チートニート外伝 闖入者発生!
『異世界ブラック』1000PV達成記念。
氏名 : レオンハルト・ラウヴォルフ
年齢 : 22歳
性別 : 男
職歴 : 獣人 格闘家 2年6ヶ月
技能 : 格闘 99レベル / 必殺攻撃 99レベル / 回避 99レベル
防御 99レベル/指弾 30レベル
特技 : 神速(移動速度2倍、攻撃回数2倍)
餓狼(近接単体必殺攻撃)
咆哮(近距離複数体)
超速再生(HP自動回復)
備考 : 女が欲しい
職員 :「次の方・・・って困りますよ。番号札を持って並んでください」
獣人 :「うるせえな!」
職員 :「待って頂いている方々の迷惑ですから順番は守ってください」
獣人 :「お前らの手落ちだろが!待たせるんじゃねぇ!」
職員 :「はぁ、仕方がないですね。そちらの端の窓口でお話しを聞きましょうか?」
獣人 :「まったく、トロくせえ」
職員 :「・・・それで?どのようなご用件で?」
獣人 :「女だよ」
職員 :「はい?もう一度お願いします」
獣人 :「女を寄越せって言ったんだよ!」
職員 :「意味が分かりかねますが?」
「ここはハローワークで女性を紹介する場所ではございません」
獣人 :「んなこと分かってるっての」
職員 :「お分かりなら、早々にお引き取り願います」
獣人 :「分かってねぇな!獣人の女がいなくて困ってるんだよ!」
職員 :「全く分かりません」
獣人 :「獣人の女がいないのはお前らの手落ちだろ?」
職員 :「手落ちと申しますと?」
獣人 :「獣人族に全然、女がいないんだよ!」
「しっかり管理して獣人族の女も転生させろってことだよ!」
職員 :「えっと、転生そのものに関しては神の領域でありましてどこの部署の管轄ではありません」
「それから、あなたが獣人族に転生したのはステータスを見る限りは希望に沿ったものです」
「もうひとつ、ハローワークは就職を支援するのであって種族の変更は出来ません」
獣人 :「だからお前ら無能なんだってよ!」
「獣人になって強くなったのは良いけど女がいないんじゃ意味ないっての!」
「人間の女で我慢しようとしたら向こうからお断りとかふざけやがって」
職員 :「・・・ご不満は分かりましたが、もう良いですよね?」
「速やかにお引き取り下さい」
獣人 :「ちくしょう!お前らいつも俺らを馬鹿にしやがって!」
職員 :「はぁ、ちくしょうはあなたです・・・って上手いこと言いましたよねワタシ」
獣人 :「ふざけんな!お前ら全員ぶっ殺す!!」
職員 :「分かりましたから」
獣人 :「俺の悲しみの何が分かったって言うんだよ!」
職員 :「あなたと話し合いが出来ないこと、あなたを拘束しなければいけないことです」
獣人 :「拘束だと?出来ると思ってるのかよ!」
職員 :「出来ますよ」
獣人 :「その前にお前をぶっとばす!」
職員 :「・・・虫も殺す力も無いのにですか?」
獣人 :「なっ」
職員 :「既に動けないですよね?邪眼の呪いにかかってますから」
獣人 :「なんで・・・お前が・・・」
職員 :「仮に動くことが出来たとしても、私の絶対チート防御を抜くことは出来ません」
獣人 :「・・・なんで・・・そのセリフを・・・」
職員 :「ルールを守ることが出来ない転生者は三下に落とされるんですよ」
「そして絶対チート攻撃!」
獣人 :「ぐはぁっ」
「・・・こんなダサい技で・・・」
職員 :「仕方ないんですよ。借り物の力ですから」
「あなた方、チート持ちが相手の仕事ですからこの程度の権限は与えられていますよ」
「ちなみに絶対チート攻撃は絶対回避不能、気絶、麻痺、石化の効果があります」
獣人 :「・・・っ」
職員 :「チート能力を使って暴れる人はすぐに拘束が基本です。更生してきてください」
「最後に・・・この能力を使うと報告書を色々と書かないといけないんですよ」
「面倒くさいです」
「警備さ~ん、業者に搬出を依頼しますのでこれをまたいつもの所にお願いします。」
氏名 : UNKNOWN
年齢 : UNKNOWN
性別 : 男
職歴 : ハローワーク職員 24年
技能 : 特になし
特技 : 邪眼(任意の複数体の全ステータスゼロ)
絶対チート攻撃(近接単体絶対回避不能、気絶、麻痺、石化)
絶対チート防御(物理、魔法、チート全ての攻撃無効)
備考 : 上記特技は上位権限を持つものでなければ防げない
上記特技を使用した場合は所定の様式の報告書を直ちに提出すること
こんなの出して後は大丈夫か?
後で考えます。