099話 【第1回FWO PvP大会】 第4予選
第099話です。
次は第4予選ですけど………一面の水面って?
与作おじさんピンチ!
099話
第3予選は残念ながらリオンちゃんは負けてしまいました。
リオンちゃん落ち込んでなければ良いけど?
〔今頃は自棄食いしてるかもね? 〕
次は第4予選、与作おじさんとカジキお兄さんが出るのよね?
果たしてどんなフィールド何だろうね?
『続きまして、予選第4試合は………一面の水面って海ステージって所ですかね? 』
『イエ、海と言うより遠浅の水上ステージって所ですかね。一応、水深は浅い所で10cm、深い所で2mって所ですかね? 』
『今回は水上ステージでした。しかもランダムで水深が違うって事は移動すると深みにはまる場合が有るって事ですか? 」
『そうなりますね。もっとも水深が深い所で潜って隠れるって事も可能ですから奇襲もできますね(笑) 』
『イヤイヤ、流石に潜って隠れるのは……… 』
〈オ、今度は水上ステージだと?〉
〈草原、森、砂漠ってきて、今後は水上ですか?〉
〈ホント、色々なステージが有るんだな?〉
〈今回は、水魔法に有利かな?〉
〈しかし、泳げないとキツイかもね?〉
〈深みにハマって溺れる奴が居たりして(笑)〉
〈ソレこそ運営が期待してる奴だろうな(笑)〉
〈デモ、潜れたら奇襲できるかもね(笑)〉
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ア、このステージだと、与作おじさんには不利だよね(笑)
カジキお兄さんには逆に有利なのかな?
〔与作おじさん、ツイテナイナ(笑)〕
『一応、転送される場所は水深10cmの所なのでご安心を(笑) 』
『イヤ、安心できますかね? 少し動けばドボン! って事も有るのでは? 』
『そこは、運次第って事で(笑) 』
〈まったく安心できない件(笑)〉
〈すぐに落ちる人が多発の予感?〉
〈これは重装備してたら浮かないのでは?〉
〈マジであり得るな?〉
〈ウワァ~、自滅する奴が居るかも?〉
〈そこは鎧を脱げば良いのでは?〉
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ウワァ~、与作おじさんどうするのかな?
転送場所で固まってたりして?
〔一歩も動けないだろうな? 〕
『……………全員ランダムに転送が終わりましたので、まもなく第4予選が始まります。試合開始10秒前! 9、8、7、6、5、4、3、2、1、第4予選【水上ステージ】スタート♪ 』
始まったけど、所々でハマっている人が多数って(笑)
確かに落とし穴だよね(笑)
〔アレって見えない物なのかな? 〕
〈深みの所って解らない物なの?〉
〈分かりづらいのでは?〉
〈マァ、色が濃いところが深み?〉
〈見た目、色の濃さって言っても微妙過ぎるのでは?〉
〈徐々に深くなっている所といきなりの深みの所が有るっぽいな?〉
〈運営の悪意がわかる件(笑)〉
〈ア、深みにハマって溺れる重装備の人が………沈んだ!〉
〈これは………初の犠牲者が?〉
〈何もしないで゛ピチュン♪゛している件(笑)〉
〈酷いな、コレ?〉
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『………アノ~、ヨロシイノデスカ? 』
『一応、深みの所は水面の色が多少濃くなってるから分かるとは思いますけどね? 』
『イヤイヤ、歩くと波紋で見辛くなってません? 』
『………エ、そんな事は………? 」
『だって、実際に落ちてる人が多数居ますよ? 』
〈運営が把握してない件?〉
〈良いのかよ、運営さん?〉
〈デモ、これはこれで見ている方は面白いかも?〉
〈マァ、「その先は危ない!」って叫びそうだよな(笑)〉
〈もっとも向こうには聞こえないんだけどね(笑)〉
〈ホント、参加者から運営さんに後でクレームがくる件♪〉
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確かに重い鎧を着ていたら溺れるよね(笑)
さて、与作おじさんはどうなったかな?
