七九九万-設定
■概要
神々と人間が織り成す陳腐な物語。
ネタバレの塊なので、先に全話読破してから閲覧推奨。
■登場人物
小説(笑)に登場しない者も。
・男神(おがみ、だんしん)
人間の雄を操る神。主人公的な扱いが多い。
2メートルほどの筋骨隆々の男の依り代を好む。
利き腕は両利き。
最大出力は35億人力。馬力換算で8億8千万馬力。
無数の男性を吸収して、100メートル級の巨人に変化可能。
移動速度、攻撃速度はマッハ1程度が限界。
それ以上だと依り代が耐えられない。
視力は6.0くらいまで調節可能。
不老不死(条件付き)で、食事や睡眠をとらなくても活動可能。
体の一部が爆散して失われた場合
その部位を構成する物質が含まれる食事を必要量とることで
失われた部位を数秒程で再生できる。
空を飛び回ることも可能。
他の神が憑依していない男を記憶操作可能。
大雑把な性格。少々めんどくさがり。
尊大ぶった言葉遣い。格上には敬語を使う。
取るに足らない理由で殺人を犯す、冷酷な面もある。
・女神
人間の雌を操る神。
160センチほどの平均的な身長、
黒くしなやかで長い頭髪、美人で体つきも良い20代の依り代を好む。
最大出力は男神と同程度だが、その力を誇示することはない。
お嬢様口調で話す。
自身に悪意を向ける人間は容赦なく殺す、冷酷な面もある。
・人神(ひとがみ、じんしん)
人間を操る神。
坊主頭の子供の依り代を好む。
男神、女神よりも各上の存在。
最大出力は70億人力。馬力換算で17億5千万馬力。
常に敬語で話す。
人命を重んじる性格。
性格ゆえ、男神、女神に疎まれることもある。
異世界の銃士相手に善戦する。
・マンモス神
マンモスを操る神。
かつて、男神の親友だった。
マンモスの絶滅とともに滅ぶ。
・男
「その2」に登場する、普通の人間。
一時的に神剣(剣神)の所持者となる。
・剣神(けんがみ、けんじん)
剣を操る神。
装飾の少ない剣の依り代を好む。
振動して音を出し、会話できる。
(物体を依り代にする神は基本的に会話できる)
数十本の剣と融合し、大剣となることもある。
・動物神
動物を操る神。
巨大なキマイラの依り代を好む。
どんな動物にも自在に変身することができる。
・骨神
骨を操る神。
人間の骸骨の依り代を好む。
誕生以来ずっと地中深くの化石に留まっていたため、
大地が隆起して依り代が地表に晒されるまで、
自我が芽生えなかった。
人間に取り付いてからは、知能が飛躍的に向上。
他の神々と出会い、神として完全に覚醒した。
人間や動物などには相対的に少しだけ優しい。
覚醒後の攻撃速度、移動速度はマッハ2ほどで、
様々な形状の骨に変形して戦う。
・目神
目を操る神。
多数の目が寄り添った、不気味な塊の依り代を好む。
・粒子神
あらゆる粒子を操る神。
ほぼ万能であり、宇宙神に次ぐ位の存在。
灰色の球体の依り代を好む。
惑星規模の闘技場を一瞬で創造し、戦闘大会を開く。
物語終盤、異世界の魔王の不意打ちにより消滅する。
・原子神
あらゆる原子を操る神。
大きな球体の周りを小さな球体が飛び回る依り代を好む。
神々のなかでは高位の存在。
暴走した溶岩神を、自らの神魂を用いて封印する。
・宇宙神
多数の宇宙を操る神。神々の中で最高位。
言語が発展してきた頃に誕生したので
神々の住む宇宙以前から存在していた訳ではない。
・熊神
クマを操る神。
人間を恨んでおり、男神に因縁をつける。
最大出力は、男神に遠く及ばない。
・ライオン神
獅子を操る神。
人間を憎む。
・蛇神(へびがみ、じゃしん)
ヘビを操る神。
10メートル級の大蛇の依り代を好む。
人間を快く思っていないが、
人間の扱う機械は抵抗なく利用する。
異世界の剣士に倒される。
・蟻神
蟻を操る神。
闘技場では、無数の蟻を率いて戦い
男神を苦戦させる。
・水神
水を操る神。
透明な女性の形をした依り代を好む。
巨大な龍の姿をとることもある。
海にある水全てを持ち出し操るなど、力は強大。
・電子神
電子(雷も含む)を操る神。
水神の依り代全てを一瞬にして分解するほどの実力を持つ。
・魚神
魚を操る神。
対戦相手の骨神を見下していたが、骨神にあっさりと敗れる。
・山神
広大な山脈に憑依する神。
山脈全体を動かすほどの力は持っていない。
・影神
影を操る神。
現象を操るので、音声を発することはできない。
影の文字を表示して、意思疎通することは可能。
影を変形する際に、影を投影している物体も変形させて
