表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

23/175

019話 薬草泥棒?

019話です。


ninzinお兄さんの畑が!


誰よ、こんなひどい事するのは!

019話


11日目、朝6時です。


「パオ~ン♪ 」


またライムちゃんのお鼻でつつかれてます。

レモンちゃんもですか♪

〔かわいいから良いけどね♪ 〕


(お早うございます♪ ミキさん )


「みんなおはよう♪ シルフィさん、何か有りますか? 」


(特にありませんね。まぁ、今日も新規の旅人さんが多いですね )


「そうなんだ? 」


早速、起きて朝食作りです。

ブロッコリーお姉さん、レタス千切ってね。

〔私はボアハムを薄く切っていきます 〕


そしてできたのが[ボアハムサンドウィッチ黒フリトを添えて](評価:A)ができました。

早速、朝食で食べましょう。

〔匂いも良いし美味しいです♪ 〕


おじさんも来たので実食です。

"ウマイ♪"っておじさんが言ってます。

〔サリー師匠は黙って黙々と食べてます 〕


ライムちゃんもスノウちゃんもバクバク食べてます。

シルフィさんもよく食べてます。

〔本当に何処に入るんだろう? 〕


朝食も終わったので早速、ninzinお兄さんの畑に向かいましょう。

勿論、ブロッコリーお姉さんのお弁当を持ってね。

〔フレキ君の分もね 〕


畑に着くと…………エ、どうなってるの?

畑が荒らされていた?

〔どうしてこうなったの? 〕


「どうも夜中に薬草泥棒が入ったらしいです。今朝来たら既にこの状態でした 」


「ninzin師匠、僕が見張っていれば……… 」


「いや、かえって危険だろう。さて、どうしたものか? 」


野菜には目もくれず、薬草だけが取られていた!


「おじさん、普通に他人が畑に入れるの? 」


「う~ん、その辺はどうだろうね? 」


(お答えします。街中の総合ギルドでのレンタル畑は基本関係者以外は進入不可です。タダ、ninzinさんのこの畑はNPC農家よりのレンタルの為に進入が可能でした。その為に入られたと思われます )


「なるほどねぇ。すると犯人はPCの可能性も有るんだろうな? 」


「野菜や肥料置き場には手を出してないので恐らくはPCでしょうね? 」


(恐らくは。一応、衛兵に被害届け出しましょうか? )


「そうするか、ninzin。賞金首でも賭けるか? 」


「そうですね。やられっぱなしも悔しいですからね 」


「そうだな、後見張り小屋でも建てるか。交代で暫く見張れば尻尾位掴めるかもね 」


「取りあえずは畑の復旧しようか? 」


この後、僅かに残った薬草を回収して畑を耕す事に。


「おい、ninzin。若い薬草も取られてるな? 」


「そうですね。明日の収穫分もやられていますね? 」


「さすがに昨日蒔いた分は無事だな 」


「あ、そうか! え~と、やられたのが約20株分だから………龍さん、ちょっと総合ギルド行ってきます 」


「まだ納品してないかも知れないが気を付けろよ! 」


ninzinお兄さんは走っていったけど?


「おじさん、どう言う事? 」


「つまり、犯人がPCの場合、薬草を盗んだらどうする? 」


「エ、………ア、総合ギルドで売る? 」


「恐らくはね。もしかしたら調薬店に直接売ってる可能性も有るけど。それで犯人は特定可能だがそれでは証拠が無いからね。後は現行犯だけだろうな? さて、どうしたものかな? 」


「おじさん、どうするの? 」


「取りあえずは畑を耕そう。後はninzinが戻ってきてからかな? 」


暫くしてninzinお兄さんが戻ってきた。

衛兵のおじさん達と!

〔そして始まる事情聴取! 〕


結局、被害届けは通り捜査と犯人が特定された場合は賞金を懸ける事となった。

一応、自分達で捕まえる事も良いそうです。

〔その場合は衛兵さんに一報する事と 〕


この後は、サリー師匠の店に納品と報告に行ったらサリー師匠が激怒していた!

そしてサリー師匠も犯人を捕まえると言って工房に入っていった?

〔何だかやな予感? 〕


次に冒険ギルドに向かった。

昨日のオークションの結果を聞きに。

〔どうなったんだろうね? 〕


冒険ギルドに入ると早速、ワリッカさんに呼ばれた。


「ミキちゃん、高く売れたわよ。早速、入金しますからギルドカードを! 」


ギルドカードを渡すと直ぐに入金してくれた。

カードを受け取って入金額を見たら……………え~と、何この金額は?