〔何処に居るのかな? 〕
エ~ト……………ア、居たいた(笑)
全く動きが無いような?
〔まるで岩の様に動いていないよね? 〕
ア、与作おじさんに向かって誰か(軽装鎧の人)が向かって行ったね!
………ア、手前で落ちた?
〔ア、溺れた? 〕
与作おじさんの前に大きな深みが有るようね?
アレ、もしかして回りが深みで動けないのかな?
〔ソレなら動けないかな(笑) 〕
今度は遠距離から魔法で攻撃された?
エ、盾で弾き返した?
〔エ、どうなってるの? 〕
今のファイヤーアローだよね?
何で盾で受けたらそのまま相手に弾き返したって何で?
〔何で弾き返せるの? 〕
『………あのリアルドワーフさん、何で魔法を弾き返す事ができるのですか? 』
『エ、何処のドワーフさんですか? ………アァ、彼ね。彼が持ってる盾に秘密が有るんですよ♪ 』
『エ、どんな秘密が有るんですか? 』
『マァ、一種の魔法反射盾になるのかな? 盾の表面に有る加工品を張ってあるんですよ。その効果で魔法反射できてしまってるんですよねぇ………ハァ~ 』
『エ、そんな盾が有ったんですか? 』
『マァ、あるPCβ冒険者が偶然βテスト時に発見して作られたって、………曰く付きの物でして………マサカもう復元していたとわねぇ………ハァ~ 』
エ~ト、多分おじさんの事だよね?
アノ盾作ったの?
〔おじさんだよね? 〕
〈何だって?〉
〈そんな盾が有ったのかよ?〉
〈イヤ、そんな盾が作られたってどう言う事?〉
〈そもそも、魔法って反射できるもの?〉
〈魔法反射って普通は無理だろ?〉
〈デモ、偶然にできたって解説のMMさんが言っていたけど?〉
〈しかもタメ息付きで(笑)〉
〈デモ、誰なんだろうね?〉
〈PCβ冒険者って誰?〉
〈マァ、濁してるけどね?〉
〈マァ、あの人の様な?〉
〈エ、アノ人って誰?〉
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『マァ、スレの騒ぎはホッテオクとして、アノ大盾ドワーフさんは何で動かないんですかね? 』
『マァ、恐らくは………泳げないからですかね(笑) 』
『エ、泳げないからって? デモ、浅瀬なら泳げなくても移動は………ア、マサカ? 』
『そうでしょうね、回りが深みだった様ですね? 』
『確かにヘタに落ちたらねぇ~? 』
与作おじさん、ナンテ不運なんでしょう?
確かに落ちたら元々泳げないからだし、泳げてもアノ重装備ではねぇ~?
〔沈むダケダヨネ(笑) 〕
〈なんて不運な盾ドワーフさんナンデショウ(笑)〉
〈マァ、時の運が悪かったとしか言えないよね(笑)〉
〈ソレなら後ろから押してあげれば自滅するのでは?〉
〈さっきからチャレンジャーが挑んで要るけどね?〉
〈深みで近づけないし、魔法は反射するし、どうするのかな?〉
〈ホント、ドウナルヤラ?〉
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ン、これはこれで守りに徹すれば良いのかな?
与作おじさんは、どうするのかな?
〔このまま動かずで良いのかな? 〕
『さて、他には…………オヤ、彼は何をしてるんでしょうか? 』
『どなたですか? ………アァ、熊人族の彼ですか? アレは潜水してますね? ………エ、水中からの奇襲してる様ですね? 』
『これは……… 水中に潜んでからの銛の一突きしている様ですけど………どうやって潜ってるのって言うか、何でそんなに潜っていられるの? 』
『………どうやらですが、アノ口にくわえている物がそうなんでしょうね? (カサカサ?)今確認できました。あの使用しているアイテムは[人魚の息吹き]と言うマジックアイテムで、ある魔物のドロップアイテムらしく、最近偶然手に入れた様ですね? 』
『エ、そんなドロップアイテムも有るんですか? 』
『マァ、彼の場合は釣りしていて掛かったある魔物からドロップと言うか、解体したら中に有ったとか? マサカ獲物の胃袋からのドロップするとはね(笑) 』
あの海熊さんってカジキお兄さんだよね?
