077話 迷いの森?
077話です。
今日は《キュクロー村》に向かいます。
エ、迷いの森って聞いたけど、何で道が有るの?
077話
2068年8月16日(木曜日)
本日も外は灼熱(気温42℃、記録更新)の様です?
ちい先生が愚痴ってました(笑)
〔暑いって言われてもねぇ? 〕
ア、もうお昼の時間よね。
今日は何食べようかな?
〔ホント、ナニ食べよう?〕
いつもの通り、不思議冷蔵庫の中身をチェック♪
ウ~ン、(冷蔵庫の)気分は………麺類になるのかな?
〔各種、麺類商品が充実してます(笑) 〕
今日はそうめんにするか?
●保の糸が有るからね♪
〔素麺の定番商品だよね(笑) 〕
薬味は葱に生姜かな?
早速茹でて、頂きましょう♪
〔ズルズル、おいしいね♪ 〕
15時35分頃、もうすぐ時間です。
早速、今日もダイブイン♪
43日目、朝6時です。
今日もライムちゃん達の洗礼を受けてます。
〔お鼻で起こされるの最高♪ 〕
ユズちゃんのヘッドマッサージも完璧です♪
髪もサラサラです♪
〔ホント、リアルでも欲しいわ♪ 〕
サテ、リオンちゃんの所に行きましょうか。
今日は誰が起こすのかな?
〔恒例の行事になってるね(笑) 〕
ン、リオンちゃんの宿泊部屋の中には………既に庭鶏(♀、成体)さん達(3羽)が居ました。
アァ、トサカさんの奥さんトリオですか?
〔ソコには3羽の庭鶏さんがスタンバイ中でした♪ 〕
エ~ト、リオンちゃんは………何故寝てられる?
ファーファちゃんも起きてるのに?
〔ファーファちゃん、おはよう♪ 〕
サテ、今日は三重奏が聴けるようです♪
部屋の外から観ていましょう♪
〔これは………ヤッパリ王道の! 〕
「「「コケッコッコォ~♪(起きなさい~♪) 」」」
「ウギャァァァ? って何また庭鶏の鳴き声って、何で3羽? 」
「「「コケコココ♪(起きたわね♪) 」」」
「今日はトサカさんの奥さんが起こしてくれました。明日は誰かな? 」
「ホント、誰かな? 」
「今度は………マァ、オタノシミカナ? 」
「誰が来るのよ! 」
果たして明日は誰が起こすのかな?
ホント、楽しみです(笑)
朝食を採りにリンゴハウスのリビングに向かいます。
クック師匠が待ってます。
〔早速、作りましょう。リオンちゃん逃げちゃダメよ(笑) 〕
今日はこれから源さんに付いて行く形で《キュクロー村》まで行きます。
何でも、源さんファームで作った野菜類を販売に行くそうです。
〔大人気野菜だそうです♪ 〕
朝から源さんは畑で収穫しているそうです。
研修生の孤児院の子達との収穫です。
〔みんな早起きね。リオンちゃんも見習ったら(笑) 〕
次いでに商業ギルドで荷物の運搬依頼もこなすそうです。
アァ、例の貸出トラックの件ですか!
〔定期便だそうです 〕
次いでなので、生産ギルドで《クリン製薬店》宛の特許料免除手続きしたいので付いて行くことに。
他のメンバーは北門で合流する事になりました。
源さんとおじさんに付いて行き、街の中央に向かいます。
街の中央に各ギルドが有るそうです。
〔そうなんだ? 〕
東通りに冒険ギルド、南通りに生産ギルド、西通りに商業ギルドが有るそうです。
前に輸送ギルドも有ったらしいですが、商業ギルドに吸収合併したそうです?
〔ヘェ~ってそうなんだ? 〕
早速、生産ギルドの中に入ると………アレ、おじさんの顔が?
受付の人を見たら、イヤな顔になってるよ?
「いらっしゃいませ♪ 生産ギルドイースト支部にようこそ♪ 」
「………デ、あい変わらずの受付嬢の振りですか、トアギルドマスター? 」
「エ、この人がギルドマスター? 」
ホント、ギルドマスターさんは皆受付嬢の振りをするのかな?
「アラ、良いじゃないの(笑) どうせ今日には来るとオモッテ待ってたのよ♪ 」
「だからって、後ろの本当の受付嬢が泣いてますよ! 」
後ろの本当の受付嬢さんは………あきれ顔してますよ(笑)
「もう良いじゃないの(笑) それで何用かしら? 」
「私ではなくて、用が有るのはこの子ですよ 」
「初めまして、ミキと申しますトアギルドマスターさん 」
「アラ、噂のサリーさんのお弟子さんね♪ 生産ギルドイースト支部長のトアです。よろしくね♪ 何かレシピの登録かな? 」
「アノ~、セントラル東支部とアクアビレッジ支部で登録したレシピの使用許可の件でして……… 」
クリン製薬店での特許料を無料にする件を話す。
「エ、クリン製薬店での特許料の件? それではギルドカードを見せてね 」
何か機械の様な物にカードを差し込み調べるトアギルマス!
