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今日も神々の遊戯に付き合います  作者: クロアリ
第1章 無傷の冒険者
7/65

第7話 称号とフロアボス


称号だと!?


『どうした?』

「なんか称号が付いた…」

『称号?』


名前 ユウマ-サトウ

性別 男

年齢 16歳

Lv48


スキル

スキルブレイカー


加護

遊戯の神の加護


称号 New

アンデットキラー New

無傷の殲滅者 New


二つも増えてる。


《アンデットキラー》

アンデットを100体以上倒した者に与えられる称号。対アンデット時に攻撃力小上昇補正


《無傷の殲滅者》

無傷で100体以上を魔法を使わず短時間で殲滅した者に与えられる称号。

対10体以上の時に無傷でいるうちは身体能力に特大上昇補正。


アンデットキラーはともかく、無傷の殲滅者はチートだな。条件厳しいけど。ササクレとかあっても発動するかな?スキルじゃないからスキルブレイカーじゃ無効に出来ないだろうな。勇者とか魔王とか称号あったら強そう。アンデットの不死って今更だけど、種族特性じゃなかったのかな?魔物には無いのか?アラクネとかいたら糸技とかスキルになるのかな?まぁいいや。


「《アンデットキラー》と《無傷の殲滅者》だと」

『はっ!ピッタリだな。厨二くせぃ』

「お前だけだよ。俺にダメージ与えられるのは。」


ゴブリンアーチャーの矢がかすった以外にはグボナの言動だけが俺にダメージを与えている。今ならゴブリンアーチャーの矢は避けれるし、例え矢の雨が降ったとしても大地の籠手がある。同格クラスなら俺にはダメージを与えられないだろう。此方がダメージを与える手段があるかは別で。


「腹へったなぁ。飯にして今日はここで休むか。」


薄暗いから時間は分からないが、大分時間がたったはずだ。

あれから部屋には魔物は入ってきていない。モンスターハウスとはそういうものなのだろうか?日付が変わったらリポップするとかだった寝てる間は怖いな。


「グボナ、槍って寝るのか?」

『分からん。分からんが、寝なくても平気そうだぞ。』

「俺寝てる間、見張っててくれないか?」

『分かった。けど、寝ちゃうのか〜暇だな〜。早く可愛い使い手に会えないかなぁ〜寝顔を一晩中眺めてたい。』

「そういや此処まで誰にも会えないな。手付かずのダンジョンなのか、冒険者ってのが元々ないのか。ってか魔物強くなってるよな。下るのが出口だったんじゃないか?」

『ですよね〜』

「戻るか…進むか…。まず寝るか。」

『ですよね〜』


地面にグボナを突き刺し、壁に寄りかかって仮眠をとる。分かってたけど寝にくい。今度来る機会があったら野宿の準備もしよう。

そう思いながら眠りに付いた。






目が覚める。身体が痛い。やはりよく眠れなかった。疲れもあるから寝れるかと思ったけど、疲れの抜けきらない睡眠になってしまった。


「さて、進むか?戻るか?」

『この階層探索して、なんらかの進展がなきゃ戻る方向でいいんじゃないか?』

「例えばどんな?」

『フロアボス?とかって転移魔法陣で外に出れたりするじゃん。ボスっぽい部屋がなきゃ戻る方向で。』


早く出るにはそれに賭けるのもありか。下の階層なら相手にならないだろうしな。


「よし、それで行こう。」


俺たちは歩みを進める。これでフロアボスがいたらご都合主義万歳と言ってやろう。結果言うハメになった。目の前にはあからさまにボスいますよ的な鉄の扉がある。


「ご都合主義万歳!」

『突然どうした⁉︎』

「都合の良過ぎだろ!」

『いや、まだ転移魔法陣があるとは限らないじゃん』

「あるって!この調子なら絶対あるって!」


もはや確信だ。


「入るぞ!」


扉を開けると、スケルトンウォーリア3匹とリッチ?黒いローブの浮いてるスケルトンがいた。


『アンデットなボスか…』


グボナが呟いた瞬間に、リッチ達は黒い霧になっていった。


「なんか言ったか?」

『なんでもない』


《レベルが大幅に上がりました。》

《条件を満たしました。称号が付与されます。》


一応ボスだからな。



名前 ユウマ-サトウ

性別 男

年齢 16歳

Lv52


スキル

スキルブレイカー


加護

遊戯の神の加護


称号

アンデットキラー

無傷の殲滅者

瞬殺者 New


《瞬殺者》

格上の相手を瞬殺した者に与えられる称号。殺意を持って対峙した時に素早さと攻撃力に大幅上昇補正。


条件付きだが俺の身体能力が化け物になっていく。


考えながら魔石とリッチのドロップ、鎌を拾って辺りを見渡す。

次の階層への階段と、青く光る床がでた。あぁやっと外に出れる。



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