何時の間に手に入れたのですかね?
〔釣りしていて手に入れるって? 〕
〈エ、魔物ドロップだって?〉
〈しかも釣りしていて、魔物解体したらって何?〉
〈何を釣ったらあのアイテムを手に入れたんだろう?〉
〈釣りして手に入れるって、普通は空き缶だろ?〉
〈エ、海藻だろ、普通は?〉
〈イヤイヤ、ボロボロの自転車だろ(笑)〉
〈最近だと、沈没船が釣れたってNEWSになってたらろ(笑)〉
〈リアルなNEWSを言うな! マギラワシイワ!〉
〈しかしどんな魔物からドロップしたのかな?〉
〈普通のお魚では無いような?〉
〈どんだけ大物何だったのか?〉
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『何だか分かりませんが、潜水しながら水中からの一突きで次々と倒しているぞ! しかも水中を移動しているから相手は姿を確認できて無いぞ! 』
『マァ、[人魚の息吹き]以外は付けてるゴーグルや足ヒレ等は自前の普通の物ですけどね 』
『しかし良くアイテム持ち込んでいましたね? 』
『タマタマでしょうね。[人魚の息吹き]はネックレスタイプなので普段から持ち歩っていた様ですしね。彼は普段から漁師プレーしていた様ですしね(笑) 』
〈漁師プレーって(笑)〉
〈普段何をしてたら漁師になれるんだ(笑)〉
〈もっとも他のフィールドだったら意味が無い装備とアイテムって(笑)〉
〈ホント、運が良い海熊さんだよね♪〉
〈アレ、彼って見たことが有ったような?〉
〈アァ、彼は漁船で漁師している海熊さんだよね?〉
〈アァ、アノお魚食テロ犯の一人か(笑)〉
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何だかカジキお兄さんも色々とデスラレテルヨネ(笑)
お魚食テロって何の事なのかな?
〔お魚食テロ犯の一人って他にも? 〕
『さて、他には………エ、何でサーフボードに乗っている人が居るんだ? 』
『エ、ドレドレ……… アレはサーフボードでは無くて、盾の一種ですね? 縦長の大盾って言うか、サーフボードっぽい盾ですかね? 』
『エ、そんな大盾が何で人乗せて浮いてるんですか? 』
『エ~ト、…………(ガサガサ………) ア、有りました。アノ人族の彼が使っている大盾は、構造上中が空洞になっている様ですね? ミスリル製ですが、恐らくは軽量化の為でしょうかね? 』
『エ、そんな事位でで浮きますか? 』
『タマタマでしょうね? 浮かべて見たら浮いたから乗ってみた様ですしね(笑) 偶然の産物って所ですかね? 』
〈アレってサーフィンボードに乗っているんだよね?〉
〈エ、サーフィンではないな? 立ってるけど波に乗ってる訳ではないし(笑)〉
〈サーフィンは波に乗って楽しむ物? アレって乗っかってオールで漕いで進む物だから何だっけ? 誰か知らないか?〉
〈アレはスタンドアップ・パドル・サーフィンだったかな?〉
〈エ、そうなの? 知らなかったよ♪〉
〈イヤイヤ、漕いでないけど? パドルらしいもの持ってないけど? どうやって進んでいるの?〉
〈持ってる槍?で水面下をつついて進んでいるのかな?〉
〈イヤ、持ってる槍?では短くて無理だろ?〉
〈イヤ、そもそも槍かアレは?〉
〈棍棒にも見えるけど………?〉
〈って言うか、後ろに槍?を水面に付けてるだけで進んでないかな?〉
〈エ、そう言えばそう見えるよね?〉
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『………(カサカサ?)………どうやら、水魔法の応用で進んでいるようですね? 』
「そうなると、アノ手に持ってるのは杖の一種だと? 』
「ウ~ン、正確には………釣竿ケースなんですよね? 』
『エ、釣竿ケースですか? 見た目は太目の槍か棍棒ですよね? 』
『正確には………ミスリル製の釣竿ケースで、アレの中身に釣竿が入っている………マァ、釣竿ケースですかね(笑) 」
エ、釣竿ケースって(笑)
釣竿ケースが魔法の杖って事だよね?
