150話 【南地区編】 《冬節島》にて♪
第150話です。
いよいよ南地区を離れますが………無事に出港できるかな?
第150話
63日目、朝6時です。
今日もライムちゃん達の洗礼を受けて起きます。
〔お鼻で起こされる幸せ、もう最高♪ 〕
本日も美容師ユズの仕上げは完璧です♪
髪艶々、完璧の仕上がりです♪
〔美容師ユズちゃん完璧です♪ 〕
さて、他のみんなは起きてるよね?
おはようございます♪
〔起きてるよね(笑) 〕
さて、………ン、何やら下のソファーの背もたれがゴモゴモしてるような?
ア、ファーファちゃんおはよう♪
〔キョトンとしているファーファちゃん? 〕
アァ、そうだったわね(笑)
仕方がないのでソファーから固定していたファーファちゃんを下ろして、ベッドを展開すると♪
「ブファァァ! 何で閉じ込められてるのよ! 」
「エ、リオンちゃんのアバターを安全に運ぶ為よね? 」
「ソ、ソウヨネ(焦) べッドのままだと転げ落ちそうだったから? 」
「それに、………邪魔だしね(笑) 」
「ナンデヨ! 」
「「「宿題忘れてるからよ! 」」」
「ヴ、……… 」
痛い所をつつかれて、言い返せず黙るリオンちゃん(笑)
基本、文句は言えないよね(笑)
朝食の後、早速リオンちゃんのマジックバッグの中身をチェック♪
港の一角を借りて、地面にシートを広げて上に乗せていきます。
〔次々と物を出させます! 〕
生物やポーションを出させ、他の必要ない物も出させます。
………ホント、ナニを溜め込んでいるやら(笑)
〔特に生物には要注意ですが………! 〕
生物は消費期限がギリギリ迫った(腐臭寸前)物が有りますね。
注意はしていたのですが………ア!
「ア、クサイ! 」
「クサ! ハヤクステテ! 」
「鼻ガ曲ガル! 」
ライムちゃん 「パオ~ン! (クサ~イ! ) 」
作業を見ていたライムちゃん達が逃げだしました(笑)
何せ臭いの元が、蟲肉(バッタ足かな? ) だったのでね?
〔どうやら処分を忘れていたらしい? 〕
一旦マジックバッグに戻させて…………
「「「リオンちゃん、正座! 」」」
お説教をしようとした時に?
「すまんの、今の臭いは? 」
アチャ~、港の漁師さんが聞いてきた!
皆ですぐに謝りましょう。
「「「「スミマセンデシタ 」」」」
「イヤ、そうじゃなくでね。その臭いの元を譲ってくれないかな? 」
「「「「エ? 」」」」
漁師さん曰く、腐肉って撒き餌に良いそうな?
臭いで魚が寄ってくるそうですってそれ本当に?
〔知らなかった? 〕
タダシ、気を付けていないと[チャージツナカン]が突っ込んで来たり、大きな魔物が寄ってくる場合が有るそうです。
大きな魔物、特に[クラーケン]とかが………だそうです。
〔それはそれで面倒ですよね(笑) 〕
リオンちゃんのマジックバッグの中に残っていた腐肉は5個だったで、全て漁師さんに譲りました。
漁師さんは受け取った腐肉をすぐに大きな瓶に入れて蓋ました。
〔臭いからね(笑) 〕
お代かわりにお魚(干物)を貰ったんだけど、良かったのだろうか?
腐肉のお礼だって言われてもね?