〔〇の数が多くない? 〕


内訳を聞くと………


[黒フリト] :大1個2,000,000G×3個

      小1個1,000,000G×3個

[白フリト] :小1個3,500,000G×2個

[熊の手] :2,500,000G

[ビックマッドボアのメイス杖(土)] :1,000,000G


合計:19,500,000G

手数料:▲1,950,000G(売上の1割)

手取:17,550,000G


………え~と結構な値段になったね?


「ワリッカさん、結構な値段になりましたね? 」


「そうですね。やっぱり珍しい食材はそれなりの値段になりますからね。本当に久し振りの出展でしたからね、特にフリトはね! 」


「お、おじさん、ど、どうしよう? 」


「まぁ、ninzinとカジキには分け前を渡せば良いさ。もっとも受け取るかな? 」


「アレ、ninzinさんとカジキさんは? 」


「ワリッカさん、実は………… 」


薬草泥棒の事を話すと!


「そんな事が有ったんですか。冒険ギルドでも注意しておきますね 」


冒険ギルドでのお話も終わって畑に戻るとナゼかOSIOKI戦隊のワンちゃん達が来ていた。

何かを捜査してるみたいな?

〔畑の回りに杭を打ち込んでるね? 〕


ninzinお兄さんに聞くと特殊なセンサーを設置してるんだって?

何だか大変な大事になって来てない?

〔運営さんが動いてるって? 〕


『まさか早くも畑泥棒が出るとはねぇ? 』


探偵の格好をしたジャッジさんがいた?

何故探偵?


「え~と、何でジャッジさんが? 」


『アラ、ミキちゃんこんにちは。捜査の為よ』


「ジャッジさんが捜査をするの? 」


『そうね、最近暇なのよ。GMコールも少ないしね 』


え~と、暇なのと言われても………


『まぁ、犯人にはキツイOSIOKIをしますからね♪ 』


本当に大事になってます!

ア、おじさん達が目を反らしてる?

〔何だろうね? OSIOKIの何かを知ってるのかな? 〕


おじさん達は何かコソコソ話し合ってるね?


『犯人は公開OSIOKIしようかしらね。それじゃ捜査に戻るわね♪ 』


そう言ってジャッジさんは消えていった?

ワンちゃん達も何処かに行ってしまった?

〔どうなるんだろうね? 〕


この後は、畑の隅に作業小屋兼見張り小屋を作る為に木材の調達に向かうことに。

木材は、森の木を切り倒す必要が有るそうです。

〔売ってもいるが高いんだって。自分で取ってくる分はタダだって 〕


ninzinお兄さんは畑の修復をするそうです。

早速、森に向かいましょう。



門を出ると草原には沢山の人達が狩りをしているね。

今日から始めた人達かな?

〔みんな初心者装備だしね 〕


おじさん達と森に向かうと早速木を切り倒す事に。

おじさんとカジキお兄さんが木の採取で私が見張りをすることに。

〔私は筋力が有りませんので(笑) 〕


おじさんとカジキお兄さんは斧で木を切り倒していた。

倒した木を枝打ちして丸太にしてから、おじさんが木に手をあてると魔方陣が発生してみるみる乾燥していくって?

〔あれって[錬金術]だよね? 〕


「おじさん、それは? 」


「[錬金術]の[分解]を使った水分を抽出してるんだよ。木材は乾燥させないとね 」


そんなやり方が有ったんだ?

それなら!


「おじさん、私もできるかも? 」


「ア、そうだね。それじゃ頼もうかな 」


こうして私が木材の乾燥をしていくことに。

乾燥した丸太はおじさんが作ったマジックバックに入れていった。

〔え~と、長さが10mは有る丸太が入ったよ? 〕


おじさんに聞くと"そういう仕様だからねぇ"と言われても………

ほんと、どんだけ入るんだろう?

〔どうなってるんだろうね? 〕


取りあえず入るだけ入れて持って帰ることに。


「与作さんが居たら喜んで刈り取るだろうね? 」


「与作がねぇ。あいつ仕事が忙しいらしいらしいからな。もっとも日曜日には来るだろう、多分? 」


「エ、そうなんですか? 」


「日曜日から夏休みらしいからな? 」


おじさんの知り合いなのかな?