〔中に釣竿入っているのかな? 〕
〈釣竿ケースだって(笑)〉
〈良く見たら、確かに釣竿収納用の筒に見えるけど………?〉
〈何でまた持ってきたんだろうね?〉
〈一応、武器(杖?)になってるから?〉
〈ソレなら海熊さんみたいに銛持っている方がマダ分かるけど、釣竿で攻撃?〉
〈釣竿ケースより釣竿での攻撃に興味が沸く件(笑)〉
〈マサカ、錘での遠距離攻撃?〉
〈エ、錘でってどうやって?〉
〈あまり知られていない話だけど、釣り用の錘での事故って結構多いらしいよ? 海に投げ込むのをミスって在らぬ方向に飛んで行って、その先に………ってね!〉
〈コワ、何その話? 想像しただけでも怖いわ!〉
〈釣り針に引っ掛かる話は聞いたことは有ったけど?〉
〈確かに、一種の弾丸(鉛玉)だよね?〉
〈ウワァ~、嫌な話だね? デモ、ここなら狙ってが可能だと?〉
〈またトンデモ武器だな、釣竿って?〉
〈しかもリールが付いてたら錘は回収もできて……… 射程も長い様な?〉
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何だか怖い話になってない?
釣竿って武器なの?
『オヤ、ボードに乗った漁師が盾ドワーフさんの近くに来たようですね。どうするのかな? 』
『盾ドワーフさん側も気付いて、盾を構えました 』
『さて、双方どうするのでしょう? ………エ、本当に釣竿出したぞ! 』
『まるで鞘から出した刀っぽく使ってるって(笑) 』
本当に釣竿だよね?
デモ、リールは付いてないような?
〔再現できなかったのかな? 〕
『どうやら棹先に錘が付いた釣竿の様ですね? リールは付いてませんが、リーチは有りますから盾ドワーフさん側は不利ですかな? 』
『ン、盾ドワーフさんが嫌な顔してますね? オット、盾の裏から何かを出して、………エ、投げた? 』
与作おじさんが何かを投げた?
アレって小さな斧?
『投げた物はサーファー漁師に向かって一直線! だが、サーファー漁師さんが避けた! 』
『マァ、避けられますよね。………ただねぇ~? 』
『ン、投げた物が何故かUターンしてきたぞ? それに気付いて無いサーファー漁師さんにヒット! そのまま水に落ちた! 』
『今、盾ドワーフさんが投げたのは、小型の斧の一種のトマホークですね。盾の裏に仕込んでいた物ですかね 』
『確かにトマホークなら戻って来る………物ですかね? 』
『マァ、戻って来たからそうなのでは? マァ、一種のブーメランだと思えば? 』
『ヒットしたサーファー漁師さん、辛うじてHPが残ったが、水面から出れない! 何せ盾ドワーフさんは、2本目のトマホークを持っているぞ! 』
『出たら狙われますからね。出るに出れないって所ですかね? 』
『しかし、トマホークって戻って来るんですか? 』
『マァ、あのトマホークは特殊って所ですかね? Uターンする様に作って有るとかね(笑) 』
〈トマホークって戻って来るものでは?〉
〈実際には戻っては来ないハズでは?〉
〈アレはアニメの影響(笑) 現実には戻っては来ませんよ♪〉
〈エ、そうなんだ? デモ、何で戻ったのかな?〉
〈ウ~ン、何で戻ったのかな?〉
〈構造上って事か? 斧の柄の形状が曲がってた様な?〉
〈曲がってた? 柄が平べったくは見えたけど?〉
〈どんな形状か気になるね。運営さん、アップで見れません?〉
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アレもおじさんだよね、作ったの?
