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今日も神々の遊戯に付き合います  作者: クロアリ
第3章 ハルラース帝国
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第45話 ハクアの街の特産品


今俺はレンとゲンジロウに呼ばれハクアの城に来ている。



「今日来てもらった理由なんじゃが…この街の特産品を作りたいからアイディアがほしいんじゃ」

「特産品?」

「はい、ユウマさんに頂いたお金はまだありますが、交易ならこちらの品を売って相互利益にならないと、いつかダメになってしまうじゃないですか」



確かになぁでも



「なんで俺が呼ばれるんだ?」

「お主じゃろ?ダンジョン集落で遊戯場つくったのは」

「カジノのつもりなんだが…あれは遊戯の神さんのとこがカジノっぽかったから浮かんだだけだし」

「遊戯の神様はそんな所にいたんですね!僕のとこは神殿でしたよ?」

「ワシもじゃ」



遊戯の神だから…



「それより案ねぇ〜ウチの集落に無くてハクアにある物ってなんかないのか?」

「逆はいっぱいあるんじゃが…」

「そうですねぇ…」



出来立ての街じゃこんなもんだよな。ウチはユリカがいるから色々便利になってくだけだし。



「失礼します。ゲンジロウ様、今週分のマナポーションができました。」



入ってきたのはエルフの女性だ。マナポーション…?



「フェアラスありがとう」

「いえ、仕事ですので」



そう言ってエルフの女性は足早に退室した。



「なんかつれないのぅ」

「ユウマさんがいるからですかね?」



俺のせいかよ?

それより…



「マナポーションってなんだ?」

「魔力を回復する薬じゃよ?ないのか?」

「あぁ、ないな…」

「それって…」

「よし!ユリカに聞こう!」



ゲンジロウの転移魔法で集落のユリカを訪ねる。



「ユリカいるか〜」

「だからやめなさいって!」



やめないよ。受付嬢さんと同じくネタにするよ。



「ん?そっちは?」

「初めまして、レン-オニガシラと申します。同じく転移者で、今はハクアの街の代表をしています。今日はユリカさんにお伺いしたい事があって来ました。」



レンは礼儀ただしいなぁ



「あたいに?」

「はい!」

「これなんじゃがな…」



ゲンジロウが時空間魔法のアイテムボックスからマナポーションをとりだす。



「これは…」

「やっぱ珍しいのか?」

「あんた、マナポーションはエルフにしか作れないんだよ。精製方法は代々エルフの一部にしか伝わっていないとかで…」

「へ〜凄いものなんだな」

「おぉ〜期待できそうじゃ」

「はい!…それでお幾らくらいになりそうですか?」

「売ってくれるのかい?そうだね…大銀貨一枚でどうだい?」

「「…」」


なんか黙ってるな二人とも

あっ!そっか!



「俺の感覚だと10万円くらいだぞ」

「1瓶がそんなに⁉︎」

「店に売ってる物だとどれが同じくらいなんじゃ?」

「冷蔵庫、給湯器、洗濯機の大きいやつと同じくらいさね」

「おーマナポーション一個で家電と交換か!いいの〜」

「大銀貨2枚あれば一世帯一ヶ月余裕で暮らせるレベルだ。マナポーションは量産できるのか?」

「今までのストックもあるから十分供給できるのう」

「ウチじゃそんな大量に買取できないよ?大商会をどっからか見つけてこなきゃ」

「そうですか…」



レンが落ち込んでいる。大商会か…



「ギルドじゃダメなのか?」

「ギルドも欲しがるとは思うけど、買い叩かれると思うよ?」

「それでも僕たちが来れる街はここしかありませんから…」



帝国を黙らせたからと言っても各街がそれにすぐ従うわけじゃないし、人々の差別はすぐにはなくならないよな。



「んじゃ冒険者ギルドに行ってみますか?」



三人で冒険者ギルドへと向かう。



「受付嬢さんいるか〜」

「ギルマス!貴方だけですからね!ギルマスの部屋にそんな気軽に来る人!」

「そんな気軽に話しかけてくれる人の有り難さは偉くなると分かるだろう?」

「それは…」

「冗談はそれぐらいにして」

「冗談なんですか⁉︎」

「コッチの二人を紹介しよう。亜人の街の代表の「レン-オニガシラと申します」と参謀でいいのか?「ゲンジロウ-ヤマダじゃ」だ」

「これはご丁寧に私はこの集落のギルドマスターをしてる「受付嬢さんだ」ちょっと遮らないで下さい!」

「紹介はここまでで「名乗らせて下さいよ!」受付嬢さん、このマナポーションいくらで買い取る?」

「マナポーション⁉︎」

「そう、こちらの亜人の街、ハクアの街って言うんだけどこの集落と交易をしたいらしいんだ。ほら、他の街だとまだまだやっかいだろ?」

「なるほど…しかし、マナポーションですか…」



受付嬢さんは少し考えてから発言した。



「銀貨…5枚でどうでしょう?」



いきなり半分か。



「ユリカのとこは大銀貨一枚だったぞ?」

「冒険者ギルドとしても喉から手が出るほど欲しいアイテムですが、冒険者支援として一般商店より安く提供しなくてはならないんですよ。また精製品の為、劣化が気になります。今までなかった物ですから値段もあって不動在庫から廃棄処分になっては損するだけですからね」



ちっ結構まともに考えてるな。



「二人はどうだ?」

「僕はそれでも構いません」

「ユリカ嬢が欲しがる分はそっち売って残りをギルドで買い取ってもらっても良いかの?」

「構いませんよ」

「では決まりじゃな。補充が欲しい時はユウマのウチのアメちゃんに言ってくれればワシが来た時に売りに来よう」

「アメちゃんにですか?」

「料理を教える契約をしとるんじゃ」

「分かりました。そのようにいたします」



その後またユリカの店に寄ってマナポーション五本を卸した。



「まいど!」

「補充が欲しい時はアメに言ってほしいんだと」

「わかったわ」

「これで僕達もお金が入りますね」

「そうじゃな。ユウマには感謝しとるぞ」

「戦争からなにからお世話になりっぱなしですね」

「気にするな。神々は差別なくしたいらしいから、そのついでだ。俺としてもケモミミ差別は許せんしな」

「まったくですね!」

「このケモナー供は…しかし、神々からの指示じゃったのか?」

「指示って訳じゃないけど、大賛成らしいぞ」

「そうか…自由にしてろって事じゃったが、明確な目標になるな」

「あたいもなんかしなきゃダメかな?」

「賛成って言われただけで、命令された訳じゃないからな。基本は俺たちの自由なんだろうよ」

「そうですね。でもいつの日か必ずやり遂げましょう!」



その日はそれで別れた。

俺たちの目標は差別撤廃。俺の力づくなやり方では目の届く範囲しか守れないけど、レンやじぃさんならやり遂げるだろう。


今日もリルを抱きしめ眠りにつく。




「最近出番少ないです…」



大丈夫。それでもメインヒロインはリルだ。

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