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エメラルドの血  作者: 山ノ上三条
第一章
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20

「うわあ!瑠璃花しっかり!」


友達である瑠璃花が目の前の人物を見て失神した。



私、堅田 優子の友人である深山 瑠璃花は美女だ。

そんな瑠璃花に似ている人物がいきなり戦闘に参加してきたと思ったら、もう一人現れた。

最初は女性、次はだ・・・男性よね? 女の子では・・・ないよね?。

凄いなあ、美人が三人もいるなんて お姉さんびっくりだ。あ、それよりも



「芳野、あんたさっきこちらの女性を将だって言ったわね?あの将なの?御園 将って事?」


「うん・・・このおねえちゃんは将にいちゃんと同じ魂してるよ?間違いないよ。青い中に七色の珠が見えるもん。絶対見間違いじゃないよ、将にいちゃんと全く同じ。そのものだよ でもこっちのおにいちゃんは・・・」


「そう・・・私は堅田 優子といいます。貴女と貴方、名前を聞いていいかしら?」



私は訝しげながらも目の前の男女に問いかけてみた 芳野が何かいいたそうだったけど遮ってしまったわそんな私の方に向かって女性は微笑ながら



「私は御園 百合花よ、こっちは弟の御園 千景よ。優子、これでいい?」



御園・・・という事は将の関係者なのかしら。でも顔は瑠璃花よね・・・どうなってるのかしら

ついでにいきなり呼び捨てされたわ・・・でもなにかしら違和感が全く無い 言われ慣れてるというのかしらむしろそれが普通に感じる。変な感覚だ。



「そう、御園さんね。ところで貴女達は御園 将の関係者で間違いないのね?」


「と、いうか本人よ」



え?この子は何を?聞き違いかしらもう一回聞いてみよう。



「ごめんなさい、聞き取れなかったわ。もう一回いいかしら」


「御園 将本人よ。エメラルドの世界で死んじゃって現実世界で転生したの。女になってるけどね」



うん、聞き違いじゃなかった。全く意味が理解出来ない。



「優子、混乱するのは判るが将本人だよ。まあちっと残念な性格になってはいるがねえ」



御園さんたちの後ろに居た連歌屋が本当だと言ってる。え、そうなの?信じられないんだけど。

私の後ろで雄二もうんうんと頷いている、ついでにエルフさん達も。いや、君ら将知ってたっけ?。

まあ、いいんだけど。


「いやいや、オカシイでしょ。転生なんてあるわけないわよ、あははははははは」


「異世界があるほうがおかしいと思うがな、俺は」


「いやいや、連歌屋。異世界はここにちゃんとあるじゃない?でも人が転生するなんてお話でしかないじゃない」


「そう思うよなあ、なあ将 なにか将しか知らない知識とか優子に教えてやれよ」


「え、う~ん なにがあるかなあ。優子って 罰 ってバンド好きだったわよね? 解散しちゃったけど」


「え、ええ 良く知ってるわね 確かに好きだったけど」


「あの後再結成したのよ」


「まじで!」



なんでしゅっって!再結成!?そんな!そんなことがあるなんて! ああ、その瞬間見たかった!ライブとかやったのかな?行きたかったなあ。 あ、でもギタリスト一人亡くなったわよねどうしたのかしら。



ギタリスト一人亡くなってるけど、誰か加入したの?」


「うん、弟分のバンドのギタリストが加入したわ、あと初代ベーシストは亡くなったので再結成には二代目が参加したわ」


「そうなの!?どうして死んだの?」


「たしか飛行機内で亡くなったとしか知らないわねえ、ごめんなさいね」


「ううん、いいの教えてくれてありがとう」



はあ~そうだったんだ 罰 再結成かあいいなあ、また見たいなあ・・・・・・って!。

違う、そうゆうことが知りたいわけ・・・いや知りたいけども!


「・・・・・・えーっと。御園さん 私が 罰 好きだって誰から聞いたの?」


「昔、クランアジトで散々聞かされたからね、優子本人に!私洋楽の方が好きなのに。邦楽あんまり興味ないのに正直、あれはきつかったわ」



む・・・それは覚えある・・・解散して悲しかったからその悲しみをクラン員にぶつけて話しまくった記憶が

ある。うーん本当に将なのかな まだ認められそうにないなあ。



「う~~~ん、頭がくらくらするぅ」



どうやら瑠璃花の意識が戻ったみたいね、さてどうやって説明しようかしら

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