三島夕夏 視点(2)
2021.8/8に後日談を投稿します。
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ゆっくりとだが、恋人関係が進展していく。
真司君と2学期の12月、あと数日で終業式、夕方の図書室内で古書の整理をし終わり、クリスマスの予定を立てる、あまりにも綺麗な夕日、私は学校の図書室ではあったが、彼と抱き合い、キスをした、そして彼の手が私の胸を触った時に、【ゴト】と音がして、我にかえり、直ぐに見渡すが人の気配はなかった。
音は確かにした、学校で見つかったら大変な事になる。これ以上ここでは・・・「卒業まではダメだぞ♡」と、言い、右手の人差し指で鼻の頭をツン!と突き、その場を誤魔化した。
冬休みのクリスマスには真司君の部屋でイルミネーションを飾った、この日は本当に楽しかった、思いっきりはしゃいだ。次の日、私の人生が大きく変わるとも知らずに。
次の日、コンビニで買い物途中に学校一のチャラ男で有名な笹山将市と、友人らしき男が話しかけてきた。
「三島夕夏ちゃんだよね~良かったらこれから俺と遊びに行かない~?」
「彼がいるのでごめんなさい。」
「そう言わずに、できれば2人で話したいな~」
「迷惑です!」
拒絶をしたが、笹山将市は携帯電話を出して画面を見せてきた、そこには図書室で真司君と抱き合い、キスをしながら胸を触られている画像が映し出されていた。
肩に手を置かれ、小声で私に耳打ちをし「この件で詳しく話したいな~」と、言い放つ。
私はガクガク震える中、笹山将市は友達を帰らせ、「誰かに聞かれるとまずいよね~いいとこ知ってるんだ~ついて来なよ~♡」と言い私を彼の家に連れ込んだ。
「この画像、不純異性交遊だよね~良いのかな~学校でこんな事をして~まだ俺しか知らないが、この画像どうしようかな~」
「消してください!!」
「無料で?都合がよすぎない?」
「脅迫ですか!!警察に通報します!!」
「いいよ~♡だけどその時は彼も道ずれだね♡あ~あ、これで彼も退学かな~♡」
「そ!・・・それは・・・」
「学校でこんな事をしてるからね~仕方がないよね~」
「・・・・・・・・・・どうすれば・・・・・消してくれるのですか?」
「ん~♡この写真の彼より、俺達が仲良くなったら?」
「そ!それは!」
「嫌だと言わないよね♡そんな事をしたら、彼も君も仲良く退学だよね~♡」
「・・・・・・・・・・・・」
「うん♡理解したようだね♡こっちが俺の部屋だから♡」
私は従うしかなかった、彼を守るために、裏切る事になろうとも。
面白いよ!
2021.8/8に後日談を投稿します。
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