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今日も神々の遊戯に付き合います  作者: クロアリ
第1章 無傷の冒険者
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第22話 教会と亜人達


一日たって冷静になると結構とんでもない事したなぁと反省している。


『鮮烈な異世界デビューおめでとう!無傷の殲滅者ノースカーデヴァステイター!』

「反省はしてるけど、後悔はしていない。コレで今後下手に俺たちに手を出す奴もいなくなるだろう。あとグボナ、それ俺の称号だから。」

『なに!ユウマには鑑定効かないから気づかなかったぜ。こんな厨二な称号隠してたのか⁉︎』

「グハッ。お前に知れるとそうなるから積極的に言わなかっただけだ。」

「私はカッコいいと思いますよ。主人殿」

「わっ私も。…少し怖いですが」


グハッ


精神的ダメージを負って地に手をつく


リルに怖がられるなんて…


「…称号って消せないかな?」

「無理だと思います主人殿。」

「すっすみせん。ユウマ様は怖くないですよ!カッコいいです!」


リルさんや、慌てて否定しなくてもいいんだよ?


「神さんなら出来るかな?全部知られるとドン引きされそうだ。」

「主人殿?称号を複数お持ちのようなセリフですよ?」


あれ?墓穴ほったかな。


『久々に嘘のつけないユウマ君を見たぜ。ここは素直に白状しな。』


ですよね〜


「ユウマ様凄いです!称号は取得出来ても一人一つが定説になってます!過去に二つ所持した人もいたそうなのですが、眉唾ものだそうですよ。」


四つあるんですが?


「…」

「主人殿?もしや二つ以上お持ちなのですか?」

「えっ⁉︎」

「…あぁ四つある。」

「化け物ですね。」


また化け物扱いされた。しかも身内(サラ)に。


『一個くれ!』

「やれるならやりたいわ!」


一つ減っても化け物だろうけど。


「で、何があるのです?」

「あぁ《無傷の殲滅者》に《アンデットキラー》《瞬殺者》《無慈悲なる者》だな。」

「また物騒な称号ばかりですね。英雄とか勇猛とかかと思ってましたよ。」

『なぜそんなに厨二なんだユウマ?俺もビックリだ。』


俺が教えて欲しい。


「…私の読んだ災厄ってサラさんじゃなくてユウマ様なんじゃ…」


リルさんドン引きじゃないですか。


問答無用でリルを後ろから抱きしめる。


「ゆっユウマ様⁉︎」

「ちょっと傷ついたから癒して…」

無傷の殲滅者ノースカーデヴァステイターに傷なんてつけれませんよ。主人殿」


サラさんや、グボナに毒されて来たんじゃありませんか?

でも、サラは尊敬して言ってるフシがあるから怒れないな…


『ブッ!』

「笑うなグボナ!」


表情ない癖に声だすんじゃねぇよ!


「まぁいいや。今日も休みにして集落廻ってくる。リル一緒に行くか?」

「はい、お伴します!」

「サラはどうする?」

「私は訓練をしたいのでギルドに参ります。」

「分かった。クーリンさんに宜しくな。」

「承りました。」


サラ達と別れて集落を歩く。集落はダンジョン目当ての冒険者他、冒険者狙いの商人や娼館勤めの娼婦がいる。色っぽいな…


気付くとリルがジト目で見ている。


「りっリルさん?」

「ユウマ様はHです…」


HはHENTAIの頭文字。うん、それは認めよう。男は皆んな変態だ。


「でも、なんで手を出されないのですか?」


ん?手を出してもいいように聞こえるぞ。


「いいのか?」

「ふぇ⁉︎わっ私ですか?」

「他に誰かいるのか?」

「サラさんだって、他の女性だってユウマ様ならいくらでも寄ってくると思いますが?」

「サラはグボナがいるだろう?他に寄ってくると思うほど自惚れちゃいないぞ?」

「そうですか?わっ私は…」

「まぁ今はいいよ。そのうち確実に手を出すから覚悟だけしといてくれ。」

「わっ分かりました。」


リルは可愛いなぁ


一緒に歩くだけだが癒される。

しばらく歩くと集落の外れ付近に教会が見えて来た。


「教会なんて出来たんだな。」

「アンデット対策です。教会が作る聖水を武器につける事で武器に聖属性が付与され、アンデットにダメージが入るようになります。また、聖魔法の練習、取得にも教会が貢献しています。」


成る程、じゃあアンデット階層も近いうちに攻略されるかもな。俺達も進めるか。


「じゃあ聖水を買ってくか。」

「はい」


教会の中に入り神父さんに声をかける。シスターじゃないのが残念だ。


「こんにちは、聖水を頂きたいのですが。」

「こんにちは、おぉ亜人の方をお連れですか。」

「亜人はダメですか?」

「いえいえ、教会は人種差別を致しません。神々からお叱りを受けてしまいます。昔、帝都にあった教会が差別を推奨し数百の雷に打たれ焼き尽くされてしまいました。神々に使える身として差別をするべからずとのお教えです。ですので、亜人と中良い方を教会は歓迎いたします。」