街に戻るとninzinお兄さんの畑はある程度もとに戻っていた。

新しい畝もできていた。

〔フレキ君も頑張った様です 〕


お昼になったのでお弁当タイムです。

ninzinお兄さんにブロッコリーお姉さんのお弁当を渡します。

〔今日は美味しいわよ♪ 〕


ninzinお兄さんが涙を流して食べてるよ?

そんなにおいしかった?

〔特製だからね。私は味付け以外は手を出してないので 〕


[黒フリト]入りは評判が良かったです。

匂いも良いしね。

〔ボアハムも美味しくできたしね♪ 〕


午後からは取ってきた木材を使って柵と作業小屋を作ることに。

私は薬草の水やりを手伝いつつ野菜の収穫を手伝います。

〔野菜はどれも美味しそうです 〕


取れた野菜は孤児院に持っていくのでリアカーに載せます。

このリアカーはおじさんが持ってる予備をフレキ君にあげたんだって。

〔おじさん優しいね 〕


おじさん達は作業小屋と柵を作るので私はフレキ君と孤児院に行くことに。

おじさんが行ってみなさいと言うので?

〔何か有るのかな? 〕


孤児院に着くと、元気一杯の子供達が遊んでいた。

フレキ君と行くと子供達が集まって来た!

〔みんなに興味津々と見られてるよ? 〕


「フレキお帰りなさい。おや、その子はどなたかな? 」


「僕が手伝ってるninzin師匠の知り合いで……… 」


「はじめまして、私はミキといいます。この子はライムちゃんです。今日はフレキ君のお手伝いで来ました 」


「それはそれは。私はここの孤児院の院長をしていますトリノと申します。よろしくね、ミキさん 」


リアカーから野菜を卸していたらライムちゃんがいない?

探したら孤児院のちびっこ達と遊んでいた?

〔背中に小さい子を載せて楽しそう♪ 〕


私は台所を借りておやつを作ることに。

材料も有るのでクッキーを作ることに。

〔野菜が入った野菜クッキーを作ろう♪ 〕


生地を捏ねていき、延ばして四角くカットしていく。

それを鉄板に載せて竈で焼いていきます。

〔年長の女の子達も手伝ってくれます 〕


焼き色を見てできたら出して次の生地を焼いていきます。

沢山焼かないとね。

〔この孤児院には30人ほど居るそうです 〕


焼き上がった野菜クッキーを分けていきます。

一人5枚づつにはできるかな?

〔次々と焼いていきます 〕


3時になったのでちびっ子達を呼んでおやつタイムです。

みんな美味しく食べてくれてます。

〔美味しく食べてくれて良かった♪ 〕


「まぁ、美味しいクッキーをありがとうございます。お礼にミキさんには[生活魔法]を教えてあげましょう 」


「エ、[生活魔法]って何ですか? 」


「[生活魔法]は普段の生活に必要な魔法の総称の様なものかしらね? 例えば、[トーチ]! 」


トリノさんの指先が燃えてるよ!


「これで竈に火を付けたりね。他にも[ウォーター]や[ウインド]など使えるわよ 」


聞くと生活に必要な魔法の総称らしい?

確かに生活には便利よね。

〔サリー師匠の所は魔導キッチンだったけどね 〕


折角なので教えてもらいました。

簡単な講習で覚えられるって………

〔良いのかな? 〕


"ピコン♪ "


【[生活魔法]を習得しました♪】


本当に簡単に覚えてしまった。


「トリノさん、ありがとうございます 」


「良いのよ。それにその象さんも遊んでくれましたからね 」


ライムちゃんはクッキーを食べ終わったらまたちびっ子達と遊び始めたよ。

ライムちゃんに載るのが楽しいみたいね。

〔もう少し大きくなれば鼻ブランコもできるのにね 〕


そして夕方までちびっ子達と遊んでから畑に戻るとそこには立派な作業小屋?(ログハウス風)と畑の回りには柵が出来ていた。

〔作るの速くない? 〕


「お帰り、ミキちゃん。どうだい、立派な作業小屋だろう! 」


「建てるの速くないですか? 」


「スキル[中級木工]を持っていればこの位は建てられるよ。もっとも本格的に家を建てるのなら[木工]育てて[上級木工]から[木造建築]を覚える必要が有るけどね 」


ヘエ~、お家も立てられるんだ?

結構自由にできるんですね?


