水素
「水素」の由来は見てのとおり「水の素」。水の分子を構成している元素だ。化学式H。
僕個人としては、「水素」という名前はその性質からして大きく外れたネーミングだと思う。水素は確かに水の素。しかし、水素は僕たち人間の食べる有機物にも含まれている。食べ物の素。
また、水素は今のところ最も軽い元素で、昔の飛行船なんかによく使われてきた。なのに現在では水素を用いた飛行船なんて製造されていない。理由は簡単。酸素と混じって火が付くと爆発するからだ。爆発の素。
さらに、物を溶かす性質を持つ液体「酸」には必ず含まれている。ここで「なぜ『酸』という名前なのに必ず含まれている元素が水素なんだ?」と思ってしまう。怪しい。ここで酸の素だなんて考えたら「酸素」になってしまう。昔の科学者はかなりいい加減だったんだな~とか考えてみるが、今さら定着した名称を変えることはできない。残念。
もしも、水素が人格を持ったとしたら?と想像してみる。性別は放っておこう。
まずは「自由奔放」にして「足が軽い」。ついでに「尻も軽い」上に「考えも軽い」。でも酸素っぽい人と口げんかして火がついたりするとバーンと怒りが爆発。誰にも止められないだろう。
あと、一般的には大多数の人と口が合いやすい。食べ物の素だし。あと、みんなでパーティーとかして変な風につるんだりするとその場の空気がドロドロになる。なんかかわいそうな奴だ。