3話 夜戦の開幕と終戦
空腹と同時に襲いかかってくる周囲の劇的な変化に気持ちが逸り歩くペースが少し早くなる。
既に日が落ち月光と星の輝きのみが光源となり果てた草原はまさしく暗黒。光が差しているのは頭上のみで足元はニ、三メートル先が見えればいいほどの暗さ。
こんな中モンスターと遭遇すれば確実に死は免れないと直感が伝えてくる。
「仕方ないとは言え町を散策するべきじゃったか?」
もう少し色々町で出来ることがあったのではないだろうか? と言う後悔に似た感情が胸の内を渦巻く。だがその選択は確実になかったと言い切れる。
仮にもう少し街の散策をしてから出てきた場合、アルスとの遭遇が無かった可能性が高い。
彼女と出会わなければ危険にさらされることもなかった、などと考える程耄碌していないため、この選択が結果的に自分にとって最善の選択だったと胸を張って言える。
「自分の意思に従い、納得のいく道を歩んでいるがこの先どうなることやら」
儂のにわか仕込みの知識ではモンスターは夜にも徘徊するもの、草原が出現頻度が少ないのだとしても流石に一匹もいないということはない。
それなのにもかかわらず静まり返った周囲の空位化重くのしかかり、不安を増長させる。
「アルス大丈夫か?」
手を引いている少女の方へ眼を向け問いかける。
モンスターとの戦闘の危惧があるため申し訳ない気持ちでいっぱいだが、アルスには儂のペースに合わせて歩いてもらっている。
小さな少女が大人の歩行に合わせるのは体力の消耗が著しいはず、それなのにもかかわらず暗闇で見ずらいはずの表情は曇りを知らぬ笑顔がこべり付いていた。
「親父私は大丈夫」
息を切らすことなく笑顔で語るアルスは作り笑いをしているのか、それとも本当に体力はありつかれていないだけなのか判別のつかない表情でこちらを見つめている。
「そうか……なら構わんのじゃが、疲れたりしたら早めに言うんじゃぞ?」
「うん」
一応釘はさして置いたが恐らく言わぬじゃろうと思いつつ、言わないのならこちらが気をつければいいだけの事と、一層アルスに対して注意を払うことを決める。
「アルス、少し聞きたいのじゃが、モンスターの湧く時間とか周回する時間とか分かったりせんか?」
先程からずっと気になっていたのだが、日中しかり夜中しかりモンスターとの遭遇が無い。
草原には生息していないというのであれば好都合だが、ゲームの定番では草原は初級のモンスターの温床。それが存在しないというのはあまり考えたくない。
儂が使える物は経験と知識、その知識の部分が使い物にならないとは思いたくない。
そのため正しい情報だと決めつけた上で仮説を建てるとするなら。
一・昼は少数の部隊が得物を見つけるため出歩くのみで、それほど遭遇率は高くなく夜は大部隊で出歩くため、準備に時間がかかり今はまだ遭遇していない。
二・昼夜問わず広範囲を徘徊しており遭遇率自体がそれほど高くない、
三・巡回ルートは決まっておりたまたまそのルートから逸れた位置にいる。
四・目的をもって進行しているため遭遇自体が稀。
この辺りが想像できる限りの遭遇しない理由だが、一は考えたくない。
「出現頻度や数は分からないけど、たぶん日中の方が遭遇率は高いと思う。私たちが出歩いていたのが日中ばっかりだったから……」
