014話 冒険ギルド登録
014話です。
先ずは冒険ギルドに登録しましょう。
え~と、またおじさんの知り合いかな?
014話
9日目の朝です。
今日はギルドの登録に向かいます。
〔今日も頑張ろう♪ 〕
しかし昨夜は大変でした。
ブロッコリーお姉さんがまさかのジャガイモの皮を剥けないって?
〔ジャガイモの皮を剥こうとして指を剥かないでよ! 〕
ポーションで治ったけど見た目が怖かったです!
でもポーションで治るのには驚いたけどね。
〔リアルだと大ケガだよね、たぶん? 〕
しかしナゼかレモンちゃんが器用にきれいにジャガイモを剥いていたのには驚いたけどね。
サリー師匠に聞いたら[使い魔]は[使い魔召喚]した人ができることは普通にできるとか?
〔召喚した時の状態で、できる様になるとか? 〕
早速、今日の朝食とお弁当を作ります。
ブロッコリーお姉さんも手伝ってもらいます。
〔ここは厳しく教えます! 〕
おじさんが来たので朝ごはんを食べてからninzinお兄さんの畑に向かいます。
レモンちゃんにはブロッコリーお姉さんの様子を見て貰います。
〔危なかったら止めるのよ(笑) 〕
みんなのお弁当を持って出掛けます。
勿論、ブロッコリーお姉さんの手作りお弁当も持ってね。
〔早速、向かいましょう。行ってきま~す♪ 〕
畑に付くとninzinお兄さんとフレキ君が畑仕事をしていた。
丁度カジキお兄さんも来たので早速、お手伝いを始めます。
〔おや、端っこで野菜も作ってるのかな? 〕
「今日の収穫はこれで良いかな? 」
「ninzinお兄さん、野菜も作ってるの? 」
「そうだね。フレキ君が育ててるよ。何でもやってみないとね 」
「孤児院で食事の足しにしようと思って 」
「まだ、畑は余裕が有るからね。好きに作れば良いさ 」
「ありがとうございます、ninzin師匠! 」
「師匠にランクアップしたな、ninzin(笑) 」
「ninzinが師匠ねぇ(笑) 」
「それは言わないでくださいよ! 」
サリー師匠に薬草を届けてから総合ギルドによって行きます。
ninzinお兄さんの納品を待ちます。
〔ウ~ン、ヤッパリじろじろ見られてるね 〕
「お待たせ。僕も生産ギルドに行けるようになりましたよ 」
「木工品の納品って何を納品したの? 」
「え~と、コップとかお皿とかの小物が多いかな。結構需要が多いし規格通りに作らないといけないしね。(そのお陰でレベルも上がるんだけどね(笑) ) 」
ninzinお兄さんはレベル上げの秘密を教えてくれた。
確かに規格通りに作らないとね。
〔サリー師匠も言ってたしね 〕
先ずは冒険ギルドに向かいます。
場所は近くなんだけどヤッパリ他の人達には見えてないみたい。
〔皆さん素通りしてますね 〕
冒険ギルドは木造の2階建ての建物でおじさん曰く、昭和の木造小学校風の建物なんだって。
ここの建物は昭和レトロな建物と中世ヨーロッパの建物が合わさった作りが多いんだって。
〔サリー師匠のお店もそう言えばそうよね? 〕
入り口は西部劇風の酒場の扉って言われても?
両開き戸って言われてもねぇ。
〔西部劇って何? 〕
中に入ると何だかザワザワしてるけど大丈夫かな?
何かジロジロ見られてるような?
〔奥に酒場っぽい所が有るよって言われてもわかりません(笑) 〕
受付カウンターに行くと犬人族のお姉さんがいた。
「いらっしゃいませ、ようこそ冒険ギルドセントラル東支部に。担当のワリッカです。本日はどの様なご用件でしょうか? 」
「先ずはこれを。総合ギルドの紹介状です 」
「ここに居る皆さんですね。では手続きをしますのでギルドカードを提出してくださいね 」
ギルドカードをお姉さんに渡した。
「あら、皆さん旅人さんですの。今回初めて登録の人も居ますのね。え、あなたは……… イエ、それでは手続きをしますね 」
何だか慌ただしくなってるね。
おじさん絡みかな(笑)
〔総合ギルドでも言われたしね(笑) 〕
「すみません。龍さんって方、いらっしゃいますか? ギルドマスターがお会いしたいそうです 」
「………一応聞きますが、ギルドマスターって狼人族の方ですか? 」
「え、よくご存じで? お知り合いですか? 」
「すみません、用事が有るのでまた後日って事で! 」
「龍さん、そりゃないだろうに! ちょっとぐらい良いだろう? 」
奥から狼顔の人が出てきた!
おじさんの知り合いかな?
