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番号札3番 とある魔術師の相談内容

毎度、馬鹿馬鹿しいお話ではありますが。

氏名 : アルベルト・ブルタニア

年齢 : 24歳

性別 : 男

職歴 : 魔術師 3ヶ月

技能 : 淫魔法 10レベル / 隷属魔法 10レベル / 悪魔召喚 10レベル

     触手 5レベル

特技 : 精力増大

     性技

     調教 

備考 : うるさいことを言わない、若い娘がいるところを希望


職員 :「次の方、番号札3番の方、1番窓口までどうぞ」

魔術師:「あ~い」

職員 :「こんにちわ」

魔術師:「ちっす」

職員 :「まず、きちんと挨拶をしましょうね」

    「面接で真っ先に落とされますよ」

魔術師:「こんにちわ~」

職員 :「それから、この備考欄は消してください」

魔術師:「面倒っすね」

職員 :「・・・もういいです。職種の希望はありますか?」

魔術師:「職種って何か触手に似て卑猥っすね」

職員 :「取り敢えず、その気持ち悪いのは引っ込めてください!」

    「あなたが就職を希望する業種を聞いています」

魔術師:「ぱぱっと何か探して貰えないっすか」

職員 :「・・・あなたに適した職場を探すのですよ。あなたが希望を出さなくてどうするのですか!」

魔術師:「そこはお宅の仕事なんだからなんとかしてくださいよ」

職員 :「ああもうっ!あなたの経歴についてですが、魔術師3ヶ月と言うのは短いですね」

    「他の職歴は無いのですか?」

魔術師:「それがですね。聞いてくださいよ」

    「転生してすぐ、手近にいた町の女の子で能力の実験したんすよ」

    「そしたらいきなり捕まっちゃって。運悪くないすか?」

職員 :「能力の実験って・・・あなた何をしたのですか」

魔術師:「淫魔法と隷属魔法をちょっと試しただけですよ」

職員 :「捕まるに決まってるじゃないですか!何しでかしてるのですか!」

魔術師:「おかしくない?後の方は気持ち良さそうにしてた癖に」

職員 :「後で無理矢理気持ち良くしても犯罪です」

    「それで刑務所にですか」

魔術師:「6年ほど勤めましたよ。ついてないっす」

職員 :「出るのが早すぎる気がしますけどね」

    「それから運が悪いのは相手の女性の方ですから」

    「このままだと絶対に書類で落ちるので職歴は魔術師6年にしましょう」

魔術師:「了解っす」

職員 :「それから言葉遣いも面接に行くまでに誰かに教えて貰ってください」

魔術師:「誰に教えて貰えるっすか?」

職員 :「ご自身で探してください!」

    「次に技能の殆どは使うことがほぼ違法です」

    「何が出来るかを探しましょう」

魔術師:「それでどうするの?」

職員 :「あなたが出来る仕事ですよね」

    「炭鉱の採掘、森林の伐採、遠洋漁船の船員あたりが良さそうですね」

魔術師:「触手は使えないっすか?」

職員 :「だから気持ちの悪いものはしまってくださいね」

    「これなら面接もほぼフリーパス、おまけに住み込みですから面倒がありませんよ」

魔術師:「女は?」

職員 :「知りませんよ!ご自身で相性の合う方を探すか、その手のお店に行ってお金を払って、とにかく、合意の上でお願いします!」

    「もう良いですよね?これに決定!面接は時間通り!必ず行ってください!」

魔術師:「ちょっ?」

職員 :「次の方、その前にくそっ・・・じゃなくてお花摘み行ってくるので席開けます!」


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