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きしょいヤンキー

目覚まし時計の音がする。

目を開けると天井には沢山のイケメンのポスター。


僕はいわゆるオタクで、腐女子だ。そんで少女漫画がすごく嫌い!

まずヒロインの反応が地雷すぎる!イケメンに対する反抗的な態度(可愛さを含みながら)、反抗的な態度取る割にはすぐにおちる。意識し始めてツンデレ開始!そんでイケメンを振り回すのさ、、

まじで地雷。

イケメンとイケメンがそれやるんだったらいいんだけどね、、


あと俺様系とか王子様系とか腹黒系とか全部無理。現実にいたらただのナルシストだって!!

とくに俺様系が無理!初っ端からシネって暴言吐いちゃいそうだ。少女漫画みたいに「あ、あんたいきなりなんなの!///」みたいなのが信じられない!

どっちも気持ち悪くて漫画投げちゃう。昔からそうだ、友達が勧めてくれた少女漫画を面白いと思えなかった。逆ハーレムとか小学生のませた恋愛とか、憧れる気持ちが分からなかった。


僕が今まで好きになった人は、たまたま仲良くてよく遊んだり、席が隣になったりした子だった。一緒に喋れるだけで幸せ、そんな恋しかしたことないししたくない。

高校生の少女漫画でよく初恋とか言ってるけどさ、意外といるもんだよ?小学生のうちから気になる子や好きな子なんて。初恋なんて相手が喜ぶ言葉だから言ってるだけにしか聞こえなかった。


どこにでもいる普通の女の子!とかなんだよそれ、もうその時点で普通じゃない。おもしれー女ってセリフも、もう聞きすぎてネタにしか聞こえない。イケメンにキャーキャー言ってる、モブですって感じの人も現実にはそうそういない。

そんな思考を持っている人間だ。


あ、やっべ学校遅れる。

いそいで推しのキーホルダーを持って走る。

「ぐはっっっ」

「痛った、、え何普通キャッじゃねえの」

うっわ、、ヤンキー。というか僕にそれを求めんな!あと少女漫画かよ!

「走るなよ、ぶつかってアクキー割れたらどうしてくれんのさ。」

「てか髪短っ、ベリーショートか?」

スルーかよこいつ。

「長いのジャマじゃん。」

よし、この場から去ろう。走って立ち去ろうとした直後だった。


「あいつ、、おもしれー女w」


うっわ!!さっむ!!きっしょ!!

これで隣の席だったらくそじゃんうっわ!!

逃げよ逃げよ逃げよ逃げよ逃げよ


全力で走ったのは久しぶりだった。




このヤンキー、ぜったいナルシスト&気が強い奴だな、これで身長コンプレックスとかだったら受けにちょうといいわ。と思った

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