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今日も神々の遊戯に付き合います  作者: クロアリ
第3章 ハルラース帝国
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第44話 帰還!…あれ?


って訳でやっと我が家に揃って帰宅したんだけども…


「じぃさん、なんでいんの?」

「なんじゃ?いちゃダメかの?」

「いやダメじゃねぇけど…」


そう、なぜかゲンジロウがいるのだ。


「お主の真似をしたんじゃ。お主じゃ弾かれるからサラ嬢に印をつけさせて貰ったんじゃ。」

「…気づきませんでした。」


俺と違って触れなくても出来るみたいだな。


「なんの為に?」

「こっちに一回来れればいつでも遊びに来れるじゃろ?ってのは建前で、交易がしたいんじゃ。街はまだまだ足りない物が多くての。じゃから恩人に言いにくいのじゃが…金貸してくれ。」


まぁじぃさんは持ってないわな。


「タダで貸すのもなぁ」

「ワシに出来る事ならするぞい!魔法で大体の事は問題ないからの」


それはユリカの魔道具で間に合ってる。


「それにしても、この家は凄いのう。冷蔵庫に電子レンジ、コンロにオーブンかの?ちょっと料理したくなるぞい。これらも買えるなら欲しいのぅ。ワシ魔道具は作れんからの。やはり高いのかのう?」


ユリカに作ってもらった家電魔道具は正直高めだ。一個で一般家庭の生活費半分が飛ぶ。ってじぃさん今なんて言った?


「じぃさん…料理できるのか?」

「そりゃばぁさんに先立たれて一人が長かったからの。ある程度は出来るぞ?」

「じぃさん…俺…天ぷらが食べたいんだ。」

「は?」

「天ぷらが食べたいんだ。」

「天ぷらは分かった。作れって事かの?」

「いや、アメ…ウチのシルキーに俺たちの世界の料理を教えてくれ。必要な材料はなるべく揃える。報酬に大金貨1枚やろう!」

「主人殿!大金貨は大袈裟では⁉︎」

「いや、それだけの価値がある!」

「ユウマ様、以前のフライドポテトのような物でしょうか?」

「天ぷらは揚げ物って意味じゃ近いかも知れないが、もっと色々教えて欲しいんだ。」

「一枚だけかの?貨幣価値が分からんから凄いのかよく分からんが…」

「俺の考え方だと大金貨一枚で1000万だな。」

「多すぎじゃ!」

「貸しじゃなくて報酬だから返さなくていいぞ。」

「それに見合った料理など知らんぞ!」

「たまに来て数を教えてくれればいい。プリンとかデザートはできないか?」

「出来るが…」

「異世界の食材って美味いけど、物足りない事があってな。頼むよ。」

「分かった!此方こそお願いする!」

「交渉成立だ。」


じぃさんに大金貨を渡す。ダンジョン探索で宝箱からでた魔道具を売ったりしてるので俺たちの資金は潤沢にある。白金貨も所持してるので、大金貨一枚くらいなら報酬として全然ありだ。


「料理はあとで教えるから、この魔道具が売ってる店を教えてくれんかの?」

「いいぞ。ユリカって転移者がやってる店だ。」

「なんと!まだ転移者がおるのか⁉︎」


そういや言ってなかったな。


「あと、帝国には聖女ってのもいて転移者っぽいぞ。これで最初の7人全員だな。全員ヴァル大陸なんてバランス悪いよな。」


聖女が転移者ならだけど。


「最初の7人?」

「知らなかったか?」

「いや、7人転移したのは知ってたのじゃが…最初の?」


あぁ〜言ってなかったな。


「夢で俺に加護くれた遊戯の神に言われたんだけど、俺が目立ったから俺たちとは違う神々も参加して人数増えるみたいなんだ。」

「夢で会ったって、ワシらそんなの一回もないぞ?」

「知らねぇよそれは」


俺に言われても神々の気まぐれなんて知るわけがない。


取り敢えずユリカの店に向かう。


「ユリカいるか〜?」

「これは無傷(ノースカー)様。本日はどの様なご用件でしょう?」


獣人の女性が対応してくれるが…


「すまん。会わせたい奴がいるからユリカ呼んでくれないか?」

「畏まりました。少々お待ち下さい。」


獣人の女性が店の奥に入り、代わりにユリカが出てくる。


「なんだい、あたいに会わせたい奴って?そこのエルフかい?」

「あぁ」

「これは初めましてじゃ。ワシはゲンジロウ。転移者じゃ。今は亜人の街、ハクアで参謀をしておる。以後よろしくお願いする。」

「は?転移者でエルフで亜人の街の参謀?また変わった奴連れて来たね。見た所若いのにじぃさんみたいな喋り方すりのね。」

「じぃさんであっとるよ。ワシはそのままの年齢で転移したからの。見た目はエルフになったからじゃの。」

「はぁ〜難儀だね〜」

「ユリカ殿でよいかの?ユリカ殿も小人族なのに人族の…」

「誰が豆粒ドチビじゃい!」


ユリカの鉄拳がゲンジロウの腹を貫く。痛いよなそれ。理不尽だよなそれ。

物理防御無視してるよなそれ。


「あたいはユリカ!ドワーフだよ!」


だから小柄な種族に変わりないって。

ゲンジロウは暫く悶えていたが立ち直るとユリカに交渉しだした。


「すっすまんかった。早速なんじゃが、ユウマのウチにある家電魔道具を売ってほしいんじゃ。」

「売るのはいいけど、金はあるのかい?亜人の街に運ぶのも大変だよ?」

「金はユウマに報酬として貰ったのがあるし、運搬はワシの時空間魔法で問題ないはずじゃ」

「なるほどね。じゃそっちにあるから選びな。サイズや形が違うのもあるからね。」

「分かったのじゃ」



その後、ゲンジロウと買い物を済まし帰宅した。

約束通り、アメにゲンジロウが天ぷらを教えるとまく来ると言い残してその日は帰っていった。

残されたエビらしき天ぷらや異世界野菜の天ぷらを食べている。


「ユウマ様!これ美味しいです!」

「主人殿!このサクって歯ごたえが良いですね。」

『俺も食べたい…』

「リル落ち着いて食べなさい。天ぷらは逃げないし、アメがまた作ってくれるよ。サラ、天ぷらは出来たてのサクサクが美味いよな。グボナ、諦めろ。」

『俺の扱い酷くない!』

「アメもこっちで食べな。」

「はいなの!」

『無視!無視なの!』


グボナが騒いでるが気にしない。

今後も色々食べれると思うと楽しみだ。

しかし、醤油や味噌が欲しいな。大豆に似たのを探しに行くのもいいかも知れない。



そんな事を考えながらリルを抱きしめ就寝する。なんか久しぶりな気がするが、気のせいだろう。


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