遊戯の神さんしか知らないが神々も差別には困っているようだな。やっぱり生涯かけて差別をなんとかする事を目標にしよう。まずは力をつけてからだ。


「ありがとうございます。形式上奴隷としてつれておりますが、私の家族同然の存在ですので優しく迎えて頂けるのは嬉しいです。」

「この土地は亜人の差別が少ない。私もこの土地に来られた事を幸せに思います。聖水ですね。少々お待ちください。」


神父さんは奥から聖水を持って来た。


「こちらが聖水です。精製に少々手間がかかりますので、お布施に1瓶銀貨一枚頂いておりますがよろしいでしょうか?」


結構高いな。だが…


「構いません。2瓶頂きます。」

「はい、では此方を」


銀貨2枚を手渡し、聖水を受け取る。


「また何かありましたら宜しくお願いします。」

「はい、貴方様に神のご加護があらん事を。」


神のご加護はあったりするのだが。

そう心の中でツッコミ教会を後にする。


戻りながら集落を散策するとギルドが騒がしい。中に入ると受付嬢さん、もといギルマスが大慌てで近づいて来た。


「ユウマさん!良いところに来ました!貴方の蒔いた種ですよ!」


なんの事だ?


受付嬢さんに連れて行かれると獣人やエルフが総勢8名ほどいた。


「貴方が此処に来いっていったのでしょう?」


あぁ〜確かに言った。言っちゃってた。


「この度は奴隷から解放して頂きありがとうございます。しかし、私達は行くあてがありません。昔住んでいた村は人族に滅されてしまいました。宜しければ私どもをお雇いくださいませんでしょうか?」

「それは奴隷として俺に仕えると言う事か?」

「はい、貴方様の奴隷を拝見させて頂きました。二人とも良い笑顔です。貴方様になら支えて損はないと皆で相談し決めました。」

「…断る。」

「へっ⁉︎」

「ここに来いとは言ったが面倒みるとは言ってない。ここは亜人差別が少ないから住むには良いと思ったから呼んだ。自分から奴隷に戻りたいなんて根性も気に入らない。俺の奴隷は二人で十分だ。」

「し、しかしそれでは何をしたら…」

「なんでもヤレるだろう?戦える奴は冒険者になればいい。ここはダンジョン集落だ。仕事は無くならない。戦えないものは知り合いの商店を紹介してやろう。いつも一人だったから大変そうだとは思っていたんだ。今日見て来たが教会でシスターになるのもありだな。教会に入ってしまえば国だってそう簡単に手は出せない。まぁこの集落の獣人、亜人に手を出したら俺が黙ってないがな。受付嬢さん国からなんか連絡あったらそう言って貰えますか?国の法に従ってこの集落の亜人に手を出すと俺に殺されると。」

「分かりました。国から脅迫されたら脅迫しかえしますね。あとギルマスです。」

「で、お前達はどうする?」

「確かに、長い奴隷生活で甘えがでていたのかも知れません。ここにいる間、国から守って頂けるのであれば、ここで生活させて頂きたいと思います。」

「分かった。じゃコレは少ないけど選別だ。」


そう言って俺は一人一人に大銀貨一枚づつ渡す。


「こんなに⁉︎」

「冒険者やるなら武器、防具、回復薬なんか必要だろ?やらなくても生活用品に宿代はかかる。流石に読んどいて何もしないってのも気がひけるからな。ちょっと人数が多かったから一人一人は少なくなっちまったが。」

「いえ、十分です。本当にありがとうございます。」

「あと気づいてるかも知れないが、ここにいるリルは忌み子だ。忌み子だからって蔑むような事したら集落獣人だって容赦しないからな。」

「重々承知しております。それにリル様が無傷(ノースカー)様を止めて下さらなかったら、私どももあの場で貴方様に殺されていたでしょうから…恩を仇で返すような真似はいたしません。」

「信じてるぞ。俺は虐殺が好きなわけじゃないからな。」

「ユウマ様…説得力が御座いません。」


リルさん、今ツッコミですか⁉︎忌み子バラした仕返しですか⁉︎


「…まぁいいか。そんな感じで受付嬢さんあとは宜しくお願いします。」

「承りました。…ギルマスですって!」


そんな感じでギルドを後に宿に帰った。

その後は何時も通りにリルとイチャイチャして眠りについた…はずだった。



「やぁ久しぶり。っても2週間もたってないかな?」


気づけば俺はカジノにいた。


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