影と形を合わせることは可能。
光を操作して、影の形だけを変えることも可能。
景三(人間)と行動を共にするようになる。
異世界の怪物に食われて消滅。リセット時に復活するが
今までの記憶を全て失う。
・景三
普通の人間。男子中学生。影の悪魔(妄想上の存在)の使い手。
影神と仲良くなる。
・蚊の化け物
異世界から来た巨大な蚊のような化け物。
魂を食料とする。
・石神
石を操る神。
生まれ変わった影神を教育する。
・車神
自動車を操る神。
真っ赤な無人の乗用車の依り代を好む。
カーナビシステムを流用して会話する。
ガソリンが空でも問題なく走行できる。
飛行能力もあるが、車の性質に反する行為なため
ほとんど使用しない。
・銀神
銀を操る神。
純銀製の鎧の依り代を好む。
人間同士の戦に参戦。
異世界の魔物にとって銀は弱点であるため
魔王の足止めに一役買う。
・鉄神
鉄を操る神。
鋼鉄製の鎧の依り代を好む。
人間同士の戦に参戦。
人の持つ鉄の武器を支配し、戦で奮闘した。
異世界の銃士相手に圧倒的な戦闘能力で挑むが、
ちょっとした慢心からできた隙をつかれて倒される。
・チタン神
チタンを操る神。
チタン製の鎧の依り代を好む。
人間同士の戦に参戦。
鋼鉄を上回る強度を誇り、男神、剣神を圧倒した。
・錫神
錫を操る神。
戦には興味がない。
・アルミ神
アルミニウムを操る神。
戦には消極的。
・プラチナ神
プラチナを操る神。
金属としての美しさや希少性を最重視するため
戦には関心がない。
・金神
金を操る神。
戦に参加した金属製の神々のうち
最も脆い依り代を持つ。
・銅神
銅を操る神。
・細胞神
細胞を操る神。
木の根、動物の肉塊、大きなキノコ、人間の骸骨が組み合わさった
グロテスクな依り代を好む。
・死体神
死体を操る神。
腐敗寸前の貧弱な男の死体、その依り代を好む。
戦場において戦死した兵士達の屍を操り
亡者の大群に仕立てる。
・溶岩神
マグマを操る神。
真っ赤な溶岩で出来たトカゲの依り代を好む。
破壊や殺戮を楽しんでおり、極めて残忍。
暴走し、複数の頭を持つ巨大な溶岩蛇に変貌。
その後、原子神に封印される。
・空気神
空気(風)を操る神。
異世界の悪霊達に倒される。
・土神
大地を操る神。
亡き空気神の友人だった。
残った悪霊を全て滅ぼし、友人の仇を取る。
・本神
本を操る神。
ホコリを被った大きな本の依り代を好む。
世界中の書物の情報を全て記憶している。
戦闘時には、多数の本を積み重ねたゴーレムの姿をとる。
・悪霊
別の世界から来た悪霊達。
知能は低く
他者を呪い、破壊行為を繰り返す。
神魂ですら引き裂くことができる。
・木神
木を操る神。
大木の依り代を好む。
異世界の剣士に倒される。
・鳥神
鳥を操る神。
白鳥のような姿を好む。
・魔王エデンビゼル
異世界から来た魔王。
神々を次々と葬り、破壊の限りを尽くす。
・黒い鎧
異世界から迷い込んだ漆黒の鎧戦士。
異世界ではダークナイトの名を持つ。
強者を求めて放浪する。
チートの塊。
魂を持たず、力の源が「呪い」であるため
魂破壊攻撃が効かない。
・ブラックホール神
ブラックホールを操る神。
ブラックホールで二つの宇宙をつなぎ、神々の避難に協力する・・・
と思いきや裏切る。
--- ---ここから番外にのみ登場↓--- ---
・虫神
虫を操る神。
七本の角を持つ、黒く大きなカブトムシの依り代を好む。
・ゴキブリ神
ゴキブリを操る神。番外で言及されただけ。
巨大なゴキブリの依り代を好む。
・軍神
軍隊や、その保有兵器を操る神。
戦車を元にしたロボットの体(依り代)を好む。
残虐かつ好戦的。
・二酸化ケイ素神
二酸化ケイ素(SiO2)を操る神。
大きな水晶の依り代を好む。
新しい決闘方法に使われる、ビー玉を生産している。
・惑星神
惑星を操る神。
他の神との競合を避けるため、普段は火星辺りを依り代にしている。
男神と軍神の決闘をたまたま観戦しており、
勝敗の判定を買って出た。
・老人神
老人を操る神。
背中の曲がった、禿頭の爺さんの依り代を好む。
普段持ち歩いている、茶色の杖は鋼鉄製で重い。
自前の歯は生えておらず、総入れ歯。
依り代が脆いため、移動速度、攻撃速度の限界はマッハ0.5程度。
・犬神
犬を操る神。
通常よりも大きい、シベリアン・ハスキーの依り代を好む。
油断していたため、異世界の剣士にあっさり倒される。
・「グレイ・ネーヴー」