この情報が正しいのであれば正直今の状況はあまりよろしくない、先のアルスは彼らの事を収集部隊だと言っていた。
戦闘部隊であれば今の言葉を信じ夜の遭遇がほぼないと楽観視できるが、収集部隊がモンスターの多く生息する地域に行く場合、モンスターが徘徊しない時間帯を狙うはず。
そうなるとこの辺りは日中がモンスターとの遭遇率が低い可能性が極めて高い。
ただそこまで脳がある連中だったかは……
「昼間戦闘はしたか?」
今の仮説の立証を果たさない為に問いかける。
ただこの仮説が不成立した場合、彼らの行動に矛盾が生じる。更に言えば彼らが強い部類の人間になる可能性もある。
「私は一度も戦闘していない、と言っても今日は早々に逃げたから私が逃げて以降に戦闘していたら分からないけど……。昨日までなら日に数度の戦闘はしていたよ?」
アルスが逃げたことにより狩りを行わなかったと考えると、正直不安は残るのだが昨日までですら戦闘をほとんど行っていないということを聞くと、願い下げの状況は成立していしまう。
「アルス主には少し酷かもしれないが、もう少し急げるか?」
「こう見えても逃げ足も体力も自信あるから大丈夫だよ!」
「……すまんな」
元気に返事するアルスに少しの罪悪感を抱きつつ速度を上げる。
速度を上げたはいいもののすぐさま止まらなくてはならない事案が発生し。その存在がどこに居て、何是そんなことをしたのかは分からなかったが、微かに草をかき分けるような音と共に動物の鳴き声のようなものが聞こえた気がした。
その音を聞き取れたのは偶然か必然か今はどちらでも構わない、危険を察知し回避する能力がこの土壇場で上がったのであれば喜ばしいことなのだから。
「なにか聞こえなかったか?」
「私は何も聞こえなかったけど……どうしたの?」
気のせいだったのか?
だが確かに聞こえた気がした……。しかしアルスが聞こえなかったというのであれば気のせいだったのだろう、この世界初心者の儂の錯覚より様々な経験を経ている彼女の方が感じ取れるものは多いはず。
だからおそらく気のせいだ
「アルス少しの間茂みに隠れておいてくれんか? 数メートルも離れておれば問題なかろう」
どれほど自分で感じ取った物を気のせいだと思い込もうとしても何かが引っかかり邪魔をする。
この状況で帰路を急ぐよりか少し疑念を払拭する時間を設けても構わないと結論を出し、アルスを少し離れた位置に隠し全神経を先ほどの音へ集中する態勢を整える。
「親父……?」
「大丈夫、すぐ終わる」
「……う、うん」
不安が滲んだ声音から痛いほど伝わってくる動揺と恐怖。
だがその全ての感情を押し殺し言うことを聞いてくれる少女にありがたく思いながら、もう少し感情を表に出し迷惑をかけてくれるくらいしてもいいとも思えてしまう。
儂は彼女を置いて逃げるなんてことはしない、だが彼女の経験から想像させられるのだろう。なら尚更もっと反発すべきだ。
「儂が育てるからにはもう少し我儘に育ててやる」
何より我儘を言わない、言えない間からなんてものは本当の親子ではない、困らされるのは願い下げではあるがそれでも二つ返事を地で行うような子が大人になったと考えると少し怖い。だからこそ我儘を言わせることを最初の目標に定める……のだが我儘ってどうすれば言ってくれるんだ?