そして…………エ、?
「エ、ナニこのレシピは! 何で私に登録させてくれないのよ! 」
「イヤイヤ、ソモソモここまで来るまでの修行の結果でしょうが! 」
「だからって登録者の名前に何でカノンの名前が有るのよ! 」
どうやらカノンギルマスが登録者の名前が有るのが悔しいのかな?
「そう言っても6年前、私の物の登録を独占してませんでしたか、トアギルマス? 」
聞けば、当時おじさんが登録する時は、必ず受付嬢を退かして専属で登録してたそうです?
ソレって職権乱用では?
〔何をしてたの、トアギルマス? 〕
「良いじゃない、私が登録しても! 」
「だからってホドホドにしないと、それに後ろ? 」
「ナニよ、後ろって…………エェ~と手続きしないとね♪ 」
マァ、後ろの職員達に睨まれてましたけどね(笑)
手続きも終わったので裏口から出ると、コンテナを積んだトラックが待っていた。
この子が[こん]なんだ♪
〔この子が貸し出されていたハイブリッドゴーレムトラック[こん]なんだ♪ 〕
ヘェ~、コンテナを後ろに積んで運ぶんだ?
それで《キュクロー村》に行って積み替えるんだ?
「サァ、乗った乗った♪ 」
おじさんに言われるまま[こん]に乗り込みます。
中は、[くろ]達と一緒だね♪
〔同型だからね♪ 〕
このまま北門に向かうと、みんな待って居ました。
今回は、[こん]の他に[トラ]ちゃん、[くろ]、[ツバイ][ドライ]の5台でお出かけです。
〔ウ~ン、車がイッパイで良いのかな? 〕
源さんは[トラ]ちゃんに、おじさんと私たちが[こん]に、ワンコ小隊が[くろ]に、岩鉄さんと与作おじさんと白菜お兄さん、リンゴお姉さんとみこお姉さんが[ツバイ]に、きなこお姉さんとヨモギお兄さん、ミシンお姉さんが[ドライ]に乗って《キュクロー村》に向かうことに。
ちなみに、それぞれの獣魔達も一緒に乗っていますが、ライムちゃんは[くろ]の荷台に乗せてもらってます。
〔気持ち良さげに乗ってるライムちゃん♪ 〕
因みに、ninzinお兄さん達は源さん農場にて畑仕事と薬草園の整備、クランハウスの建築をするそうです。
ゆっくりと進む車列?
流石に森の中ではスピードは出せません。
〔マァ、それでも通れる程の道の様な道? 〕
おじさんが言うには、この森は《迷いの森》と言う場所で、パーティーで入ってもいつの間にか元の場所に出てしまったり、迷った挙げ句にトレントの奇襲を受けたりするそうです?
森に入ると、方向が分からなくなるそうです。
〔だから《迷いの森》なんですね! 〕
暫く森の中を進む一行。
そう言えば平気に進むよね?
「アァ、それはこのアイテムが有るからね♪ 」
おじさんが見せてくれたアイテムが有った。
[道標のコンパス(キュクロー村用) ]
解説:特定の場所まで案内してくれる案内アイテム
このコンパスは、《キュクロー村》と《イースト街》までの案内してくれる
注意:このアイテムは《迷いの森》内専用アイテムです!
《キュクロー村》の関係者のみに配られるアイテムです♪
価格:非売品(譲渡不可)
これは便利なアイテムですね。
これなら迷わないよね?
〔デモネェ~? 〕
「おじさん、どうして迷うのかな? こんなに轍ができてるのに? 」
走っている所には、道の様な轍ができていた?
これって一応道だよね?
「ウ~ン、何で道ができてるんだ? 前は獣道すら無かったのに? 」
おじさんが不思議がっていた?
後に判明したが、βテストが終了した後に《キュクロー村》までの輸送業務に[こん]を使っていて、ソレ以後6年間ずっと荷物を運んでいたらしく、そのせいでできた轍道だった。
〔ソリャ~、6年間も同じルートを通っていたら轍道位できるよね♪〕
道としては細かいアップダウンが多く、スピードは出せないけど、余裕で走れる位にはなっていた。
デモ、《迷いの森》で道が有っても良いのかな?
〔これでは誰も迷わないのでは? 〕
「おじさん、この道が在るから迷わないのでは? 」
「ウ~ン、どうだろ? ただ道沿いに歩けば迷わないけどね。果たして普通に通れるかだよね? 」
おじさん曰く、運営がそこまで優しくは無いんだって?
恐らくは………って早速何かが来たらしい?
「ウ~ン、森林狼カナ? 」
リンゴお姉さんとみこお姉さんが屋根から顔を出したと思ったら、徐に弓を構えて………矢を放っていた?
遠くで………
゛キャン!×2 ゛
゛ピチュン♪×2 ゛
遠くで倒したらしい?