神殺しの大剣を扱う、異世界の剣士。
音速を超える攻撃速度と、神をも殺せる剣で、
神々を次々と葬るが、骨神との戦いに敗れ、
異世界に強制送還される。
・トカゲ神
トカゲを操る神。
緑色のちっぽけなトカゲの依り代を好む。
異世界の銃士に撃たれて倒される。
・家神
家屋を操る神。
ほどほどの大きさの、一軒家の依り代を好む。
異世界の銃士に移動中の神魂を見抜かれ、射殺される。
・「ディーン・マイト」
神殺しの拳銃を使いこなす、異世界の銃士。
神魂を捉える目、音速の攻撃速度、
そしてあらゆる物体と魂を貫く神殺しの拳銃を持ち、
神々を撃ち殺していくが、人神に拳銃を破壊され、異世界に帰される。
・トンボ神
トンボを操る神。
30cmほどの大きなトンボの依り代を好む。
・蜘蛛神
蜘蛛を操る神。
全長2メートルほどの巨大な蜘蛛の依り代を好む。
・光子神
あらゆる波長の電磁波を操る神。
ハロウィンでは動物神と組み、本来は曇りの空に、
晴れた漆黒の夜空と満月を投影する。
・星神
星を操る神。番外で言及されただけ。
恒星のみならず、惑星、衛星、彗星、
白色矮星、中性子星、ブラックホールなどの星々も操ることができる。
・物質神
物質を操る神。番外で言及されただけ。
・穴神
穴を操る神。
ドーナツの食品サンプルの依り代を好む。
神殺し騒動の原因である、異世界へ通じる空間の穴を完全に閉じる偉業を成し遂げる。
・狼神
オオカミを操る神。番外で言及されただけ。
・草神
草を操る神。番外で言及されただけ。
・亀神
リクガメやウミガメを操る神。番外で言及されただけ。
・カエル神
カエルを操る神。番外で言及されただけ。
・建物神
建物を操る神。番外で言及されただけ。
・「ドロー・ダグ」
片手に填まった金属製の小手と途方もない怪力を武器とする、異世界の戦士。
3メートルもの巨大な図体。
音速で移動し、その怪力と強固な肉体で、その場に居合わせた男神を圧倒するが、
男神の奇策の前に、あっけなく倒される。
3名いる神殺しの戦士の中で、唯一戦死した。
・カボチャ神
カボチャを操る神。
ハロウィンでは空飛ぶジャックオランタンに扮する。
・鉛神
鉛を操る神。
鉛の全身鎧の依り代を好む。
・タングステン神
タングステンを操る神。
タングステンの全身鎧の依り代を好む。
■用語
・神
神魂を本体とする、ほぼ不死身の生命体。
悪魔、魔物、怪物、化け物、妖怪、精霊とも呼ばれる。
肉体(依り代)に憑依し、その本質から逸脱しない程度で
自在に操る。
世の中のあらゆる物体あるいは人が視認できる現象の種類の数だけ存在し
自身の属する物体、現象のみ操ることができる。
例)水神は水(H2О)を直接的に操るが
水以外の物体は、水を媒体として間接的にしか操れない。
水の全くないところでは無力。
物体または現象1種類につき1体(1柱)存在する。
宇宙にある、自身の属する物体、現象の力学的エネルギーの総和分の
エネルギーを持つ。
(化学エネルギー、光エネルギー、電気エネルギー、
核融合、核分裂、熱エネルギーなどは含まない)
(属性によっては例外的にこれらのエネルギーも含む場合がある)
神魂を破壊されると死に至る。
※その場合、世界のリセット時に復活するが、以前の記憶は全て失われる。
・神魂
神の本体。形状や体積を自由に変化させることができる。
ただし、複数に分裂はできない。
神魂同士は同じ座標に重なることができない。
実在する全ての物質を通り抜けられる超物質。
自身の属性の物体、現象に憑依し、直接的に操ることができる。
神魂以外の魂は、神々の住む宇宙には存在しない。
・神々の住む宇宙
無数の神魂が存在する、1つの宇宙。
一定期間(1~3年程度)が経過すると
神々のいない宇宙から各物質の状況がコピーされ
神々の住む宇宙に反映される。
要は、神々の残した痕跡が1~3年周期で消される。
・神々のいない宇宙
神魂が1体も存在しない、1つの宇宙。
神々の住む宇宙のコピー元である。
神々はこの宇宙に干渉できない。(宇宙神は例外)
・異世界
神々の住む世界とは別の宇宙のこと。
小説ではさまざまな者が神々の宇宙に迷い込むが、
彼らの出身はそれぞれ別々の宇宙である。
・リセット
神々の住む宇宙が一定期間で更新されること。
神々はこの更新に抗うことはできない。(宇宙神は例外)
・神ネット
神々のみが閲覧し、情報交換できるインターネットサイト。
人間達が創り上げた、広大なネットの一部を拝借して創設された。