第29話 じぃさん狩りをする。
結局、木に登って結界の魔法で安全確保して寝たんじゃが、寝ずらかったのぅ。
街は…差別があるから無理として、亜人の集落をさがすとしよう。
しかし、腹減ったのぅ。腹が減っては戦は出来ぬ!食える物を探すとしようかの!
暫く食べ物を探しているて、角の生えたウサギがいた。
ウサギか、なんか角が生えておるが食えるじゃろぅ。
足に魔力込め発動する。
『《ストーンプリズン》』
地面が起き上がり檻になってウサギを捉えた。
ふむ、上出来じゃな。
『《アースクリエイト、ジャベリン》』
地面から槍を創り出し檻の隙間からウサギを仕留める。
生きる為じゃ。許せよ。
ゲンジロウは檻を解除し生き絶えたウサギの血抜き解体して火魔法で焚き火を作り焼いて食べた。
うっ美味い!昔食べたウサギより格段に美味いぞ!この世界の食べ物はこんなにも美味いのか⁉︎
あっと言う間に食べ尽くす。
さて、腹も膨れたがどうすかのぅ。
寝床をどうにかせんとな。
そう考え、ふと思いついたようで魔力を滾らせる。
『《ビルドホーム》』
大地と草木が凄い勢いで集まり絡み、家の形になった。ちなみにビルドホームなんて魔法キーワードはない。最早イメージしやすければなんでもいいらしい。
出来たの。我が家じゃ。
出来たのは平屋の日本家屋。塀があり庭もある。なんと畳がある。
早速中でまどろむ。
一人で住むにはちと大きく作りすぎたかの?まぁ良いかのぅ。
ドゴォーン!
家の裏手で轟音が響きわたる。
なっなんじゃ⁉︎
音の場所に向かうと塀が崩れ、大きな猪がいた。
せっかく作ったのに早速壊してくれたのぅ。貴様は今日の晩飯じゃ!
昼飯も食べてないが量的に晩飯じゃ!
『《アースニードル》《エアカッター》』
大地の円錐が猪の足を貫き、風の刃が身を切り裂く。
まだまだ元気そうじゃ…
猪はダメージを受けているものの、その目は死んでいない。今にも突進して来そうだが、足を貫かれ動けないようだ。
『《雷撃》』
ゲンジロウの手から雷が出て、猪を貫く。漢字の魔法キーワードとかもう舐めてる。
猪はコンガリ焼けその場に倒れた。
《レベルが上がりました。》
頭の中にアナウンスが流れる。
ほえ?なんが聞こえたぞい。レベルが上がった?
ゲンジロウはステータスを確認する。
名前 ゲンジロウ-ヤマダ
性別 男
種族 エルフ
年齢 87歳
Lv2
スキル
魔導の極み
加護
魔の神の加護
レベルが2に上がっていた。
ふむ、チョットだけ強くなった気がするのぅ。まだまだ体感できんが。
この後、ゲンジロウは崩れた塀を直し結界魔法を家に張って補強した。
猪は一回で食べきれないので、解体後今日食べる分を除き干し肉を作ろうとしている。
その日はそれで就寝する。年寄りは寝るのが早いのだ。
布団が欲しいのぅ
背中に痛みを感じながら眠りについた。