マァ、与作おじさんが無茶振りしたんだろうけどね(笑)
『オヤ、盾ドワーフさんの後ろから近付く水面の影って? 』
『エ、………アァ、彼ね(笑) 』
『誰だか知っているのですか? ア、水中から飛び出して盾ドワーフさんを後ろから体当たり! 盾ドワーフさんが前に落ちた! そして溺れてる! 』
ア、与作おじさんが落ちた!
ア、溺れてる………沈んだ?………ピチュン♪した(笑)
『何と盾ドワーフさんがリタイア! そして押したのは………エ、半魚人? 』
『マァ、彼は魚人族の方でね。陸上では人族より劣るけど、水中なら結構強いって種族でね。マ、彼は最初に苦労してたけど、今は川にたどり着いた様だからね。何とかなった様な? 』
『エ~ト、確か魚人族って種族選択に一応有ったけど、余りにも不利な条件だったから見た事が無いって言うか、選んだ人居たんだ? 』
『今回はフィールドが水辺だったのが幸いして活躍しましたね。何せ盾ドワーフさんってβ貢献度第8位の猛者で戦闘狂な人ですからね(笑) 』
『エ、一桁台だって? ソレだとジャイアントキリングしたと? 』
『そうなりますね♪ 』
〈エ、盾ドワーフさんってそんなに凄いβテスターだったの?〉
〈タダネェ~、溺れた所を見てるとねぇ?〉
〈全く残念な戦闘狂って所?〉
〈そう言えば、確かアノ盾ドワーフさんだったかな? 確か笑顔で森林破壊していたしね(笑)〉
〈笑顔でって怖いな?〉
〈しかも森林破壊してたって何?〉
〈アァ、冒険ギルドの依頼の件ね。木材調達の常設依頼だよね? デモ、何故森林破壊って?〉
〈《アクアビレッジ街》の郊外の森の木を必要量以上に刈ってきたらしいよ? その跡の森がねぇ?〉
〈ア、察した(笑) 森の一部が無くなったって騒いでいた件ね(笑)〉
〈エ、何その自然破壊?〉
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与作おじさん、何をしてたの?
何処でも自然破壊しているって(笑)
『さて、魚人さんはまた潜った様ですね? 潜った状態だと全く発見できませんね? 』
『マァ、水中の方が楽だからですかね。何せ魚人族ですからね(笑) 』
『さっき落ちたサーファー漁師さんは、隙を見て一旦逃げましたね! 』
『何とか離れた様ですね? ただねぇ……… 』
『ア、その先には海熊さんが! 』
ア、カジキお兄さんが水中からまた奇襲した!
サーファー漁師さんに刺さる銛って!
〔ア、ピチュン♪したね! 〕
『ここでサーファー漁師さんはリタイア! 残りは後3人になりました♪ 』
『後は………ン、何だアノ人? アノ格好は? 』
『エ、どちらに? ………エ~ト、彼は何してるんでしょう? 』
そこにはちょっと大きなもふもふアザラシに乗った剣士って、もふもふ隊のもっさんだよね?
アノ乗っているもふもふは、………もふもふアザラシはゴマちゃんだよね?
