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呼吸のあと  作者: haruki
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第二話

家に帰って先ずやることはPCの電源をつけること。

全てはそこから。


気を取り直して


「っしゃあ!」


気持ちは整った。

今から今期放送アニメの先行配信4本を見る。

アニメを見るって結構疲れる。だから気持ちで負けると集中出来ず、内容が入ってこない。つまり画面の中の友達達に遅れをとってしまう。


…とか思っていたけど、二話目で寝落ち。


起きたのはだいたい3時半位。

また変な時間に起きてしまった。


「…あーあ。」


また洩らす。嘆きみたいなもんが癖になってる。

こうなったらもう再度眠りにつくまでは時間が掛かる。頭の整理が必要なんだな。


今日一日を振り返る。


正月らしく昼12時に起床。飯食って、やることがなかったから一度読んだラノベをもう一回読む。いや、二回目だっけかな。まぁ、いいや。

んでさらに言えば15時になってもまだ暇だったから久しぶりに部屋でアコギ弾いてた。全力でアニソン歌ってたら15分位経って親が俺の部屋全力でノックしてきた。親なりの「やめろ」の合図なんだと思う。

それからまた暇になって…。


どんだけ暇なんだよ、俺。


…なんだっけ、そう。また昼寝して、飯食って、20時位でまた寝ようと思って布団に入ったけど中々寝れなくて。あれだ変にテンション上がってしまって…、路上に…。


「神前…早苗…か…。」


悪いことしたな。

せっかく好感もってくれてたのに、完全に不審者的な言動行動。 神展開だったじゃん。やっと話し掛けて貰えたじゃん。


…何で俺なんだよ。


矛盾したことを言いながら気持ちと目線、そして夢とかそんなもんを明後日の方向に投げ飛ばそうと右手を振りかぶったとき


「メールが来たドン!」


ケータイが鳴る。だっさい着信音が久しぶりに鳴る。

新年の挨拶的なメールすら届かなかった俺に誰が?

つーか三ヶ月ぶりに誰が…?。





送信者:ぁゅむ。

件名:久しぶりぃ~( 〃▽〃)

メール内容:ァド変したから返信してねぇここのサイトめっちゃィイょ!

https://www.ナントカカントカ.




ぶぁ!!!!!!

スパム!!!!!!

クソが!!!!!!!


死にたくなってきた。

もういい。寝よう。寝れそうだし。





高校の音楽室。

俺は神前と二人でディストーションが鳴り響くそのドアの前にいた。


「長谷川君!」

「…神前。」

「軽音部、入ろうよ!」

「…。」


夢だ。夢だと分かっててもやっぱり胸が痛む。

行きたいところに、やりたいように俺は出来ない。

三年前を思い出す。夢なのに、夢なのに涙が出る。


「俺は、行けないよ。」

「何で?」

「そんな資格ないから。」

「また裏切って、裏切られると思ったの?」


ほらね、夢だ。

こんな酷なこと、神前は聞かない筈だから。


「そうだよ。」

「私なら大丈夫だよ。」

「俺が大丈夫じゃないんだよ。」

「じゃあ、」


制服のホックを外し始め…( ・ω・)ファ?


「ちょ!?いくら夢でも…!?」

「私が大丈夫にしてあげるね…」

「神前!?」


おい待て!!!ちょ、おま!!!




「神前!!!!!!」


自分の叫び声で起きてしまった。

それと同時に「何故起きてしまったし」と強く思った自分に情けなさと、股間への違和感を感じた。


…え?


「…。」


夢精かよ。


涙が出た。

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