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番号札1番 とある勇者の相談内容

毎度、馬鹿馬鹿しいお話ではありますが。

氏名 : アーサー・ロビン

年齢 : 19歳

性別 : 男

職歴 : 勇者 1年3ヶ月

技能 : 剣技 99レベル / 盾 99レベル / 弓矢 30レベル

     必殺攻撃 99レベル/探索 99レベル / 矢作製 3レベル 

特技 : カイザースラッシュ(近接単体必殺攻撃)

      フレアバースト(近距離複数攻撃)

      メテオボム(遠距離複数攻撃)

備考 : 技能を活かして世の中に役立つ仕事に就きたいです


職員 :「番号札1番の方、1番窓口までどうぞ」

勇者 :「はい」

職員 :「こんにちわ」

勇者 :「よろしくおねがいします」

職員 :「勇者の経歴が1年3ヶ月ですね。どう言った職種を希望されていますか?」

勇者 :「今までやってきたので、勇者の仕事を続けたいです」

職員 :「勇者の募集は殆どありません。あなたの技量、経験年数ですと厳しいとお答えします」

    「フリーで勇者をやるにしても討伐クエストを受ける時点での競争率が高いですからね」

勇者 :「剣技、盾、必殺、探索は全てカンストしているので何とかなりませんか?」

職員 :「どれもありきたりのスキル、特技です」

勇者 :「王国の近衛隊長とか、勇者の経験を活かした職種はありませんか?」

職員 :「勇者が成功して王国を作ったり、近衛隊長になったりなどは昔の話です」

    「軍を指揮する為の軍師のスキル、兵を鍛錬するスキルなどはありますか?」

勇者 :「そ、それは・・・」

職員 :「それ以外にも兵站の在庫管理や給与計算、労務などのスキルは当然必要になります」

勇者 :「そうですか・・・」

    「どんな職種なら付けそうですか?」

職員 :「有望な職種は警備兵、商隊の護衛あたりはどうですか?」

勇者 :「それだと給料安いですよね?」

職員 :「日給で8,500円前後が相場ですね」

勇者 :「もう少し良い条件の仕事が欲しいのですが」

職員 :「そうですね。少し危険を伴いますが、魔王の配下とかはどうですか?」

    「イメージは悪いですけど、失業、労災、年金、各種社会保険完備」

    「万が一死亡した場合も死者蘇生など、意外としっかりした職場が多いですよ?」

勇者 :「それは勇者としてちょっと・・・・」

職員 :「困りましたね」

    「そうすると訓練校で最低限のスキルを身につけて頂かないと厳しいですね」

勇者 :「う~ん、考えて来ます」

職員 :「分かりました。良く考えた上で判断して下さいね」

勇者 :「ありがとうございました」

職員 :「次の方、番号札2番の方、1番窓口までどうぞ」


自分で言うのもなんですけど。なんでこんなものが出てきた?

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