第55話 アメvsヨルム
転移魔道具でダンジョン前に出て管理の人にヨルムを説明する。すげー驚かれた。受付嬢さんには伝言頼んで自宅に帰る。
転移魔道具で移動したのは30階層に転移陣が無かったからだ。ヨルムを倒してないからかと聞いたが、倒したらダンジョン機能が落ちるから出ないんじゃないかと言われた。30階層に転移陣があると一気に攻められたら対処できないから作ってないそうだ。
ヨルムは管理の人に自分の事を説明されて不安がっていだが、なんかあっても俺たちが守ると説明し、チョット安心したようだ。俺が言うのもなんだけど、もうちょっと疑ってもいいんだぞ?
なんだかんだで我が家に到着した。
「ただいまー」
「お帰りなさいなの」
アメが返事をする
「アメ、今日はお客さん連れて来たから晩飯はちょっと豪華に頼むは」
「分かったの」
「ヨルムといいます。今日はご馳走になります」
「男の子なの?誘拐してきたのご主人様?私はアメって言うの。シルキーなのよろしくお願いなの!」
「人聞きの悪い…見りゃなんとなく分かるだろ?」
「ぱっと見じゃ分からなかったけど…まぁ分かるの。でも、この集落は気にしないの!ってか気にしたら殺されるの!」
ほんと人聞きが悪い。
「まぉいいや。アメ、お風呂は入れるか?」
「お湯を入れればいつでもどうぞなの」
「分かった。入れてくるヨルム入るだろ?」
「え?お風呂ってなんですか?」
え?お風呂知らないの?
「……そう言えばダンジョン内で着替えとかどうしてたんだ?」
「……」
「リル!ユリカのとこで男の子ようの服と下着買ってきてくれ!ヨルムは一緒に来い!洗ってやる!」
「はい!」
「ふぇっ⁉︎えっちょっと⁉︎」
ヨルムを連れて風呂に行く!お湯を入れ
、待ってる間にヨルムを磨き上げる!衣類はアメに洗濯を任せる!
うむ、落ちる!汚れが落ちるぞー!鱗の隙間とかブラシで洗ってやる!垢か土汚れかもはや分からないくらい落ちるぞー!
磨き終えたらちょうどお湯が溜まったので湯船に入る。
「ふはぁーどうだヨルム、これが風呂だ」
「鱗がふやけて変な感じがする…」
最近の若いのはシャワーで済ませてばかりでイカン。湯船に入ってこそ風呂だと言うのに…やべ、今俺16じゃん。
「まぁ湯に浸かってのんびりするのはいいもんだぞ?」
「…うん…悪くない…」
微妙に素直じゃないな。
30分くらいして風呂から出る。ヨルムにはリルの買ってきた服を着せた。ダイニングではアメがご馳走を作って待っていた。
「さぁ召し上がれなの!」
天ぷら、ポテト、ステーキにサラダ。あとスープとパスタもあるな。なかなかの量だ。
「うわぁ」
ヨルムの目がキラキラしている。余程食事に飢えていたのだろう。
「みんな席に座れ。グボナは槍立てな」
ダイニングの槍立てはサラの席の隣にある。配置的に変だけど、食べれないからってグボナを隅にやる気になれなかったからだ。
「それじゃ頂きます!」
「「「「頂きます!」」」」
何故がヨルムも見事に合わせて挨拶ができた。なかなかの順応性だ。
ヨルムは次々に料理を平らげて行く。サラダからスープ、天ぷら、ポテトにステーキ…足りないか?
「おかわり!」
すごい食欲だ。
「はいなの!」
ヨルムの前にパンとステーキ、サラダが追加されるが、それも即完食。見てるだけでお腹いっぱいになりそうだ。
「おかわり!」
まだ行くのか⁉︎
「はいなの!」
即用意出来るアメもすげー
『おぉいつもは食べれないから暇なんだけど、ヨルム見てるとお腹いっぱいなった気がするな…』
気のせいだろうが気持ちは分かる。
「まだまだ食べれるよ!ご飯食べるのが久しぶりなのもあるけど…こんな美味しご飯はじめてだもん!」
「嬉しい事を言ってくれるの!ヨルム君が満足するまでリルは料理を出し続けるの!」
「蛇人族は細い割に大食漢が多いと聞くが…これ程とは…」
サラも驚いている。
「ウチで一番食べる自信がありましたが…負けました」
リルがなんか敗北宣言してる。
「おかわり!」
「はいなの!」
うちの食料が無くなるのが先かヨルムが満足するのが先か…
それから何回かヨルムがおかわりしたとこでウチの備蓄が無くなってしまった。一応アメの話では明日の朝食分はあるとの事だけど…ヨルムは足りるかな?
「以前はこんなに食べれなかったよ。ダンジョンとリンクしてるからかな?なんかダンジョンの栄養もあがったみたい!もっと階層作れそうだよ!」
ダンジョンマスターが食事するとダンジョンが成長するのか…新しい発見じゃないかこれ?
その晩、ヨルムはウチに泊まっていき朝朝食を食べてからダンジョンに戻った。少しもの足りなそうだったが、いつでも食べに来いと伝えると嬉しそうに帰って行った。管理人の人とか受付嬢さんにヨルムが安全にこれるよう話ておかないとな…
まぁなんかあっても魔獣化したヨルムを相手に出来るのはウチのメンツでけだろうけど。
それから一年は平和な時間が過ぎていた




