第20話 揉め事
それから1週間はダンジョン4階層までを探索していた。1日はギルドで訓練をした。サラと一緒にクーリンさんにお願いした。そして無傷はクーリンさんが広めたと知った。曰く、
『防御が上手いなら《鉄壁》とかなんだけど、そうじゃなくてお前は突っ込んで来るクセにかすり傷すらしやがらねぇ目に止まらないほど早いわけでもねぇ。訳がわからないのに無傷。だから無傷だ。』
だそうだ。訳がわからないって失礼じゃないか?
皆んなもレベルが上がり今はこんな感じだ。
名前 ユウマ-サトウ
性別 男
種族 人族
年齢 16歳
Lv54
スキル
スキルブレイカー
加護
遊戯の神の加護
称号
アンデットキラー
無傷の殲滅者
瞬殺者
奴隷
サラ-ドラクニル
リルフェン
名前 魔槍グンボルナク
性別 ?
種族 インテリジェンスウェポン
年齢 ?
スキル
奪い与える者
鑑定 隠密 威圧 無詠唱 突進 咆哮 打撃半減 斬撃半減
槍技5 剣技3 弓技2 棍棒技6
火魔法3 風魔法2 水魔法1 無魔法1
加護
鍛治の神の加護
名前 サラ-ドラクニル
性別 女
種族 竜人族
年齢 18歳
Lv43
スキル
竜化
鑑定 隠密 威圧 無詠唱 突進 咆哮 打撃半減 斬撃半減
槍技8 剣技3 弓技2 棍棒技6
火魔法6 風魔法3 水魔法1 雷魔法1 無魔法3
(グボナ込み)
称号
災厄の種族
名前 リルフェン
性別 女
種族 ハーフ(エルフ×獣人)
年齢 15歳
Lv23
スキル
魔獣化
刀技5
水魔法4 風魔法4 土魔法3 氷魔法3 雷魔法3 無魔法4 聖魔法1
称号
地を揺らすもの
レベルが上がりスキルも増えた。あとリルの種族が表示された。どういう原理なんだ?
ランサーゴブリンや槍持オークやコボルトを重点的に討伐してグボナ、サラの槍技が大きく上がった他、リルの刀技がかなり上がっている。やはり天才か⁉︎
今日もダンジョンに向かうと…
「おい!なんでアイツらは並ばず素通りできるんだ!俺たちも行かせろ!」
「ユウマ様方はダンジョンの発見者にして最深部探索者です。攻略を進めていただく為に優先して御通ししております。ギルドで告知している事実ですがご存知ありませんでしたか?」
俺もここじゃ有名な方なんだけどな…思い上がってとかな?
「そんなの知らねぇよ!あんな卑しい亜人の雌連れた奴が偉いのか⁉︎」
「おい」
叫んでる奴の頭を掴み地面に叩きつける。こうも堂々とサラやリルの事を悪く言われると我慢できん。
「俺の事はどうでもいいが、この子等には関係ないだろ。」
「ユウマ様、どうでもよくありませんよ。」
リルもイライラしている。
「お、俺にこんな事をしてタダで済むと思ってるのか⁉︎」
「どうなると言うのですか?この、下郎が。」
サラがグボナを突きつけながら言う。
「ユウマ様、今回はこの者に非があるので不問といたしますが、先に手を出しては罪に問われますよ?」
警備員さんが声をかけてきた。うん、少し短絡的だったか。
「面倒かけてすまない。サラもその辺にしとけ。」
「はい」
「いえ、本来は私の仕事ですから…」
「お前らタダで済むと思うなよ!」
まだ言ってる。
「俺は近くの街の領主の息子だ!この地域で生活出来なくしてやる!」
「親の権威を着なければ何もできねぇガキがほざくな。」
これ以上イライラさせないでくれ。
「やれるもんならやってみろ?俺に傷一つつけられるかな?」
「おぉ無傷は伊達ではないと言う事ですな!」
警備員さんが興奮してる。そんな呼ばれる程の実績ないんだけどな?
『…厨二』
呼ばれる度に会心の一撃放つんじゃない!
「覚えてろよ!」
そういって領主の息子とそのパーティは逃げていく。
『テンプレだなぁ〜明日あたり襲われるんじゃないか?』
「かもな。面倒だな。」
「私達もお伴します。」
「リルとサラはいい。俺が招いた結果だ。今日はダンジョン潜る気分じゃなくなったな。休みにして宿に戻るか。」
「「はい」」
その日は宿に戻りリバーシをしたり、リルを抱き枕にゴロゴロしたりとマッタリした。そう言えばこの世界に来てからマトモに休んでなかったな。この集落では亜人差別も少ないし、今度は皆んなで出掛けよう。
そう思ってその日は眠りについた。
翌日、領主の息子が群れで宿の前にいた。




