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002話 キャラクターメイキング

002話です。


今日から始まる冒険の旅!


その前にキャラクターを作りましょう。


獣魔スロット回転♪


002話


2068年8月1日(水)

午後3時前………


「さて、宿題も終わったし、早速始めて見ようかな♪ 」


私はVR世界の自分の部屋の中に居る。

部屋にはベットとベット? テレビにPC付きの机、ちょっとしたキッチンが有った。

〔私の部屋+必要最低限の設備らしい? 〕


ベットが2つ有るのは普通のベットとVR専用ベットが有るためだった。

VR専用ベットは高級品(約75万!)の方で私が退院した時には同じベットをおじさんが用意してくれるって言って再現してるんだって。

〔でも実家の私の部屋に入るかなぁ? 〕


さて、実際にやってみようかな!

確かリアルと同じだって言ってたしね。

〔早速ベットの中に入って見よう 〕


え~と、ヘルメットみたいなヘッドギアを被って、ベットに寝て、リラックスして、ダイブイン! って言うのよね?


「それじゃ、ダイブイン♪ 」


すると最初に気が付いた所と同じ白い部屋の中に立っていた。


「ようこそ、〔Freedom World Online〕の世界に♪ 」


あ、かわいい妖精さんだ!

確か案内役の妖精さんだよね?


「よろしくお願いしますね、かわいい妖精さん♪ 」


「………はい、よろしくお願いいたします。先ずは、あなたのお名前を教えてください 」


え~と、実名はダメだっておじさんが言ってたよね?

でも思い付かないしなぁ~。


「それじゃ、"ミキ"で? 」


「………重複無し。プレイヤー名を"ミキ"様で登録しますか 」


目の前に、"yes/no" って表示が出たね?


「ミキでお願いします 」


「プレイヤー名、"ミキ"で登録しました。次に容姿を設定してください 」


少しは代えた方が良いよと言われたしね。

髪はロングの銀髪にして目は青くしておこうかな?

〔あまり変えると変になるって言ってたしね 〕


「これで良いのかな? 」


「………なかなか似合ってますよ。次に種族を決めてください 」


えへへ、そうかなぁって思った先に目の前に種族の一覧が出たね。

ヘェ~、色んな種族が有るんだ?

〔猫人族に犬人族等の獣人さん、ファンタジー定番のエルフにドワーフにコボルトさん、変わった所で魚人族ってなんだろう? 〕


「どうしようかな? ン、ランダムって何? 」


最後にランダムって書いてあるね?

種族名では無いよね?


「………ランダムは自動で種族が決まる………まぁ、スロットですね 」


「スロットかぁ~ 」


「………でもスロットの中にはレア種族も有りますけどね。もっともほとんどの方は人族になってますね 」


ヘェ~、レア種族かぁ。

ちょっと気になるな?

〔それなら……… 〕


「ランダムでお願いします! 」


「………エ、ランダムですか。後で代えられませんけどよろしいのですか? 」


「いいです! お願いします 」


「わかりました。ではランダムスロット、スタート! 」


目の前に種族が書かれたボードが現れて縦に回り始めた。


「目の前のボタンを押せば止まりますよ 」


ボタンが現れた。

よし、早速押そう♪


「ポチ♪ 」


すると回転が徐々に遅くなっていき、あるボードで止まった。


「おめでとうございます。レア種族"九尾族"が当たりました♪ 」


「エ、九尾族ってどんな種族ですか? 」


「特殊な獣人種族で狐人族の上位種族ですね 」


確かに獣人族のリストのは狐人族さんが有ったけど?


「元々魔法適正が低い獣人族系の中で唯一魔法特性が高い狐人族の中で更に魔法特性が高くなった種族ですね 」


ヘェ~、獣人さんなのに魔法が使えるんだ!


「ただし、魔法適正が高い代りに獣人族が得意な体力系が低く重装備も付けられませんし、精々服装備が限界なんですよ。普通の狐人族なら軽装革鎧までだったら装備ができますのに 」


なるほど、物理攻撃と防御がカラッキシらしい?


「あと、この九尾族は成長すると最終的には尻尾が9本になりますよ 」


エ、尻尾が9本に?

それだと邪魔にならないかな?


「尻尾が9本だと邪魔になりません? 」


「一応、仕様で邪魔にはなりませんよ。それに戦闘時にアシストしてくれるかもですね 」


ン、そうなのかな?


「では、九尾族でよろしいですか。もしも嫌なら人族でスタートできますけど? 」


面白そうだから良いかな?