「「あ、残念なギルマスだぁ~(笑) 」」
「残念って言うな! これでもセントラル統括支部長なんだからな! 」
「ヘェ~、一応出世はしたのかな? (運営の田中さん(笑) ) 」
「(ウ、静かに! それ(本名)知ってるの龍さんだけだからな! ) 」
「それで何のようだよ? 」
「久し振りに有ったんだからちょっと話がしたくてな。(勿論、その子の件でもね ) 」
「………しょうがないな。ちょっと行ってくるわ 」
「「龍さん行ってらっしゃい(笑) 」」
「ミキちゃん、スノウちゃんをお願いね 」
「ウン、わかったよ 」
「キュイ♪ 」
「パオ♪ 」
おじさんは奥の部屋に入っていった。
「それでは冒険ギルドの説明をしますね 」
また、【スキップしますか? yes/no 】って出てるね?
「ワリッカさん、お願いします 」
勿論、聞きますよ!
内容としては………
・冒険ギルドとは、魔物、害獣等の駆除、素材の収集、荷馬車の護衛、街中の依頼、素材の買取り等の依頼を冒険者に斡旋する組織です。
・冒険者ランクはFからのスタートしてF<E<D<C<B<A<Sと上がっていきます。
〔Sランクの上にはSS<SSSランクも有りますが現在該当者は存在しません 〕
・ランクアップは貢献度によりアップする。
貢献度を上げるには依頼ボードの依頼をこなして下さい。
〔ある程度の依頼をこなせばランクは上がります 〕
・稀に指名依頼が来る場合が有りますが受けるも拒否するのもできます。
〔拒否し過ぎるとランクが下がるし、下がり切ると除名される場合があります 〕
・依頼を失敗すると違約金が発生する場合が有ります。依頼書を良く確認して下さい。
〔依頼を受ける時はよく確認しましょう 〕
・あまりにも失敗が多い場合、ギルドを除名になる場合が有ります。
自分の力量に有った依頼を受けましょう。
〔無理して受ける事もできますが、結果に関しては自己責任になりますので注意 〕
・犯罪を犯した場合は除名及び討伐対象(賞金首)になります。
賞金首は即座に全国の冒険ギルド支部に通達されます。
・裁判所が認めれば、賞金首には懸賞金をかける事ができます。
〔最大100,000,000Gまでかけられます 〕
………等々説明を受けたけど………ねぇ~。
後でおじさんに聞こう(笑)
〔難しい事はわかりません? 〕
「説明を終わりますけど………わかりました? 」
「え~と、わからない時は聞いても良いですか? 」
「わからない時はいつでも聞いてくださいね。そちらの方は大丈夫ですか? 」
「まぁ、前とそうは変わりませんでしたね 」
「変わってしまった所も無いようですね? 」
「そうですね。特に変わった所はありませんね 」
あ、おじさんが出てきたけど?
「全く、あい変わらずだな? 」
「言うな! 確かにそうだが勝手に挑んでるバカばかりで困ってるんだよ 」
「基本は断るよ。第一メリットが無いだろうに? 」
「そう言っても困るんだよ 」
「それなら基準がこうだと言えば良いだろう? 」
おじさんがギルドマスターさんと出てきたけど?
どうしたのかな?
「おじさん、どうしたの? 」
「龍さん、どうしました? 」
「まぁ、運営もここまでレベルが上がらない連中がいるとは思わなかったって話かな(笑) 」
「龍さん、そりゃないだろうに。確かにただ突撃しているバカが多いって話だろうに(笑) 」
「「そりゃひどい話ですね(笑) 」」
よくわからないな?
「あぁ、ミキちゃんはわからないか。今、大猪を攻略している人達ってどうやって攻撃してるか知ってるかな? 」
「そう言えば見たことない? 他の人ってどうやってるのかな? 」
「答えは簡単だよ。連携もしないで個々に攻撃してるかな? まぁ、中には連携できても相手(魔物)の動きを見てないしね。もっとも殺られるとその日に攻略はデスペナで無理だしね 」
え、そうなの?
おじさん達は連携して倒したよね?
〔私はおまけだったけどね(笑) 〕
「確かにそうだけど何で? 他にもβテスターさんも居るよね? 」
「ミキちゃん、今ログインしてる人でβテスターだった人はそんなに居ないんだよ。その理由は今日が金曜日だからね 」
「え、何で金曜日だからって? 」
「今ログインしている人達って、高校生が多いだろう? ヴォルフ 」
「そうだな、大体が高校生プレーヤーが多いな? 」
「βテストの時のテスターだった人は大体が大学生だったんだよ。このカジキもninzinもね 」
「僕は今大学3年生、特に今は忙しい事も無いしね(笑) 」
「僕は今社会人だけどね。まぁ夏休みを先行して取ってるかな? 」
「つまり、丁度卒業したばかり又は卒業論文や就職活動してる人が多いからね。ninzinのお姉さんもそうだろう? 」
「そうですね。姉さんは明日からって言ってましたね。農協の休みの日にしかログインできないとか言ってましたね 」
「つまり、本格的にβテスターの人達が来るのは明日からって事だね。もっとも今日から来てたのも居たけどね。朝、教会から出てきた人達が居ただろう? 」
そう言えば昨日教会から人がたくさん出てきていたような?
