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【番外編】ティアラとカイルのドレス選び

・小ネタが浮かぶので拍手用に作っていたものです。

・編集操作ミスりすぎて更新お知らせだけ広がってしまい大変失礼いたしました。

・短いお話ですが、気分転換に楽しんで頂けたら幸いです。


「この服のこの背中のデザイン、すごく可愛い…」


 ティアラはドレスのカタログを手に取り、目を輝かせていた。


「カイル様はどう思いますか?こっちのとこっち、どっちが可愛いですか?」

「そうだな……。こっちは可愛いけれど少し背中を見せすぎているし、あっちは胸元が…」


 眉を寄せそう呟く。ちょっと納得いかない部分があったようだ。


「じゃあ、こっちは?胸元は隠れてますし、肩だけ見せるデザインで今流行りなんですよ。半透明の生地とかも可愛いし…」

「うーん……確かに可愛いけれど」

「カイル様ったらさっきからそればっかり…。どれだったらいいんですか?」


(困ったな。ティアラならどれも似合いそうだけど、露出しているのはあまりな…。いや寧ろ誰にも見せたくない)


「ふふ、どれもティアラに似合いそうで可愛いかったからつい迷ってしまったんだよ」


 とりあえず、やんわり誤魔化すことにした。


「え、…うぅ。そ、そういう返し方は反則です…」


 顔を火照らせ、上目遣いに抗議する。その愛らしい反撃にカイルの心は大いに乱れた。ただし表情には出さないが。


(ティア…それわかっててやってるのかな?すごく心臓に悪いんだけど)


 表情を見るも、彼女はぽわぽわしてそれどころではないようだった。


(…いや、…無自覚だな……)


 実は…というか、座っていても彼の方が高いのでどうしてもこういう目線になってしまうのでティアラとしても故意にやっているわけではないのだ。


 けれども元々備え持った美しさと恋する乙女の表情が合わさってしまうと規格外な可愛さが生まれてしまうというわけなのだろう。


  しかし しかし…


(カイル様ったらそんな綺麗なお顔で優しく言われたら皆倒れちゃうってご存じないのかしら…。うう、すごい破壊力)


 こちらもこちらで、とても強い衝撃を受けて悶えていたのだった。


(うぅ……、かっこいい)

(はぁ……可愛くて困る)






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