「取りあえずは目先の敵に集中」
いつでも戦闘を行えるよう気を引き締めなおし、そこに存在する何かにだけ注意を払うよう意識を向ける。
すると草をかき分け黒い何かがこちらに向かって飛翔してくる。
大きさは犬より少し大きい程度と思いの他小さいが
「っつぅ」
多くの情報を拾い上げようとしすぎたのか回避が上手くいかず攻撃を食らってしまう。
と言っても傷は浅く薄皮を数枚持っていかれた程度、それに何より初撃と言うことで相手も手心を加えたのか、それとも体躯の小ささゆえの重さの無い攻撃なのか分からないが、直撃を食らいさえしなければ重傷になることはないという、掛け替えのない情報を序盤で手に入れることが出来たため儲けものだ。
「何より痛みがほとんどない」
空気のような音を反射的に零してしまった物の、深く切り裂かれることのなかった攻撃は痛みが全くなく、流血すらしているのか分からない。
「ただもう一つの情報としては鋭いことか」
服を触ってみるが切れ口が綺麗でほつれなどが無い。
よほど研ぐ済まされた爪でも使ったのだろう。直撃を食らわなければどうと言うことはないと思ったものも、逆に食らえば即試合終了の危険があり、儂に確実に避けられるほどの回避性能は優れて居ない。
「同じ攻撃か?」
思考の隙を突くような攻撃をしてくるが先ほど同様音のする方角から敵の位置を割り出し、回避行動をとる。
同じ攻撃なら回避精度は高くなると思ったのだがその思考自体が経験の浅さを証明する浅慮になり、足元を掬われてしまう。
「……ちょっと、まって……」
回転を付け迫りくるモンスターの攻撃を食らってしまう。回転を付けたのには二つの利点があり射程の強化と、範囲の拡大。
その甲斐あってか先ほどより深く切り刻んで切る爪はそれでも深く突き刺さることはなかった。
「いや……今のはやばかった」
一撃目の攻撃から今のをされていれば確実に直撃していた自信がある。今回躱すことが出来たのは速度の変化が著しかったからだ。
一度目の直線状に飛翔する攻撃は速度重視の単調な攻撃、対し二度目は回転を加えることによる利点が増えたものの速度が落ちていた。ただし速度の低下がマイナス要素になるかと言われると、利点の方が大きいためマイナスをかき消していたため愚策とは言えない。
「避けるのも苦労しそうだな」
速度の異なる攻撃をうまく組み合わされるとそう遠くない未来に儂は死ぬ。
それまでに打開策を見つけなくてはならないが、攻撃手段の統一が少し気になる。
爪に自信を持っているのか他に理由があり爪以外の攻撃を避けているのかは分からないが、噛みつきや体当たりをしてこなおい。
この単一の攻撃手段を隙と捉えることが出来れば……もしかしたら。
「が隙となるか?」
現状ですら追い詰められている感が否めないにもかかわらず、敵が攻撃手段を一つに絞ってくれているというのはその時点で好機、底に隙があるとは考えにくい。
何より今選べる反撃の手段がヒット&アウェイ。肉を切らせて骨を立つ。生贄。
の三択、勿論生贄などと言う選択肢はないため実質二択。この二択も体を使った攻撃が組み合わされると破綻する。
「どうすればいいっていうんだ?」
はっきり言って初戦にしては考えることが多すぎる上に、相手の情報が少なすぎる。
最悪体や牙は温存しておいて後々出そうと考えている場合、その驕りにつけこむしかない。
「となると……」
一か八かになるか肉を切らせて骨を断つしかないか?
短期決戦をする事が一番勝率が高く、それ以外の選択肢を選んだ場合は隠し玉の警戒もしなくてはならない。引き換えに一撃もろに食らえば戦闘不能で即死直行。
「賭けは好きじゃないんだが他に選択肢ないしな」
勝ち目がある以上好き嫌い言っていられる場面ではない、それに賭けに勝たなくては儂一人ではなくアルスまでも死なせることになってしまう。
彼女の存在が頭を過ぎり一つ最善の選択肢だったものが浮上してくる。
彼女のかつての経験を活かし助言をもらえばリスクを追わずに生還することが出来たのかもしれない。だがそれはもう後の祭り、賽は投げられてしまった以上過去に縋るのはしてはいけない。
