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今日も神々の遊戯に付き合います  作者: クロアリ
第1章 無傷の冒険者
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第27話 サラの旅立ち決意表明


「主人殿お願いがございます。」


サラが改まって言葉を発する。


「どうした?サラ?」

「私達四名とグボナ様が亜人の街へと向かう事をお許し頂きたい」

「何故?」

「同胞の危機を知って黙っては見てられません。」


確かにココより亜人の街の方が確立が高い。しかし、サラが危険に突っ込むのも嫌だな。


「俺も行くか?」

「主人殿は人族。同胞の問題は私達で解決したいかと思います。人族がいては彼方でも不審に思う者がいるかも知れません。それに…リルは忌み子…亜人の中でも蔑まれる存在です。連れては行けません。下手したら主人殿に街が破壊されます。主人殿はこの集落を守る役割もあるでしょうし。」


あぁ〜なるほど…


「グボナはそれでいいのか?サラが危険にさらされるぞ?」

持ち主(サラ)が決めた事だ。武器()はそれに従うさ。』

「お言葉ですが主人殿。私は決して弱くありません。それにグボナ様も居れば、主人殿に及ばずともそう引けをとる事もないはずです。」


確かにそうなのだが…


「嫌だな。」

「なっ⁉︎」

「家族が戦争に向かうと聞いて良い気分にはなれないな。」

「家族…」

「家族だ。サラもグボナもリルも俺の大切な家族だ。」

「…そう思って頂けたのですね。でしたら、その家族の強さを信じて下さい!決して負けはしません!」


平行線だな。勇者の存在が不安なんだが、決意は揺るがないか…


「…俺の負けか。サラ!約束だ!かすり傷一つつけられるな!」

『ユウマ、流石にそれは無茶苦茶じゃないか?』

無傷の殲滅者()の奴隷だろ?それくらい約束しろ。」

「…はい!」


言い切るか…凄い覚悟だな…


「サラ、これ持って行け。」


黒い真珠の様な物が付いたネックレスを渡す。


「コレは?」

「内緒で作ってた。皆んなお揃いだ。グボナは柄につけてやるよ。」

『俺のものあるのか⁉︎』

「お前も家族だってさっき言ったろ?」


そう言いながらグボナの柄にキーホルダー状の黒い真珠の様な物をつける。


「主人殿、鑑定できません。」

「俺の力が入った特別性だからな。危険を感じたらコレに魔力を込めろ。」


ユリカと共同開発した物だ。俺の魔力を込めた特別性。ぶっちゃけ俺の魔力を込めたらスキルブレイカーが付与された。本来は違う用途だ。今回は内緒にしといたほうが都合がいい。


「分かりました。頂戴いたします。」

「サラさん…絶対帰ってきてくださいね」

「あぁ絶対帰って来る。ココより素晴らしい場所を私は知らないからね。では、主人殿。暫く遑を頂きます。」


そっと、サラを抱きしめる。


「絶対約束守るんだぞ…」

「………はい。」








「行ってしまわれましたね。」


サラ達は集落を出発した。


「あぁ」

「お家が広いですね。」

「あぁ」


「アメもいるの!」


アメさんや、もうちょっと感傷に浸らせてくれないかい?


「アメの分はユリカに頼んであるから、もう少しまってな。」

「新参のアメの分も考えてたなんて、アメ、脱帽なの!」

「アメさん元気ですね。意外とユウマ様も。何故です?」

「心配は心配だ。ネックレスを渡したから一先ず保険があるだけだな。ちゃんと使うかが問題なだけで。」

「何かあるのですね?」

「あぁ勿論だ。俺が家族の危機に何もしないとでも?」

「いえ、信じていますよ。ユウマ様」


コッチに勇者が来れば何の問題もないんだけどな。





サラ達は街道を西に進んでいた。


『サラ、ユウマに告白しなくて良かったのか?』

「何をです?」

『好きなんだろ?』

「リルじゃあるまいし、他種族に恋愛感情はありませんよ?」

『へっ?』

「私はただ大好きな家族がリルばかり構うので嫉妬と言うか、私も家族と思われてるか不安だっのですよ…その不安はもう無くなりました!ヤッパリ主人殿は最高の主人殿で私の愛しい家族でした。リルもグボナ様も新たにアメも、私の大切な家族です。ですから私は必ず家族の元へ帰りたいと思います。」

『でも、それじゃ無理して亜人の街を助けに行くことも無かったんじゃないか?』

「同胞を見捨てられなのもありますが、やはり家族の為ですね。主人殿が亜人、獣人を大切にし続けるには帝国は必ず邪魔になりますし、集落を守りたい主人殿ですが、亜人の街が襲われれば心痛めるはずです。グボナ様は巻き込んで申し訳ないですが、お付き合いいただけませんか?」

『…俺たちはいい家族をもったな。サラ!迷惑なんて思うな!俺もユウマも家族の力になりたいと思うのは当たり前だ!サラがそうした様にな。』

「ありがとうございます。グボナ様。」



サラとグボナは亜人の街に向け歩み続ける。ちょっとの間だけユウマと離れる事になった。

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