「そう言う事だから日曜日までには改善はされるだろう、たぶん? 」
「そうだと良いのだがね 」
「ギルドマスター、カードができました 」
「では、配ってね。それじゃ、がんばれよ。特にそこの魔女っ子さんはね(笑) 」
ギルドマスターさんは部屋に戻っていった。
ギルドマスターさんってあんな感じの人が多いのかな?
〔運営の人も混ざって居るんだね? 〕
「では、皆さんにギルドカードを渡しますね。え~と、ミキちゃんは冒険ギルドランクFからのスタートとなりますね 」
カードを渡されたので見ると………
[総合ギルドカード]
名前:ミキ
種族:九尾族
職種:冒険者 見習い魔女
登録:総合ギルド:冒険ランクA
:生産ランクA
:商業ランクB
冒険ギルド:冒険ランクF
生産ギルド:生産ランクー
獣魔:ライム (フォレストエレファント)
貯金:528,000G
………となっていた。
これで依頼をしていけばランクが上がるんだ?
〔依頼をこなさないとね 〕
「それと龍さん達は冒険ギルドランクがEからになります 」
「え、そうなんですか? 」
「過去に実績も有りますが、さすがに期間が開きましたのでランクEからとなりました 」
「まぁ、しょうがないかね 」
「「そうですね 」」
「それでこれから依頼を受けますか? もっともこの辺の魔物に関しては常設依頼がかかってますので獲物の討伐部位を持ってきていただければ受理させて貰いますので。後、もしかしたら指名依頼が出るかも知れませんのでその時はお願いしますね 」
「それなら良いのですけどね。これから生産ギルドにも登録しに行きますので午後にでも余裕が有れば何かしらは取ってきますね 」
「ハイ、お待ちしてます♪ 」
「そう言えば[解体]スキルは受け直さないと使えないのかな? 」
「ア、そう言えば! でも普通に大きかった様な? 」
「アレ、そう言えばそうだね? 新規の量がわからん? 」
[解体]スキルって何?
「[解体]スキル講習会は龍さん達は持ってますから免除です。ミキちゃんはまだ小さいので講習会を受けるのは不可ですね。R18規制が解除されてからになりますね 」
「フゥ~、アレをまたやるのは嫌だわ! 」
「確かにな。ninzinは気分が悪くてヤバかったからな 」
「僕もですよ。でも新規組は地獄だろうね(笑) 」
「おじさん、[解体]スキルって何? 」
「う~ん、例えば森の熊さんをミキちゃんが倒したとするよね。その時の熊さんのドロップって少ないと思わないかい? 」
そう言えば皮が50cm四方っておかしいよね?
肉も1kgって(笑)
「確かに少ないかも? 」
「ウサギなら変わらないけど流石に熊さんの皮がアレだけっておかしいよね? それを直すのが[解体]スキルなんだけど……… 」
「龍さん、流石にあのスプラッタはミキちゃんには……… 」
「確かにね。ミキちゃんはお魚さばいた事は無いよね? 」
「え~と、スーパーで売ってる魚なら有るよ? 」
「意外に大丈夫かな? 確かに料理上手だよね? 」
「ninzin嫁には無理だろうな。ちゃんと養えよ(笑) 」
「確かにね。大事にしろよ、ninzin君 」
「ninzinお兄さんがんばってね♪ 」
「何でそうなるんだよ! 」
こうして冒険ギルドの登録はできた。
次は生産ギルドに向かいましょう。
〔地図を見たら近くよね(笑) 〕
[解体]スキルについて。
紆余曲折有ったがR18指定しての実装となった。
勿論、冒険ギルドでの講習会を受ければ誰でも習得可能だった。
勿論、βテスト時と同じレベルのスプラッタ講習会だったが(笑)
スキル名:[解体]
解説:魔物のドロップは通常は重要部分以外の物(討伐ブイ等)以外は少量設定になっている
〔どんな魔物でも大体、皮は最大50cm四方、肉は最大1kg位にしかならない 〕
[解体]スキルは実際に解体した量の80%をドロップさせる事ができるようになる
習得には、冒険ギルドにて講習可能です
ただし、講習にはかなりのグロ設定になってますので注意して下さい!
〔緊急ダイブアウトしてしまった場合は習得失敗扱いになります! 〕
習得できればグロ設定を見ずに自動解体されます!
ドロップが増大します!
〔例:大型魔物の肉類が枝肉(チャージバッファローなら約500kg)単位になる! 〕
なお、今の所[解体]スキルの存在に気が付いている新規組は居なかった。
後にスキル取得時に大惨事になる事に(笑)
〔その内にスレで大騒ぎになるかな? 〕
014
あ、居たんだ?
龍さん→居たんだね(笑)
ヴォルフ→あぁ、そうだよ!
龍さん→また貧乏クジ引いて(笑)
ヴォルフ→………何故わかるんだよ!
確かに調整の為だけどねぇ(笑)
因みにヴォルフ君こと田中君は出世して係長にはなってるけどね?
扱いは変わってないような(笑)




