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番号札6番 とある魔王の相談内容

毎度、馬鹿馬鹿しいお話ではありますが。

求人番号: 54490-08763562

雇用形態: 正社員

事業所名: 魔王株式会社 北部支社

事業内容: 魔王の領域の維持管理、素材販売等、冒険者に素材や経験値を提供するお仕事です

雇用期間: 雇用期間の定めなし

年齢制限: 60歳以下

就業時間: 09:00~17:00

休憩時間: 60分

時間外 : なし

賃金  : 月給

      a 基本給(月額平均)又は時間額

       155,000円~155,000円

      b 定額的に支払われる手当

       職務手当 70,000円~70,000円

      a + b 225,000円~225,000円

賞与  : あり

年間休日: 105日      

加入保険: 雇用 労災 健康 厚生 

      就業中の死亡時の死者蘇生、四肢欠損治療補償あり

退職金 : 制度あり

定年制 : あり 一律65歳

仕事内容: 魔物の幼獣を飼育するお仕事です

学歴  : 不問

経験  : 不問

その他 : マイカー通勤可能

備考  : 四天王候補を募集しています


職員 :「次の方、番号札6番の方、1番窓口までどうぞ」

魔王 :「はい」

職員 :「こんにちわ」

魔王 :「宜しくお願いします」

職員 :「えっと」

魔王 :「今日は企業として、応募の相談に伺いました」

職員 :「分かりました」

魔王 :「ご存知かと思われますが、弊社は魔物の王国を築いていおり、冒険者を誘致、討伐を通じて魔物の素材を提供しております」

職員 :「このシステムが出来るまでが大変でしたよね」

魔王 :「今では冒険者ギルドとの資本提携を行い、多くの冒険者に利用して頂いておりますが、初期の頃は冒険者の数が余りにも多くて魔物が乱獲、資源が枯渇する寸前でしたからね」

    「繁殖中の乱獲とか酷かったですよ」

職員 :「そんな時代もありました」

魔王 :「今は魔物を召喚、飼育、育てる時代ですから」

    「それでもある程度育てた幼獣を放流した直後を狙って根こそぎ持って行く冒険者もいます」

職員 :「そういう人は減らないですよね」

魔王 :「チート持ちは弊社の職員では対応できないので警備隊やギルドのOBの方々に対応をお願いしていますよ」

    「係員の腕章を付けていても攻撃されることもありますから」

職員 :「危険の多い職場ですね」

魔王 :「あ、それでも死者蘇生、四肢欠損治療などのフォローは万全です」

    「それに今回の募集は魔物の飼育員の募集ですから」

職員 :「そうでしたね。どの様な人材をご希望ですか?」

魔王 :「未経験者でもしっかりとした教育体制が敷かれているので大丈夫です」

    「老若男女問わず、真面目に働いて頂ける方を募集しています」

職員 :「なるほど。こちらに御相談に来られたと言うことはやはりお困りで?」

魔王 :「給与、社会保険等の条件は悪くないはずなんですけど、暗いイメージが付き纏うので」

    「しかも面接に遅刻して謝罪もしないとか、面接前にお断りしたいケースが半数です」

職員 :「ご苦労されていますね」

    「年齢、性別、およその経歴以外はお見せ出来ませんが、こちらのリストの中からご本人に御社の求人票を送付と言う形の紹介になります」

魔王 :「そうですね」

    「こちらとこちらの方々への紹介をお願いします」

職員 :「分かりました」

    「手配をしておきます」

魔王 :「いつもありがとうございます」

職員 :「次の方、番号札7番の方、1番窓口までどうぞ」

ネタ募集します。

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