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今日も神々の遊戯に付き合います  作者: クロアリ
第1章 無傷の冒険者
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第19話 ダンジョンアタック②


ほんのり青みがかったゲル状の丸い体


「スライムがあらわれた。」


目と口と突起はないが、スライムだ。


『見りゃわかるだろ。それよりそいつ《打撃半減》のスキル持ってるぞ。』


グボナが冷たい。


「じゃぁ俺が相手したうがいいか?」


俺ならスキルは防御系関係ない


「この程度、主人殿のお手を煩わせる事はありません。」


そう言って、サラがグボナでスライムを突き刺した。

スライムが黒い霧になって霧散する。後には透き通った青の魔石が残る。ドロップは無かった。


「スライムは打撃に強いだけで、斬撃には弱いのです。また、元々が弱いので強力な一撃なら打撃でも倒せます。」


なるほど、そんなに弱かったのか。


『《打撃半減》に《溶解》ゲット!』


《溶解》?なに出来るんだ?


「なにか変わったか?」

『分からん!』


ダメじゃん。


「消化が良くなったみたいです。鉄を食べても平気な気がします!」

「サラ、鉄は食べなくていいぞ?貧血なら食べてもいいけど。」


貧血に鉄分は良いらしいから。


「あとは試してみるのが良いかと。リル、私に打撃攻撃してくれないだろうか?」

「で、デコピンでいいですか?」

「よろしくお願いする」

「では、、」


リルがサラにデコピンをする。結構威力ありそうだぞ⁉︎


「…」

「い、痛かったですか?」

「いや、全然痛くないですね。」


おぉ〜スゴイな《打撃半減》。


「それより、サラさん。ぷるっとしましたよ!」


なに⁉︎


「ふむ、体が若干柔らかくなったみたいですね。打撃に強くなっても斬撃に弱くなっては仕方ないのですが…」

「サラ、チョット触らせて。」

「はい、主人殿。」


そっとサラに触る。プルプルと言うか、モチモチだ。そしてスベスベだ。鱗は硬いままだな。此れなら戦闘に支障はないだろう。しかし…


俺はサラをギュッと抱きしめる。


「主人殿⁉︎」

「抱き心地いいなこれ。」

『ユウマ⁉︎サラを離せ!』

「せっかく主人殿が私に興味を抱いて頂いたのですからグボナ様は少し黙っていて下さい。」

『さ、サラさん⁉︎』

「主人殿、どうぞゆっくりご堪能下さいませ。」


なんかグボナに申し訳ないな。


「鱗は硬いままだし、斬撃に弱くなったって訳じゃなさそうだな。」

「あれ?結構真面目な感じに抱かれてたんですね?」

「いや、スゴイ抱き心地良かったからついな。サラを抱きながら寝ようか考えてしまったよ。」

「そ、そこは私の場所ですから譲りませんよ!」

「リル、偶には譲ってくれても良いじゃないですか?私達の主人殿でしょう?」

「サラさんにだってそこは譲れません!それにグボナ様を離したら元に戻るのではないですか?」

「「あっ⁉︎」」

『俺はユウマに抱き枕にされたくないぞ。ってかサラを抱き枕にするのも反対だぞ。』

「ふむ、申し訳ございません主人殿。グボナ様もこう言っておいでなので諦めて下さい。」

「いや、まぁ、そこまで本気だった訳じゃないけど…モチモチじゃなくても、普段のサラも魅力的だよ。」

「ありがとうございます。」


サラも笑顔が可愛いなら。


『…ダンジョンに人化スキル持ちいないか探すぞ。』


グボナが怖い。


そこから暫くダンジョン一階層を探索した。出て来るのはスライムばかりだ。

色は様々て青、緑、黄色、赤、黒なんかもいた。白いのはいなかったなぁ。


また、スライムがあらわれた。

メタリックなスライムで硬そうだ。スライムなのに硬いっておかしくないか?


「アイアンスライムですね」


鉄のスライムか。ミスリルとかアダマンタイトスライムもいるのかな?


『《斬撃半減》がある!サラやるぞ!』


グボナが叫ぶ


「…」

「どうした?サラ?」

「あ、いえ、倒したら主人殿に好かれるモチモチじゃなくなってしまうのかと思ったら躊躇してしまって…」


俺はなぜこんなに好かれたんだ?最初の疑心暗鬼なサラさんは何処に行ったの?


『…やるぞ』

「…はい」


グボナが怖い。サラがアイアンスライムに近づき、グボナを突き刺す。

流石グボナ。鉄も貫通するのか。


『よし、《斬撃半減》ゲットだ!』

「主人殿、申し訳ございません…」

「申し訳ないなくないぞ。サラとグボナが強くなるのは良い事だ。」

「し、しかし…」


そっとサラを抱き寄せる。


「主人殿⁉︎」

「抱き寄せるくらいいつでもしてやるさ。」


ん?


「モチモチのままだな。鱗が少し硬くなったか?」

「『え?』」


住み分けが出来てるようだ。


『…まぁいいか。ユウマ!俺が人化出来るまでは頼んだぞ!』


なにを?


「人化出来なくてもやるくらいの気概を見せろグボナ。」

『チクショー!女性の口説きかたでは天然タラシにかなわねぇ!』

「口説いてねぇぞ?」

「意識してやってないから天然なのですよユウマ様。まぁそれがユウマ様の良いところですが。」


リルまで言うの?


『まぁそうだよな。変に真面目ってか自分に正直なところ、それが他人の為って所がユウマの良いところだな。だから心底憎めねぇんだよな。』


えっ?憎まれてたの俺。


「グボナに憎まれてたら色々困るな。」

『無自覚天然が!』


グボナが毒を吐く。

まぁいいか。


その後、ギルドに寄って魔石を換金してから宿に戻った。リルとサラの話し合いの結果、結局リルを抱き枕に寝た。


ケモミミも良いが尻尾のモフモフも良いな。


幸せな気分で眠りにつく…


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