうした索敵に関しても含まれている。


 高い五感を始め魔力感知、熱探知機能を搭載。あのヘルメットには完成した外部装甲にいれる予定の探知強化の専用魔道具が仕込まれている。


 なんともまあ、随分と多機能なものだ。流石レイラ。


 リーンフォースの言う通り、現れたのは二体の精霊。本来不可視の風が薄っすらと緑色の輪郭を得て、少女の様なシルエットを現している。


『シルフ』


 サラマンダーが火の精霊であるというのなら、シルフは風の精霊である。文字通り手足である風を操り、人を襲うモンスターだ。


『『アハハッ』』


 風の音が子供の笑い声の様に響いたと思ったら、突然の強風が襲ってくる。


 しかし、いずれも自分にまでは届かない。木の葉や小石が風で転がってくるがそれだけだ。全てリーンフォースの『抵抗』によりレジストされている。


「戦闘開始」


 かまいたちの類が放たれているだろうに、一切気に介さず彼女は両手に剣を握り切りかかる。


 牛の突進めいた攻撃は、しかしシルフ達に届かない。笑い声の様な風の音と共に動く奴らは、ひらりひらりとリーンフォースの刃を回避していく。


 並の覚醒者ではシルフ共に刃を当てるのは難しい。それほどまでにあのモンスターは素早いのだ。


 だが。


「『氷牙』」


 リーンフォースに気を取られているのなら、それ以外の攻撃はあっさりと届く。


 四本の氷の槍が瞬く間にシルフ達を串刺しにし、ほどける様にその輪郭が粒子となって消えていく。それを見ながら、リーンフォースに近づいて声をかけた。


「お疲れ。どうだった、初戦は」


「当機の『通常モード』の出力ではスピードが足りていません。同モンスターとの戦闘時は後方からの援護攻撃を前提に、盾として専念します」


「お、おう」


 労うつもりで言ったが、相手がゴーレムなのを失念していた。逆にこっちが面食らう。


 それにしても、『通常モード』、ね。


 自分も詳しくは知らないが、レイラ曰くフルスペックのリーンフォースは露見するとまずいらしい。というのも、『性能が高すぎる』のだとか。


 通常、覚醒者の手で作られたゴーレムの品質は精々『Dランク』相当。材料や作り手次第で、『Cランク』相当の性能にできるかどうか。それでも多数の制約が必要になる。


 だが、リーンフォースは通常時の戦闘能力すら『Bランク』相当。これを実現しているのは『白銀の林檎』の樹で出来たコアと燃料として注がれた果汁であるそうな。


 現状、これだけの性能を出せているカバーストーリーとして用意したのは『炎龍の逆鱗を材料に使ったから』である。あれは『B+』モンスターのドロップ品。大概の無茶なら通せてしまう。何より、アレを組み込んでいるのも嘘ではないし。


 だから、通常モードではない形態は『白銀の林檎』と『赤龍の逆鱗』両方の力が働いた状態となる。つまりカメラに映ったのを追及されたら誤魔化しきれない。


 ……実はリーンフォース。林檎を抜いても材料費だけでうん千万なのでは?おもに『赤龍の逆鱗』が原因で。ミノタウロスの角もだけど、『B+』のドロップ品はマジでやばい値がつくそうだし。


 やめよう。頼れる仲間兼彼女が増えた。それだけ考えよう。具体的な数字を計算しようとしてはいけない。


「よし、なら探索を続行しよう。リーンフォース、何か異常は?」


「問題ありません。任務続行は可能です」


「わかった。ならここからも前衛兼索敵を任せる」


「了解しました」


 そうしてまた、探索が再開した。


 ……どうでもいいけど、これもしかして僕いらない子?


 美女や美少女を引き連れてダンジョンに来ながら、ただ突っ立っているだけポジになるのではと、今更ながらに兜の下で冷や汗をかいた。


*   *   *


リーンフォース 種族:ゴーレム――所有者:大川京太朗


筋力:B 耐久:A 敏捷:C 魔力:なし 抵抗:B


異能

・なし


備考

 見た目は長い金髪に翡翠色の瞳をした美女。その実態はレイラの手で作られたゴーレムである。

 全身にダンジョン産のアイテムを使用。コアには『白銀の林檎』を用いている。そのため、通常のゴーレムと比べ数段上の性能を誇る。また、それ以外にも『炎龍の逆鱗』も搭載。用途は今の所不明。

 隠し機能あり。上記のステータスは通常モードのものである。普段、この性能は対外的には『炎龍の逆鱗』を材料にしたからと説明している。

 基本武装は『スパルトイの両手剣』。防具は未完成につき既存の物を使用。

 京太朗は『マイスター』、レイラは『ドクター』、それ以外は名前で呼ぶ。









読んで頂きありがとうございます。

感想、評価、ブックマーク。いつも励みにさせて頂いております。どうか今後ともよろしくお願いいたします。


Q.守護精霊に加えてゴーレムまで一緒にエッチする事に対して雪女はどう思いますか?

A.雪音

「正直引きます。ですが、それが旦那様の『ご趣味』というのなら受け止めましょう。それが雪女というもの。なにより、これでまた浮気される可能性が減ったと前向きに考える事ができます」

※人間だったら『僕と右手とラブド●ルとで4Pしてほしいんだ!』と夫に頼まれた様な状態。普通の感性持っていたら千年の恋でも冷めるレベルの変質者。


駄騎士さん家の千冬さん

「わかるよ、同胞。けどどんな時でもポジティブハート。浮気さえされないならどんな性癖もどんとこいの精神こそ雪女魂……!」

相原さん家のミチルさん

「あっはっはっは!あんたんとこの旦那もすごい趣味してんねぇ!まあ人間の女に正妻の座を取られる事はないって安心すりゃいいさ!」



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― 新着の感想 ―
逆鱗で作った魔道具を埋め込んだりするんかと思ってた、二度あることは三度あるって言うし...(
[気になる点] アンドロイド、ハード面はいいとしてソフト面はなんで人間的なのでしょう? 変に人間要素を入れてしまったせいで脳内でどう考えていいかわからなくて混乱してしまいます。(読み込み不足だったらす…
[一言] 面白いストーリーではあるけど過剰なまでのハーレム感で読む人を制限しているのがもったいない作品 普通は引く
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