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エメラルドの血  作者: 山ノ上三条
第一章
19/111

19

困惑する私、瑠璃花が目の前の女性に質問しようとしたその時 真横を突っ切って誰かが女性に飛びついた。


「将にいちゃああああああああんんんn!やっぱり生きてた!会いたかったああああよおおおおうううさあ、結婚しよう!いますぐしよう!メイキンラブしよう!帰りの幌馬車の後で愛し合いましょう!おうoh~準備はOK?ではいただきまーす・・・・・・ん?柔らかいな何これ?なんだろこのでっかい2個のものは」


飛びついたのは芳野だった。



「なんじゃこりゃあ!」



目の前の女性の鎧の中に手を入れてまさぐり胸を鷲掴みにしながら、刑事ドラマで殉職間近の刑事のような叫び声をあげる芳野がそこにいた。

なにやってんのよ あ、目の前の女性の顔やっと見た。


「てか、瑠璃ねえちゃんじゃん なにやって・・・あれ?ねえちゃんはさっきそこに・・・」


芳野が目の前の女性から視線を外し私の方を向いて目の前の女性みて私の顔見て目の前の女性見て・・何度繰り返すのよあなた。いや、待って芳野は何と言ったの・・・?。



「芳野・・・あなたさっきなに言ったの?」


「え?将にいちゃんだけど? 魂の色が将にいちゃんだったんで抱きついたんだけど顔が瑠璃ねえちゃん・・・おや?いつのまに分身したの?」



芳野・・・何言ってるの・・・?



「芳野大きく・・・なってないわね、子供のままかあ 歳取らないのも考え物だね」



目の前の女性・・・私と同じ顔をした人は懐かしそうに芳野を見て頭をなでている

これはどういう事なのかな 誰か説明してよ。



「おいおい、瑠璃花ちゃんにそっくりな姉妹がいたなんて初めて知ったぞ」



戦闘を終えたクラン員の高山 雄二が私達を見て驚きの声を上げている うん、私も知らなかった。



「本当にね、瑠璃花って双子だったの?凄く似ているわね」



同じくクラン員の堅田 優子が私達を見てしみじみとしてる 待って双子じゃないし。



「違います、たしかに妹はいますがそこまで似てはいませんよ。それにエメラルドの事を知らないはずです」


「そうね、茉莉花おばあちゃんはエメラルドは知らないし、もう高齢よ」



私に似た女性が私の妹の名前を言った なぜ、貴女が知っているの?それに貴女その装備 将のものに間違いない

・・・本当・・・誰か説明して・・・

森の中から高速で移動してきた一団が見える・・・あれは増援かな

北谷さんと連歌屋さんが見えるわね エルフの姿もある そして見慣れない?人の姿が・・・いえ記憶にはあるけれど・・・あの人が着てる装備は将のものだったものだ そしてその顔を見たとき私は更に困惑した。



「わ、私と同じ顔・・・?」


 

あ、そうか二人とも私のドッペルゲンガーだ そうに違いない なら私死ぬのかな?

混乱状態になった私はそのまま気を失った。


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