〔何だか良かったのか悪かった様な? 〕
片付けも終わったので、早速ファーファちゃんの預かり設定をすることに。
シルフィさんに聞きながら設定していきます。
〔ヘェ~、こうやるのね? 〕
ファーファちゃんの責任者はネーヴェちゃんにお願いしました。
このゲームでの最初のお友達だしね♪
〔ネーヴェちゃんなら安心かな♪ 〕
これでネーヴェちゃんが起きてるときは、ファーファちゃんも起きられます。
ヌイグルミ状態でもカワイイけど、ヤッパリ動かないとね♪
〔ヤッパリ動いてる方が良いよね♪ 〕
「デ、リオンちゃんはこれからどうするのかな? 」
「すぐにダイブアウトするの? 」
「このまま1日だけ? 」
「今日はこのまま冒険ね♪ もっとも〔イーストハーバー町〕までかな? 」
「そして、ベッドに梱包ね(笑) 」
「梱包よね(笑) 」
「梱包しないと安全に運べないからね(笑) 」
「ナンデヨ! 」
「「「だって邪魔だしね(笑) 」」」
「ダカラ、ナンデヨ! 」
「「「だから宿題忘れるからよ! 」」」
「ヴ、……… 」
黙るリオンちゃん(笑)
マァ、リオンちゃんをからかうのも面白いよね(笑)
「それでPotiさん達はどうするんですか? 」
近くで取材中のPotiさんが居たので聞いてみた。
「ウ~ン、爆炎様達の攻略状況の取材かな? 」
「なら、ここでお別れですね? 」
「そうなりますね。また取材させてくださいね。アァそうそう、東地区にレポーターMikeが居ますので取材協力してあげてくださいね♪ 」
「エ、そうなんですか? 」
「マァ、ADから頼まれると思いましから手伝えたらお願いしますね♪ 」
「………マァ協力できたならね(笑) 」
この時、後に東地区に戻った時に本当に依頼が来るとは思いませんでした。
しかもマサカな依頼だとはね(笑)
「龍さん、手伝ってよ! 」
「「龍さん、弟子にしてください♪ 」」
「ダカラ断ル! 此方は忙しいからな! 手伝いも弟子を取るのも断る! 」
おじさん達は、………まだやってました(笑)
グレンさんも双子さんもシツコイですよね(笑)
「大体、そんなのフィールドまで行かないと分からんだろうが! それに此方も忙しいって言っただろうに! 」
「そこを何とか! それに湿地帯なら龍さん得意でしょうに? 」
「「龍さん、兄ちゃんの事は良いので私達にご指導を♪ 」」
「ダガ断ル! そんな暇は無いわ! ア、ミキちゃん達は終ったかな? さっさと[オレンジ]積んで出発しようか♪ 」
これ以上居ると、グレンさん達の面倒事に巻き込まれるからと急がされてますね(笑)
………マァ、おじさんの気持ちが分からなくは無いんだよね♪
〔過去のリオンちゃんの宿題の手伝いとかを思うとね(笑) 〕
積み込み中も………シツコイ(ウザい!)グレンさんと双子(笑)
特にシツコイ(ウザい!)双子さん達は、最後にはまた港に放り込まれてました。
〔マァ、これは仕方がないよね(笑) 〕
そして出発直前に?
「グレン、これ着てみろ♪ 」
何やらコートっぽい服を渡すおじさん?
「何だ、この真っ赤なコート? 」
「いいから着てみろ♪ そうすれば分かるよ(笑) 」
「マァ、着てみるけど…………エ、何この効果は! 」
おじさんが渡したコートは!
[爆炎トレンチコート(グレン専用)]
防御力+150
魔防力+200
対水氷魔法防御強化(+50)
対水氷フィールド効果減免(50%)
炎属性魔法強化(+50)
重量軽減(大)
自動サイズ調整
防汚
重量1
耐久値:300/300
品質:S
色:真っ赤
製作:裁縫組合(総合)
龍さん(魔法付与)
所持:グレン(専用装備)
解説:グレン専用の対水氷フィールド効果減
免できる真っ赤なコート
グレンの弱点でもある、対水氷フィー
ルドダメージを緩和させる為に製作
裁縫組合にトレンチコートの製作を依
頼してミスリルスパイダーの反物改で
製作し、真っ赤なトレンチコート風に
仕立ててある
背中には大きく、”炎”の文字が書いて
ある(笑)
龍さんが魔法付与して対水氷フィール
ドダメージを50%軽減するようにし
てある
また、ある程度の爆炎には耐性が在る
が、規定値(威力500以上位)威力だ
とダメージが有り、耐久値が無くなる
と破壊されるので注意!
注意:耐久値ダメージが入ると耐久値を回復
させる事はできません!
価格:5,000,000G
「一応説明するが、あくまでも水氷フィールドダメージを50%軽減させるだけだからな! それと炎の中に入る時も、一定の威力がある炎だと、コート自体にダメージが入るからな! それに耐久値は減るが回復させる事はできないから使うときは考えて使えよ♪ 」
「何だよこの性能は? ………これなら遺跡フィールドボスを倒せるかな? 」
「それと、料金は5,000,000Gですので♪ 」
「エ、プレゼントでは? 」
「タダより高い物は無いぞ! 別にジープが要らないんならやるけど(笑) 」
「 マッタ! 今払うからジープはよろしく頼む! 」
グレンさんは、すぐに支払っていた。
爆炎トレンチコートは良いものだし、ジープも欲しいからって(笑)
「毎度有り♪ 普段の支払いもこれ位早いと良いのに(笑) 」
「ウグ、………リアルの支払いも急ぐよ! 」
「それじゃ遺跡攻略頑張れよ♪ 」
「龍さんまたな♪ 」
「それでは[ホエール]出港♪ 」
こうして色々な事が有ったけど、《サウスハーバー町》………南地区を出発しました。
さぁ、《イーストハーバー町》に向けて出発です♪
「エ~と、おじさん? 何で《冬節島》に寄るの? 」
目の前に《冬節島》が見えます?
おじさんに聞くと、用が有るとか?