「さぁ腹は決めた、来るならこい。最悪刺し違えてでも彼女だけは生かして返す」
不安でいっぱいの感情を押し殺し、いつ来ても対応できるように気を張り神経を研ぎ澄まし注意深く周囲を観察する。
だが一向に合わられる気配はない。
「なぜ来ない?」
あまり長い時間待っていないことは理解している、だが戦闘下においてはその短い時間が生死にかかわるはずなのに、張り詰めた緊張を解いても襲ってくる雰囲気はない。
元々悠長に考える時間を与えてくれている敵ではあったが流石にこれは待ち過ぎ……
「……まさか!」
ふと過ぎる不安に身を任せ後方に駆け寄る。そこに居たであろう小さき存在を探し。
あたりの草をかき分け少女の存在を確認するために走り回る、音を出しモンスターへの警戒を時ただ一人の少女を探すためだけに集中した。
すると一つの窪みが存在していることに気が付く。
「暖かい……がどこにいる」
人が蹲っていたようなぽっかりと空いた空間を触ると微かに温もりを伝えてくる。
だが草に温もりを伝えた張本人はそこには居ない。
「アルス! どこにいる!!」
窪み周辺をくまなく探していくが目的の人物は一向に見当たらない。
もしひっそり逃げ出したのであれば問題はない、だがモンスターの気配も無く少女の存在もないこの状況で生き延びたという楽観視ができる程、現実が見えない人間ではない。
「アルス?」
辺りを駆け回り声を張り上げていると微かに草が揺れたのを感じ取り駆け寄る。
先程のモンスターがいるかもしれない、風で揺れかもしれないと言う思考はなく、そこに確実にいるという確証の元つっこでいく。
「あ、ある……アルス?」
揺れた草をかき分けそこに居る存在を確認すると、そこには狼のようなモンスター左腕を差し出し馬乗りにされたアルスが横たわっている。
両者ともに身動きを取らず刺し違えたのでは? などと言う不安が頭を占領していく。
「アルス! アルス!!」
駆け寄り生きているか確認するが左腕から流れている出血の多さを目の当たりにし、脈があってももう生きる道は限りなく断たれててしまっていることを認識する。
「ある……す」
一人の少女を守ることが出来なかったという後悔と悔しさからとめどなく溢れ出る涙が少女の頬を伝う。
少女は目を閉ざしたまま月光を浴び美しく輝いている。
だがその様は生気を感じさせない。
「あ、あぁぁぁ」
名を呼び嗚咽を漏らすしか出来ない儂を嘲笑うように月光はいつまでもその綺麗な肢体を照らし続けている。
「おやじ?」
どれほどの時が経っただろう、いつまでそこで泣いていただろう。
分からないほどの時間が過ぎた先に待っていたのは少女の生還。
「夢……じゃないよな?」
いつの間にか寝てしまいアルスが目を覚ました夢を見ているのだろうかと自問するが勿論答えるものはいない。
「おやじ、こいつならもう大丈夫です今は……」
問いかけへの答えではない返答が返ってくる。
初対面で拒絶された際の綺麗な声音で語りあっけてくる少女の頬には赤みが宿り、生気を醸し出してくる。
その事実に安堵するとともに何とも言い難い感情が沸き起こり
「アルス!」
彼女の頬をぶってしまった。
乾いた音が周囲に鳴り響き、叩いた手をヒリヒリと弱い痛みが押し寄せ、耳に届く乾いた音が心を締め付ける。
叩かれた本人は何が起こったのか分からないという様子で反応に困っている、だがその内心は儂が今抱いた痛み以上の痛みを感じているに違いない。
「儂は……待っておれと言った……なぜぬしは勝手に戦いに参戦し怪我をしておる? 儂がぬしを思う気持ちがその程度のものだと思っておったのか!?」
先ほど流した涙と違う類の涙を再度流す。
この短時間で彼女にそれほどの事を感じ取れと言うのは無理だろう、何も言わずに感じ取れるのは人間ではない。
だからこそ自分が言っていることが矛盾していること、無茶を言っている事を理解しながら語る。
