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今日も神々の遊戯に付き合います  作者: クロアリ
第1章 無傷の冒険者
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第18話 ダンジョンアタック ①


「今日はダンジョンまで行こうと思う。」


主な目的はレベル上げと金稼ぎだ。


「大丈夫でしょうか?」

「レベル1の俺が三階層から大丈夫だったから大丈夫だろう。」


俺とグボナが最初に居たのは三階層だった。ダンジョン調査員によって判明した事実だ。一階層はスライム。二階層はコボルトらしい。俺がリッチを倒した五階層まで探索は終わっている。アンデットエリアはキツイらしく、受付嬢さんに昨日ぽそっと言われたのだ。


『またダンジョン行ってくれるって言ってましたよね?』


うん、言った。認めるから怖い笑顔を向けないでくれ。

ただ微妙に遠いのがネックなんだよなぁって愚痴ったら


『言ってませんでしたか?調査が終わった後に簡易ギルド出張所と宿屋が出来たんですよ。そちらを基盤に置いてはいかがでしょう?』


ですって。異世界の建物ってそんな直ぐできるのか?問題が無くなってしまった。むしろ良いかも知れない。街より不便だろうけど、冒険者中心ならリルやサラを蔑む目で見る奴も少ないだろ。


「私は問題ありません。」

「では、ダンジョンの集落を基盤に置きたいと考えてるがどうだろう?」

「買い物が不便になるかも知れませんが、特に問題ありません。」

「ユリカさんと離れてしまいますね。」


あ〜仲良くなった人達に声かけていくか。クーリンさんにも訓練行けなくなるから断りをいれよう。


「じゃギルドに寄って、奴隷商館とユリカに声かけて行こうか。」

「「はい」」


事情を宿の女将さんに話したら、残ってた宿泊料を返金してくれた。ここの女将さんは本当に良い人だ。リル達にも良くしてくれた。


宿を出て隣のギルドに行った。しかし、クーリンさんは居なかった。なんとダンジョンギルドにいるそうだ。向こうで訓練してくれるかな?

奴隷商館で紳士に別れを告げる。


「問題ありませんよ。今後の発展ではそちらも商売の範囲になりますから」


だ、そうだ。

最後にユリカの店に行くとバタバタと片付けをしていた。引っ越しのようだ。


「どこか行くのか?」

「⁉︎ビックリさせるんじゃないよ!」

「わるい。」

「ダンジョンの集落に呼ばれたのさ。あたいほど多種多様な品を扱う店はないからね。店舗もギルド持ちで建ててくれるって。あんた達とは離れちまうねぇ」

「…なんか予想通りだな。俺たちもダンジョン行くぞ?」

「⁉︎なんだい。向こうでも一緒かい。嬉しいねぇどうせなら一緒に行かないかい?もうあたいは出れるから。」

「荷物はどうするんだ?」

「後日にギルドが運んでくれる事になってるのさ。あたいは先に物件だとか契約だとかしなきゃならくてさぁ。ただ微妙に遠いうえにまだ街道も通ってないから魔物がでるだろ?護衛がほしくてねぇ」


この世界の街道には魔物避けの魔道具が設置してある。逆に街道以外ならどこでも魔物がくる事がある。例外な奴もいるらしいけど。


「構わないが、今度なんか安くしてくれ。」

「契約成立だね。」


こうして、ユリカも一緒にダンジョン集落を目指す。

途中にバルトヌーや狼の魔物ウルなんかもいたが、特に問題なく進んだ。

ユリカが疲れて少し休んだりしたが、3時間ほどで無事ダンジョン集落についた。


「まず、ギルドに寄ってから宿をとってから少しダンジョンを覗こうか。」

「「はい」」

「あたいはギルドまで付いてくよ」


ギルドについたら受付嬢さんがいた。まぁそんな気はしていましたよ。


「お待ちしておりました!」


満面の笑みを見せる受付嬢さん。リルがものスゴイ警戒して、俺の服の裾を掴んでる。


「…やはりいましたか。」

「バレてましたか?」

「いえ、知り合いがことごとく此方に移るようだっので、そんな気がしただけです。」

「このダンジョンを発見されたユウマさんと知り合いになった方々が、このダンジョン集落に集うなんて運命ですね!素敵です!」


貴方の仕込みでは?