「ウン、九尾族でお願いします 」


「それでは九尾族に容姿を変更します♪ 」


すると私の体がモフモフになっていった!

見たらかわいい銀狐さんになっていた♪


「あれ、尻尾は1本ね? 」


「最初は狐人族と容姿はあまり変わりませんね。成長すると尻尾が増えていく仕様です 」


なるほどねぇ。

あ、尻尾も動かせるんだ♪

〔うん、かわいい♪ 〕


「それでは九尾族の容姿はこれで良いですか。一応、多少のカラー変更はできますけど? 」


今の姿は銀色の体毛に青い目の狐っ子だった。


「ウ~ン、かわいいから変更なしで 」


「そうですね、その方がかわいいですから。では次にステータスを設定します。今回、種族毎の基本ステータスは決まっていますが、基本はマスクデータとしています。理由は極降りして動作がおかしくなる場合が有るためです。その為に最低限のステータスは設定済みです。そのステータスに+100ポイントを追加する形となりました。では、ステータスを決めてください 」



最初、運営は全てのステータスをプレーヤーに決めてもらうようにしていた。

これは、βテスト時のアンケートで設定を自分で決めたい! 極振りしたり、バランスよくふりたい! といった要望が多かった為だ。

〔かなり多かった様です 〕


運営で全部設定できるようにテストした結果、ST(攻撃力)等をを0にしてINT(知力)を極フリした場合、杖も持てず全く魔法が使えない(魔法発動体が使えない為)と言う現象がおきていた。

また、VIT(防御力)も0なので装備を着たら重くて全く動けず、冒険どころじゃなかった。

〔まぁ、力が無ければ装備できても動けないよね(笑) 〕


結果、基本設定を決めて、振らなくても最低限は動かせる様に設定した。

ただ、種族別に基礎設定は変えていた。

〔そうじゃないと種族別にした意味が無いからね 〕


参考に人族の場合の基礎初期値は………


HP :100

MP :50

ST :10

VIT:10

INT:5

MND:5

AIG:5

DEX:10

LUK:5


注意:ST以下はマスクデーターです。



HP :生命力(体力:無くなると死に戻りに)

MP :魔法力(魔力:無くなると魔法が使用不可)

ST :攻撃力(筋力:装備重量に関係)

VIT:防御力(体力:HP回復に関係)

INT:知力値(魔法効果:MP管理に関係)

MND:魔法防御力(魔法効果:MP管理に関係)

AIG:速度値(移動速度:攻撃力に関係)

DEX:器用値(製作補正.攻撃補正等に関係)

LUK:幸運値(イロンナトコロに関係)



………だ。

獣人系は脳筋より、エルフは魔法よりと設定して有った。


問題は九尾族の初期値は………


HP :50

MP :100

ST :3

VIT:3

INT:10

MND:10

AIG:7

DEX:7

LUK:10


………こんな感じ。

まぁ、エルフ族に設定が近いけど、ST、VITがエルフ族よりも低いのだ。

〔獣人族系では最低値だったが 〕


基本ステータスはプレーヤー側には公開されてないので実際はどうなってるかはわからない様になっていた。

まぁ、イメージ通りにはなっている筈です。

〔公開の予定も無かった 〕


勿論、ミキちゃんはその事を知らない。



「それじゃ………ってよくわからないのよね? 妖精さん、どうしたら良いかな? 」


「………そうですね、やりたい事にもよりますね。ミキ様は何がしたい事は有りますか? 」


「ウ~ン、私は……… ゾウさんに乗りたい♪ 」


「………ハイ? ゾウさんって象ですか? 」


「そうなの。ゾウさんに乗って旅がしたいんです♪ 」


ウフフ、私は保育園に通ってた頃、遠足で行った動物園で見たときからゾウさんが大好きで、いつかは乗ってみたいなって思ってたんだ。

だからゾウさんの大きなヌイグルミをおじさんがプレゼントしてくれた時は嬉しかった。

〔だからその時からおじさんは大好き! お母さんは邪魔ってよく怒ってたけど! 〕


「………それならばMPとINTを上げておくのをオススメしますね 」


「どうしてですか? 」


「次に選ぶスキルの関係ですね 」


「そうなんだ? それじゃぁ……… 」


この様に決めました。


HP :50

MP :100 (+50)

ST :

VIT:

INT:(+50)

MND:

AIG:

DEX:

LUK:


言われた通りにMPとINTに50づつ降ってみた。


「これでよろしいですか? 」


「ハイ、良いですよ 」


「次にスキルを選んで貰います 」


目の前にスキル一覧が並んだ。


戦闘系:剣術、盾術、槍術、短剣術、弓術、………


魔法系:火魔法、水魔法、風魔法、土魔法、………


生産系:鍛治、彫金、被服、革加工、製薬、………



以外と多いのよね。


「それでさっき言った必要なスキルって何? 」


「その前にすみません。ミキ様には本来は10個選べるのですが、レア種族の為に既に固有スキルで3スキル分が埋まってます。なのであと、7スキルを選ぶ形となります。すみません 」


「エ、そうなんだ。その3つって何? 」


「ハイ、その3つは[九尾魔法][幻影][気配遮断]の3つです 」


[九尾魔法]:九尾族固有スキル

      9種類の魔法が使える。

      尻尾が増える度に使える魔法が増える。

      最初は火狐(ファイヤーボール相当)

[幻影術] :九尾族固有スキル

      相手に幻影を見せる事ができる。

      [隠遁]の上位版。

      レベルが上がれば姿を隠せる。

[気配遮断]:全く気配を感じさせない。

      相手が[気配探知]を持っていてもこちら

      のレベルが高ければ探知されない。


何か凄いスキルの様な?


「凄いスキルですね? 」


「そうですね。設定ややり方次第ですけど最高の暗サ……… さっきのオススメとは[テイム]ですね 」


今、暗殺者って言いかけてなかった?

まぁ良いけどね。


「所で[テイム]って何ですか? 」


「[テイム]は魔物、モンスターを仲間にするスキルですね。かわいい子からドラゴンまで頑張れば[テイム]できますよ。頑張れば♪ 」


何か有りそうな?

おじさんもそんな事言ってた様な?


「いきなりドラゴンは[テイム]できませんよね? 」


「そうですね。流石にいきなりは無理です。それに[テイム]する条件も色々と有りますけど、教えることはできません。自分で工夫して獣魔をゲットしてくださいね 」


ヘェ~、ドラゴンをテイムする方法が在るんだ!

興味は無いけどさ。


「わかりました。それじゃぁ……… 」


私は、[テイム][杖術][短剣術][鑑定][革加工][裁縫][料理]と決めた。

私の種族は魔法寄りだし[杖術]は持っておくとして近接には[短剣術]位は持っていた方が良いよっておじさんが言ってたしね。

〔おじさんは魔法使いでも近接攻撃手段が無いと困るよって言ってたけどね? よくわからなけどね(笑)〕


後は[鑑定]もっておくと便利と言ってたし、[裁縫]と[料理]は元々リアルでも得意だから取って、ゾウさん用の鞍位は作りたいから[革加工]も取ろう。


「これでお願いします 」


「ハイ、承りました。それでは、[テイム]スキルを取りましたので最初のモンスターをスロットで選べます。なお、選んだ獣魔の変更はできません。嫌な獣魔の場合は取得拒否もできますがその場合は獣魔無しでスタートとなります。スロットを回しますか? 」


「エ、最初に貰えるんですか? 」


「はい、実はβテストをしていた方で獣魔を育てていた人達が、引続き同じ獣魔を育てたいと言う人達が居まして一応、スロットを回すか前の獣魔を選ぶかができるようになってます。今回、始めての方にも獣魔をと今回ランダムスロットで決めて貰うこととなりました。スロットを回しますか? 」


「回してください! 」


すると目の前にまたスロットが現れた。

最初のマスがスライムだったけど?


「それではスロット、スタート! 」


勢いよく回るスロット!

目の前にはボタンが現れた!


「さぁ、押してください! 」


「ゾウさん、ゾウさん、来い! 」


私はボタンを思いっきり押した!

ゆっくりと回って行くスロット………


「ゾウさん、ゾウさん、ゾウさん、……………… 」


あぁ、スライムに止まりそう………次に回った? 止まった?


「おめでとうございます。獣魔は[フォレストエレファント]と決まりましした! 」


ん、[フォレストエレファント]って何?



002

ミキ→象さん、ゾウさん、ゾウさん来い!

妖精さん→おめでとうございます。フォレストエレファントです!

ミキ→フォレストエレファントって何?

妖精さん→一応象さんですね?

ゾウさん→パオ?

ミキ→ワーイ、ゾウさんだぁ~♪


大好きなゾウさんが当たったミキちゃんだった。



運営A→オイ、レアキャラとレア獣魔が出たぞ!

運営B→大丈夫かな? 一応、SGMに報告を!



運営も驚いた様ですね。



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