「心配をかけさんでくれ、ぬしにはぬしの思いがあったんだろうが、それでも親が子を守るのは当然の摂理。子が傷つけばそれ以上に心を痛めるのも当然の事。だからもう自分の身を犠牲にするようなことはせんでくれ」
親の温もりを知らない少女に語るには少し酷かもしれないことを語り終えたころ、先ほど頬を叩いたことの償いにはならないと分かっていながら頬を擦り抱きしめる。
するとようやく状況を理解し始めたのか、頬の痛みを感じとったのか泣き崩れるアルスを抱きかかえる。
「おや、おやじ……ごめんなさい。ごめ、ごめんなさい」
「殴ったりしてすまなんだな……痛かったな」
嗚咽交じりに謝るアルスを強く抱きしめ、儂の思いが伝わったのなら良かったという思いと、これからは同じことを繰り返さないためにも力をつけ、彼女を守るだけの力をつけなくてはならないと心に誓う。
「腕の方は大丈夫か?」
あれから数分泣き続けたアルスがようやく落ち着きを取りもだ押したため腕の状況を確認する。
見るからに重傷だが痛みを訴えることはなく、それどころか先程打たれた頬の方が居たいと言いたげな視線を投げかけてくる。
「うん問題なよ」
泣き疲れたのか少し元気の無い返答をするアルスに当然と言えば当然の態度に自分の行いを反省する。
「さっきのことは本当に申し訳なかった。アルスが急にいなくなり、突如現れ死は避けられないと思った矢先に、元気な顔で語り掛けてくるものだから動揺して……取り乱してしまった。本当に悪かった」
始めたの感情とは言え取り乱しすぎな気がする先の行いを恥、反省し謝罪する。
その上で関係を治すようこれから努力しなくてはならないと思っていると、何故か少しうれしそうにしているアルスの表情が目に入った気がする。
「おやじ……もういいよ、私も悪ったことは反省してるし」
少し元気の取り戻した声音に訳は分からないものの、元気になったのなら別にいいかと深く考えずに先ほどの質問に移る。
「その腕見るからに重傷なのになぜ平気そうなんじゃ?」
「この辺り一帯に群生している薬草の効能で鎮痛効果があるから痛みがあまり感じないの」
麻酔みたいなものか?
それなら回復するのではなく麻痺させているだけであって、現在進行形で血は流れ怪我の症状が進んでいるということになる
「なら急いで戻らんと命にかかわるかもしれんと言うことじゃないんか?」
「少しの止血効果もあるからすぐに死んだりはしないけど、あまり過信は出来ないかな……」
「どちらにしろ急がなくてはならんな」
この状況を長引かせていいことなんてのはない。
それだけが今言える確実なこと。
「てことはこのモンスターも似た状態ってことか?」
「ウルフはいま大量に摂取したことによる昏睡状態だと思う」
目の前で寝っ転がっているモンスターに対する疑問が解消され、すぐに起きることが無いのであれば今は後回しで構わないと結論を出す。
「アルスのその腕は治るのか?」
牙の後がくっきりと残り骨が砕けていないことが疑問に思うくらい見るも無残な腕に視線を向けつつ、問いかける。
傷が塞がっても後が残るとかいうのであれば女の子の肌を傷物にしたまま放置が出来ないため、その傷を治療する方法をも探さなくてはならないところだったのだが
「ポーション使えば治ると思います」
と言う彼女からの言及があり、一安心する。
「でもポーションは高額なのです」
「お金くらいなら何とかしよう」
不安そうに語るアルスに対し金で済むならどうとでもしようと言う思いから口をついて出た言葉だが、どの程度の金銭か分からないためどうにかなるかもわからない。
だが自分の行動が招いた結果なのだからなんとしても治してみせる、どれほどの富が必要だとしても。
書いていてうるっとくることがたまにあるんですが、お読みいただいた方にもこの感情が共有できるかどうか……
いやまぁ書いて二話や三話で共有できるほど感情移入できないと思いますが。。。
第一目標はそういった自分が抱いたドキドキ、ワクワク、涙腺が緩んだことなどを追体験してもらえるくらい良いキャラを作り、文章を磨くことですね……いつになるか分かりませんが期待してついて来て下さい!