〔ゴマちゃんって普段は小さいけど、アノ大きさだったっけ? 〕
〈エ、アザラシに乗ったオッサン?〉
〈エ~ト、何故にアザラシに?〉
〈って言うか、何故連れてきたんだ?〉
〈何のため?〉
〈イクラナンデモオカシイダロ?〉
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『確かに獣魔は移動に使用OKですけど、偶然にしてはピンポイント過ぎではありませんか? 』
『エ~、確かに偶然にっておかしいですけどね? エ、(カサカサ?)………アァ、なるほどね。今判明しましたが、あのアザラシちゃんは気配探知ができる様ですね? なので本来は幼獣状態で背中に背負っていたらしいのですが、マサカの水上ステージだったので本来の大きさになってもらって乗って移動しているそうです。勿論、獣魔は攻撃できませんが、気配探知で相手の位地も回りの水深まで分かるようですね 』
『ナ、何と偶然の産物だったと? ナンテ運の良い人なんですか♪ 』
〈ウワァ~、そんな偶然って有るんだ?〉
〈さっきの盾ドワーフさんとは真逆の結果って(笑)〉
〈さっきヤられたサーファー漁師さんもだけどな(笑)〉
〈ホント、運が良い人だよね(笑)〉
〈しかも実力もソコソコ有るから生き残ってるんだろ?〉
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確かに偶然って言えば偶然なんでしょうね。
私も人の事は言えないけどね(笑)
『さぁ、これで分からなくなったぞ! 残りは3人、海熊さんか魚人さんかアザラシオッサンか? 』
『まさに三つ巴? 』
『オット、魚人さんが動いた! 狙ったのはアザラシオッサンダァ! 』
『デモ、気付いていますよね、アザラシオッサン(笑) 』
『ア、アザラシさんが移動! 水中から襲った魚人さんの攻撃を華麗にかわした! ア、魚人さん、浅瀬に着地ってそれは不味いぞ! ア、アザラシオッサンが斬り付けた! 避けられず魚人さん斬られた! そして、ピチュン♪した! 』
『魚人さん、見事に誘われましたね。気が付いていたアザラシオッサンは上手く誘導して浅瀬に誘い込んでましたね 』
『ここで残り2名になりましたので予選第4試合、勝者は東地区のPCネーム:カジキさんと同じく東地区のPCネーム:もっさんさんとなりました! 2人共、予選突破おめでとうございます♪ 』
〈予選突破おめでとう♪〉
〈しかし偶然って怖いな(笑)〉
〈ホント、運命的な事って有るんだな(笑)〉
〈2人共運が良すぎるだろうに(笑)〉
〈ここで運を使ってしまって本選大丈夫か(笑)〉
〈マ、そこも運次第って所(笑)〉
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ホント、カジキお兄さんともっさんさんは運が良かったね。
それに比べて、与作おじさんは運が無いなぁ(笑)
〔普段の行いかな? 〕
『解説のMMさん、今回の勝因は? 』
『今回は、ズバリ運ですかね。あそこまで運の良し悪しが出たのが結果に繋がるとはね(笑) 』
『確かに今回はそうなりますね(笑) 』
〈ホント、運次第って(笑)〉
〈勝ち残った2人は運が良いと?〉
〈水上ステージならではって所かな(笑)〉
〈結果は結果って所かな?〉
〈ホントにどうなってるのやら?〉
〈次はどんなステージなのかな?〉
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今頃、与作おじさんは荒れてなければ良いけど?
また森林破壊してそうで怖いね(笑)
〔付き合わされる人も大変ね(笑) 〕
予選後の与作おじさんは………?
