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エメラルドの血  作者: 山ノ上三条
第一章
8/111

8

本当はもっと早くに聞くべき質問をここでやっと聞いてみた


「ところで、姉さん お父さんやお母さんに何も言わなくて本当に良かったの?」


「書置きしてきたから大丈夫でしょ」


「ちなみに内容は?」


「家出します、探しても無駄です。って書いたわ ついでに千景も連れて行きますって書き足した」


「僕はついでなのか・・・」


ちなみに僕はいまだにうつ伏せのままである 首だけ姉さんに向けているちょっと首がいたい


「さっき姉さんがログインしたときって擬似魂が入った体が出てこなかったけどどうなってたの?」


「うーん、よくわからないけど普通ならここで擬似魂と入れ替わるんだけどそれが出来ないから多分ここに体が残るんじゃないかな」


「大丈夫なの それ?」


「・・・・・・多分大丈夫よ・・・」


「うおい!本当に大丈夫?腐ったりしない?」


「うるさいわね、私にも判らないわよ!だって初めてなのよこんな事態 でもどんなことがあっても向こうにいくの!絶対いくの絶対なんだから!」


「う、うん・・・わかった・・・はあ・・・不安しかないな・・・」




本当にこんなんで大丈夫なんだろうか 早まったかな?





「よっし!アップデート終了!さあ行くわよ!」


「百合花姉さんそろそろ体を元に戻していただけませんかねえ?」


「あ、忘れてたわ」


「酷い」


「ほら、これでいいでしょ」


やっと姉さんが僕の体の自由を戻してくれたのはいいがうつ伏せで首を横に曲げていたので首がちょっと痛い


「首が痛いよ姉さん」


「自業自得です、知らない」




「とりあえずクランアジトの転移門に飛ぼうかしら。千景、あなたもたしか同じクランに所属していることになってるわよね?」


「えっとクラン[崋山派]だっけ、このアジトを選択したらいけるの?」


「ええ、それでいいわ。ああ~懐かしい我が家~待っててね~」


「崋山派ってことはやっぱり中華テイストのアジトなのかな」


「そうよー例えていうならお寺みたいな感じかしら」



少林寺みたいな感じだろうか?中国には行ったことないから楽しみだ。まあ日本から出たことが無いんだが



「じゃあ行きましょうか、中央石柱に手を付けて行きたい場所を選んでね」


「わかった、じゃあ姉さん向こうの世界で」


「ええ、またね」


緑の光に包まれながら僕は妖精の住む世界へと旅立った


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