この後、もう一度矢を放って2匹程倒したらしい。
そして近付く2匹の狼は与作おじさんが一人で相手していた。
〔余裕で倒す与作おじさん♪ 〕
「流石にβの時よりは強くはなってるわね? 」
「そうね、あい変わらず額に当てれば倒せるのは良いことよね♪ 」
「ソレ言えるのリンゴさん達だけだろ? 」
何か怖いことを言ってるリンゴお姉さん達と呆れる与作おじさん。
どっちもドッチですよ(笑)
〔ホント、強いよね? 〕
「サテ、そろそろかな? 」
エ、何が?
「おじさん、何か有るの? 」
「βの時は、ここ《迷いの森》の中にはフィールドボスは居なかったんだよ。単に勝手に迷子になってたからね(笑) ただ、正規版になってこの道(轍道)が在るだろ? そうなると………ン、なんだアレ? 」
おじさんが前の方を指差すと、前方に大きな木が在るね?
しかも周りの木と比べても大きく、何故かワシャワシャしてる様に見えてるよね?
「チィ、マタかよ! 全車停止だ! 」
おじさんが止まれと叫ぶ?
止まった車列から出てくる皆さん?
「なんだ龍さん? ………アァ、アレか! 」
「エ、またアレ? ホント、勘弁してよね! 」
「βの時と同じかな? まさかのフィールドボス採用って! 」
「エ、おじさん? アレって何? 」
おじさんの説明によると、前の大きな木が擬態している[トレント]で、この先に行くと襲われるだろうと?
しかも、フィールドボス仕様の[レッサーエルダートレント]だそうです?
〔β当時にも出た、木の魔物だそうです? 〕
ア、[鑑定]!
魔物名:レッサーエルダートレント
名前 :---
性別 : ?
ランク:B
レベル:60
HP :1000/1000
MP :1000/1000
SP :90/100
状態 :守護
スキル:[風魔法]
[葉手裏剣]
[ドレイン]
[光合成]
[擬態]
[巻き付き]
[鞭術]
[移動]
解説:エルダートレントに成り損ないの個体
エルダートレントに追い出されて現在
位置まで移動してきたばかり
現在は擬態して獲物を待っている状態
近付いてきた獲物を襲う!
基本攻撃は遠距離では独自の風魔法等
での攻撃をする
近距離では蔓を伸ばして相手に巻き付
かせてからのドレイン攻撃をする
又は鞭の様に打ち付ける
そして弱った所でかじりつく
注意:なお現在、取り巻きのトレントが複数
近くで擬態している状態です
レッサーエルダートレント自体は、ま
だ見付かって無いと思ってます?
「普通そのまま出すか? 」
「ウ~ン、どうだろ? 」
「デ、取り巻きも? 」
「ウ~ン、複数居るけど通常の[トレント]だな? [トレントリーダー]は居ないな? 」
エ、周りの5本の木も[トレント]だそうです?
エ、幹に顔の様な模様が有る木がですか?
〔ア、確かに顔っぽい模様が! 〕
「最初のボスは[レッサーエルダートレント]で次からは[トレントリーダー]になるのでは? 」
「そのパターンだろうな? 」
「それでドウスル、与作(笑) 」
「「「勿論、突撃よね、与作(笑) 」」」
「何でだよ! 」
もう、リンゴお姉さん達の与作おじさん弄りが定番になってるよね(笑)
「で、どうするんだ、与作? 」
「ウ~ン、[レッサーエルダートレント]だけでは無いだろうな? 普通に[トレント]の群れだろ? ただ、規模だよな? オーク軍団パターンだと面倒だぞ? 」
「ジャ、与作よろしく♪ 」
「「「与作、突撃よ♪ 」」」
「ダカラ、ナンデダヨ! 」
こうして戦いを始める事になった。
077
相変わらずのリオンちゃん(笑)
リオン→何で普通に起こしてくれないの?
ミキ→エ、普通でしょ?
ネーヴェ→エ、普通でしょ?
コッコ→エ、普通でしょ?
リオン→………普通って何?
アレ、起こし方の普通って何だろうね?
生産ギルドにて?
トアギルマス→何でカノンに取られるのよ!
龍さん→散々私の担当になってたんだから良いでしょうが?
ミキ→エ~ト、ドウイウコト?
マァ、生産ギルドの裏側(闇?)の話だからね(笑)
サァ、出発です♪
ミキ→今更だけどおじさん、車って良いの?
龍さん→ヨ、良いんじゃないの?
与作→今更だろうな、運営は?
リンゴ→気にしたら負けよ?
ミキ→良いのかな?
運営A→ホント、龍さんの車両って良いのかな?
運営B→マァ、今更だけど仕方が無いよな?
運営C→それに持ち越し無しでも作っちゃうだろうからネェ~?
運営D→オートマトンの車作っていたしね?
SGM→マァ、一応売買禁止にしてるから?
今だ運営は悩むと言うか、一般のPC達にどうしたらお気楽移動方法を見つけられるのか?
マァ、馬車等の発見を待つのかな?
3月投稿です。
今回は《キュクロー村》に買い出しに行きます。
その前に、何でレッサーエルダートレントと戦うとかきついだろ!
今月は4話投稿予定です。