「ミキちゃん、さっきサリー師匠の熊の[使い魔]が来てメモに警備員を送るって? 何か聞いてる? 」


「私は聞いてませんけど? 警備員? 」


一体何だろうね?

おじさん達は今日は作業小屋に詰めるそうです。

〔今晩も来るだろうからって、来るかな? 〕


私はサリー師匠の店に帰って夕飯を作ることに。

後で夕飯を届けようと思います。

〔ninzinお兄さん、お楽しみに♪ 〕


今日は皆の獣魔を預かることに。

みんな付いてきてね。

〔ライムちゃんの上にスノウちゃんが乗って、ボタンちゃんとフィッシュちゃんが後を付いて来ます 〕


サリー師匠の店に着くと………?

え~と師匠、その人形達は何?

〔1m程の人形軍団(6体?)が出発していった……… 〕


「え~とサリー師匠、アレは? 」


「フェ、フェ、フェ、畑の警備員さ 」


「サリー師匠の[使い魔]ですよね? 6体も? 」


「フェ、フェ、それぐらいは必要さね。さて、もう夕飯時だから、作っておくれ 」


何だか誤魔化された様な?

台所に向かい早速作りましょう。

〔今日はスープ系にしようかな? 〕


早速、ブロッコリーお姉さんとレッツクッキングです♪

おじさん達の差し入れ分も作ります。

〔うん、だいぶブロッコリーお姉さんも包丁使いが上手くなってきたね 〕


バスケットに色々と詰めていきます。


「ブロッコリーお姉さん、これをninzinお兄さん達に持っていって♪ 」


「エ、これを? 」


「今日は畑を見張るんだって。だから差し入れですよ! 」


「そうなんだ 」


「だから差し入れ行ってたまにはninzinお兄さんと食べたら♪ 」


「もう、ミキちゃんは気を使わないの♪ 」


ブロッコリーお姉さんはニコニコで出掛けて行った。

スキップしながら行きました♪


「フェ、フェ、フェ、ミキちゃんも気を使うとはね(ニヤニヤ) 」


「たまには気分転換も大事ですよね? 」


「まぁそうじゃのう。わしらもいただこうかのう 」


夕飯を美味しく頂きました。

預かったちびっ子達も沢山食べました。

〔みんな張り合わないの! 〕


暫くしてブロッコリーお姉さんも帰ってきました。

すごくニコニコです♪

〔デートは良かった様です 〕


さて、みんなをお風呂に入ってから寝ましょうか。

ハイハイ、みんな仲良く寝ましょうね。

〔みんなお休みなさい♪ 〕






生活魔法について

βテスト時にはある程度のお布施や教会のお手伝いで習得できるスキルでした。

今回も同じようにお布施(計1,000,000G以上の金貨又は物納)か教会のお手伝いで習得可能となりました。

その他にも色々と有るのだが、大体は教会関係のクエストをクリアすればついでに習得できます。


[生活魔法一覧]

(属性)魔法名:効果       :利用方法の例

(火)トーチ :薪に火を着ける  :煮炊きの火つけに便利

(水)ウォータ:水が出ます    :飲料水他に便利

(風)ウインド:そよ風を吹かせます:暑い時に便利

(土)スポット:小さな穴を掘ります:ゴミを捨てるのに便利

(氷)アイス :小さな氷を作ります:冷すのに便利

(雷)ショック:ちょっと痺れます :痴漢撃退に便利?

(光)クリーン:汚れを落とせます :綺麗にするのに便利

(闇)スリープ:眠くなります   :子供を寝かせるのに便利




019

ジャッジ探偵登場?


ジャッジさん→フムフム、これは酷いですね!

ミキ→え~と、何で探偵?

龍さん→何でだろうね?

ninzin→くそぉ~、絶対に捕まえてやる!


薬草泥棒にOSIOKIフラグが立ちました?



トリノ→お礼に[生活魔法]を教えますね。

ミキ→こんなに簡単に覚えられるんだ?


ミキちゃんは[生活魔法]を覚えた♪



ミキ→え~と、こんなに簡単に建てられるんだ?

ninzin→[中級木工]だとコレが限界だよ♪


畑に柵と作業小屋(ログハウス)ができました。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 子供達と戯れるライムちゃん♪良かったですね(笑) そのうち「冒険者になる方法を教えてください」と言ってくるんですよね。 [気になる点] どんな奴らかが問題です。 ただのオバカなプレイヤーか…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