喉まで出かかったが口に出さずに飲み込んだ。


「はぁ〜それでいいですが、ダンジョンの許可頂けますか?」

「はい、現在ユウマさんは一番先に進められてますので、優先的にダンジョンをご利用できます。」

「優先的に?」

「列に並ばなくてもいいって程度ですが、混んでる時なんかは意外と便利な特権ですよ。」

「並ばないと入れないのですか?」

「パーティ毎の揉め事対策ですね。ダンジョン入ったパーティを把握する事で無帰還者を減らすとともに、間を空けず入って前のパーティを襲うとかを予防するものです。」

「仮に襲われたらどうしたら良いですか?」

「返り討ちにして構いません。向こうもそれなり覚悟を持ってやっているのでしょうから。」

「罪には問われませんか?仮に襲われたと偽ってパーティを襲ってるものが居たら?」

「誓いを立てて嘘を見抜く魔道具に触れてもらいます。嘘を言ってるか本当かくらいしか分かりませんが。」

「断れば当然」

「嘘と判断して拘束します。」

「なるほど、ダンジョンで亡くなっている人と遭遇したら?」

「以前もお話したと思いますがダンジョンは生き物です。ダンジョン内で亡くなった場合、死体は残りません。しかし、装備やアイテムは別です。装備やアイテムは拾った人に権利がありますが、遺族が報奨金を出す事があります。その時は譲ってあげて欲しいとおもいます。」

「ありがとうございます。」

「いえ、お仕事ですから。これからよろしくお願いしますね。」

「分かりました。では」


ギルドをでて宿に向かう。三人部屋を7泊とる。一泊銀貨1枚と大銅貨5枚でやや高めだが、食事に別料金は発生せず1日2回目好きな時に食べていいそうだ。

大銀貨1枚と大銅貨5枚を支払う。


外に出ると正面の建物の前にユリカがいた。


「おや、これからダンジョンかい?」

「あぁ、そっちはここが店舗になるのか?」

「そうだよ!あたいの新しい城さ!」


土壁の二階建ての建物だ。なかなか頑丈そうに見える。


「こんな家が数日で出来るなんてどうなってんだ?ギルドや宿もそうだが可笑しくないか?」

「土魔法と無魔法の複合魔法で、決まった形なら一瞬でできるみたいだよ?店とギルドと宿に二階建て一般住宅までは詠唱が確立してるんだってさ。」


複合魔法⁉︎そんなのあるのか⁉︎ってか、一瞬でできるのか⁉︎魔法パネェな!


「そいつはスゴイな。」

「リルちゃんもそのうち出来るんじゃないかい?」


うん、その可能性は高いな。リルには練習して熟練度を上げて貰おう。


「そうだな。いい事教えてもらった。此処にいる間はダンジョンに潜るから、ダンジョンで必要な素材があったら言ってくれ。安く売ってやる。」

「そこはタダでくれるんじゃないのかい?まぁいいけど。その時はお願いするよ。」

「あぁそれじゃぁな。」

「あいよ」


ユリカと別れて、ダンジョンへと向かう。何人か並んでいたが横を素通りして特権を使う。係員?警備員?みたいな人がいたのでギルドカードを見せる。


「貴方がユウマさんですか。お噂はかねがね。そちらの転移魔法陣を使うと以前使った転移魔法陣から潜れますがご利用されますか?」


へ〜そんな機能があったのか、だが


「パーティで潜るのは初めてなので一階層から始めます。」

「畏まりました。頑張って下さい期待しています。無傷(ノースカー)


無傷(ノースカー)?なんだそれ?俺の事か?変な字名が出来たな。


『…厨二』


今まで無口だったクセにボソッと会心の一撃放つんじゃねぇよ!このチート魔槍が!


気を取り直してダンジョンに入る。しばらく進むと魔物が現れた。


こ、これは言うしかない!


「スライムがあらわれた。」



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