スノウちゃん 「キュイン♪ (ア、ママだ♪) 」
そして現れるスノウちゃんのママ、[リバイアサン]のオオロラさん。
お口には、また[グレートスクウェール](大王烏賊)をくわえてました(笑)
〔ホント、哀れな[グレートスクウェール]って? 〕
オオロラさん「クイ~ン♪クイ~ン♪ (いらっしゃい龍さん♪ これお願いね♪ ) 」
そして甲板にのせられる大王イカ(笑)
これって一応フィールドボスなのよね?
〔運営的には良いのかな? 〕
※もう、ミキちゃん達の加護って事で良いです(泣) by運営水産部
………運営が諦めた?
「それで、おじさん? 」
「マァ、目的が有ってね。ミキちゃん達は一緒に付いてきてくれ♪ 」
港代わりの砂浜に停泊すると、おじさんに甲板に乗せて有るコンテナまで案内された。
この小さなコンテナって?
「中身はダンジョンコアなんだよね(笑) 」
「ダンジョンコア? 何それ? 」
「マァ、そうなるよね(笑) 要はダンジョンの元と言うか、核と言うか………そんな所かな? 」
「龍おじさん、もしかして此所にダンジョン作るの? 」
「リオンちゃん正解♪ マァ、運営のめんどくさがりが出たって所かな(笑) 」
おじさんの説明だと、例の《グフのピラミッド》内にダンジョンコアが発生、まだダンジョンを生成する直前だったので回収できたとか?
このダンジョンコアの為に遺跡や龍脈がオカシクなっていたそうな?
「それで、何でダンジョン作るのに運営のめんどくさがりがってなるの? 」
「単純にダンジョン作るのが面倒なんだろ? ミキちゃん、もしダンジョン作れって言われて作れる? 」
「エ、………そもそもダンジョンって分からないし、ダンジョンって確か中央に有るんですよね? 」
「運営は現在進行形で[セントラル中央ダンジョン]のクリエイトしてるんだろうね。聞いた話だと、100層在るって事に成ってるんだったけど、予想では………まだ30階層迄にしかクリエイトして無いんだろうな? 」
※龍さんの予想は大体当たっていて、現在[セントラル中央ダンジョン]は33階層までしかできてなかった。
この遅れは、例のVR規制法のとばっちりで、仕様変更の修正作業(運営内では地獄の7ヶ月とか言われていた)を優先していてダンジョンの中身が手付かず状態だったとか?
〔マァ、元々100階層まで作る予定だったとか? 〕
時間稼ぎをしていたが、そろそろとポータル解放クエスト後に中央ダンジョン解放となったとか?
なので今現在進行形で担当者がダンジョンクリエイト最中だとか?
果たして間に合うのか(笑)
「マァ、参考にしたいんだろうね? 」
「それで、………どうするの? 」
「ウ~ン、先ずは適当に穴でも有ればねぇ? 」
オオロラさん「クイ~ン♪ (良い所有るわよ♪ ) 」
「おじさん、オオロラさんが何か言ったけど? 」
「エ、マジですか? 」
オオロラさん「クイ~ン♪ (案内するわよ♪ ) 」
150話
リオンちゃんの荷物チェック♪
ミキ→やっぱり有ったわね!
ネーヴェ→クッサ!
コッコ→全くもう!
リオン→………ゴメンナサイ
ホント、生物は要注意ですね!
シツコイ爆炎様一行(笑)
グレン→頼むよ龍さん!
双子→弟子にしてください❤
龍さん→ウザい!
双子→エ、あ~れ~………(ドボン!)………
ホント、シツコイよね(笑)
龍さん→グレン、これ着てみろ(笑)
グレン→エ、これは!
ナンダカンダで面倒見が良い龍さん♪
グレン→………ク、払います!
龍さん→マイド♪
マァ、世の中甘くわ無いよね(笑)
出発したけど?
ミキ→エ、《冬節島》に寄るの?
龍さん→ダンジョンコアを設置にね♪
どんなダンジョンになるやら?
運営A→やっと出港か………
運営B→フウ、爆炎様の手伝いに行かなかったから良いけどね
運営C→でも、あのコートは?
運営D→マァ、あれぐらいは良いのでは?
運営E→これでクリアできればね?
SGM→………嫌な予感が?
SGMさんの予感は当たるかな(笑)
8月投稿です。
やっと南地区から出発できましたね。
次はいよいよダンジョンクリエイトですけどどうなるやら?
果たしてラスボスは何になるやら(笑)
すみません、身内に不幸が有ったので今回は1話のみです。
ほんと、ちょっと疲れまして思うように書けてません。
しかも、執筆に使っていたタブレットが、次の話を執筆中に市にましたわ(笑)
もしかしたら9月は投稿できないかも?
ほんと、ダンジョンはどうしようね?