「与作、残念でしたね(笑) (プ♪) 」
「与作、惜しかったね(笑) (プ♪) 」
「与作、ドンマイ♪ (プ♪) 」
「与作さん、仕方が無いよね? 」
「与作さん、アレでは仕方が無いような? 」
「与作、残念だったな。マサカの水上戦だったとはね? 」
「ク、………アァそうだよ! 因りにも因って、何で水上ステージ何だよ! 」
「「「普段の行いが悪いから(笑) 」」」
「「姉さん達、流石にそれは………有るのかな? 」」
「何だよそれは? 」
「「「「「森林破壊とか? 」」」」」
「木を切ってただけだろ? 」
「「単純に木を伐りすぎなのでは(笑) 」」
「「「そうそう(笑) 」」」
「ナンデダヨ? 」
「それで龍さん、良く[魔龍反射鏡]を作れましたね? 」
「アレは材料さえ有れば製作は可能だったからね。ミスリルも石英砂(ガラスの元)も手に入っていたしね。試合に間に合って良かったけど……… マサカ溺れるとはね(笑) 」
「「「「「確かに(笑) 」」」」」
「ダカラ言うなって! 何で水上ステージ何だよ! 」
「「「「「ダカラ、普段の行い(笑) 」」」」」
「ナンデダヨ! 」
「しかしアノPC魚人族の人(与作を押した人)も良くやるよ(笑) 」
「エ、何でです? 」
「何でNPC魚人族の皆さんは此方(東地区)では《イーストハーバー町》にしか居ないのか? 」
「ア、そう言えば? 」
「「「「「何でだろう? 」」」」」
「答えは地上だと活動制限(弱体化)してるだろうね 」
「ア、龍さんと同じ? 」
「マァ、正確には水中特化型の種族だからな。隣街の川に着くまで大変だったろに 」
「「「「「確かに(笑) 」」」」」
「龍さんもβの時に苦労してましたからね(笑) 」
「彼の実際のハンデは知らないけど、ホント大変な筈だろうな? 」
「何処の地区何だろうね? 」
「東地区なら支援してあげても良いけどね。同じ苦労しているからね(笑) 」
オマケ♪
実はアノ魚人族の人は現在、西地区《ウインドガーデン街》に居た。
現在、海方面(《ウエストハーバー町》)に進みたいが、大カバに邪魔されている状態だった。
〔相手(大カバ)も水中戦が得意な為に(笑) 〕
現在は川沿いでレべリングしながら、対大カバ戦に備えているのだった。
因みにサーファー漁師さんは南地区の元βテスターのマクラザキさんでした。
爆炎様達には上手く合流せずに、現在《サウスハーバー町》に向かって行こうとしてました。
〔アノ釣竿はマクラザキさんの自作品でした♪ 〕
魔龍反射鏡に付いて♪
この鏡、βテスト当時に龍さんが試作で作った手鏡が偶然にも魔法反射したのが始まりだった。
偶々NPCの人に手鏡の試作を作るときに、手持ちの材料に銀が無くて代わりにミスリル(魔銀)を使ったらできてしまったと言う曰く付きの物だった。
それを改良していき、魔龍反射鏡が出来上がったのだった。
ただ、物理攻撃には弱い弱点はそのままだったが(笑)
試合前に与作からのリクエストで与作の盾に付けていた。
今回は偶然にも誰も物理攻撃しなかったので割れる事は無かったが、もしも誰かが弓矢等で攻撃してたら早々に割れて苦労していただろうね。
〔物理攻撃されなかった事だけが、運が良かったと言える与作だった(笑) 〕
099
始まった第4予選………
与作→何でココなんだよ!
カジキ→オ、海………ではないけど、これは良いぞ♪
もっさん→これは………ゴマちゃん頼むぞ♪
ゴマちゃん→キュキュ♪(お水お水♪)
各々の感想でした(笑)
試合の後………
カジキ→イヤァ~、水上ステージで良かったよ(笑)
与作→何で水場何だよ!
リンゴさん達→普段の行い(笑)
龍さん→ついてないな、与作(笑)
ホント、ついてないよね、与作は(笑)
今月はここまで(笑)
ホント、PvP大会はムズいよね♪
誰を勝たせるか、その方法はとか考えるのが面倒な事(笑)
ホント、第4予選まで何とか間に合ったよ♪
さて、次回は第5予選からだね♪
果たして勝ち上がるのは誰?




