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問題発生です……人って何処にいるのでしょう?

 設定を確認した。まずは…何をするにも街で村でもいいから人が居るところに行かないとな。


「………どこに人が居ると思う?」


「………検討つかないわ」


「………此方が尋ねたいですね」


 忘れてた。ーーいや、忘れてはなかったが少し忘れていたかったんだ。

 だって、今いるのは360度全て自然に囲まれている。うん。………何処に人がいるか分からねぇだろ!!

 はぁ、どうしよう。


「ん?」


 何あれ?何か緑の塊っぽいのが此方へ向かって来る…?


「どうしたのかしら?」


「いや。あれ、さ。何?」


 2人の後ろを指差すと2人もそちらを見ようと振り向くが……その時には『何か』の正体を目視出来た。


「何かし……え?」


「えーと……はい?」


 ゲームとかで見るモンスター。所謂『ゴブリン』だった。


「「「はぁ?何でここにいるんだよ!」」」


 また息合った。でも、それより早く逃げようか。


「走るぞ!2人共大丈夫か?」


「ええ!早く逃げましょうか」


「はい!大丈夫です。お2人も早く!」


 走る。ずっと走り続ける。遮蔽物とかないから隠れられないよな。てか、あのゴブリンぽい奴等真っ直ぐこっちに追い掛けて来るんですけどー!?


 あ、やべ。追い付かれる。……!風歌!!


「「「危ない」」」


 咄嗟に風歌とゴブリンの間に自分の体を割り込ませる。……あー。これ、死ぬかな?装備ゼロの生身は流石に無理だよな。良くて大怪我…かな?………今知らない人の声がした気がする。幻聴かな?


「…っ!……え?」


 痛くない?衝撃も無かったな。


 そっと目を開けてみる。………え?


「どちら様…ですか?」


 そんな言葉が喉から出た。ちょっと目の前が信じられなかった。風歌にーーいや、俺にかな?襲いかかってきたゴブリンは腕が無くて次いでに首も無かった。……血が噴き出てる。断面見えた。グロい。血がかかった。………目が眩む。次の瞬間にはブラックアウトした。


 一瞬だけど見えたのは…1人の青年がゴブリンを殲滅していた映像だけだ。血と死体に囲まれていてもその青年の輝きは薄れない。畏怖を抱かせる事さえさせない優しい輝きはーー。


 ◇◇◇◇◇


 目が覚めた。今日の出来事は全て夢だったのだろうか?……視界がはっきりしてきた。夢じゃ無かった。今は夜みたいだ。あの後倒れちゃったのか。?…毛布?がかけてある。火の音もする。体を起こして周りを見てみる。


「起きたのか。倒れたのだが大丈夫か?」


 知らない人がいた。


「あまり無理をするな。ゆっくり寝ていれば良い。…あぁ、大丈夫そうならスープ位飲め」


 鉄製?のコップにスープを入れて渡された。


「あ、ありがとうございます」


 取り敢えず飲んでみる。


「……美味しい」


「そうか。良かった。………意識ははっきりしているか?何があったか思い出せるか?」


 ……意識。大丈夫。思い出す?何を………


「あぁ!さっき助けてくれた人!!」


 そうだ。ゴブリン殲滅させてた人だ!……あれ?2人は?


「他の2人はあっちで水浴びをしている。……お前はさっき2人が軽く血を落としていた。今日はそのまま休んでいろ」


「し……ハクア起きたのね」


「大丈夫ですか?どっか痛い所とかありませんか?」


 2人が戻ってきた。良かった。怪我もないみたいだ。この人の言った通りだった。……そういえばどうしてこんな状態に?


「えーと、もう大丈夫だから安心しろよ?それと、どちら様か存じ上げませんが先程は助けて下さりありがとうございます」


「いや。元はと言えば俺がゴブリン達を追い掛けていたのが原因…っぽいからな」


「それでもありがとうございました。……それでその後どうしたんだ?」


 2人に説明を促す。


 こういう事らしい。この人は『勇者』だとかでゴブリン達を殲滅させようとして逃がした所に俺達がいてあんな事になり俺が倒れたらしい。それで、「自分に責任はあるから」と、安全な所まで俺達を連れてきたらしい。その時抱えられてた(所謂お姫様抱っこだとか…何それハズい。っ!お前らニヤニヤしてんじゃねーよ!)それから俺が一向に起きる気配が無いので勇者に見張りを頼んで2人で俺に着いた血を落としてから2人も水浴びをした、と。事情はさっき考えた設定を言って俺は男としているみたいだ。うん。ちゃんとやってるな。偉い偉い。因みに名前も偽名を名乗ったらしいし。良くやったな、撫でとこ。


「な、撫でるんじゃないわよ!」


「な、撫で撫でないで下さい!もう子供じゃありませんからね!」


 照れてる。可愛いなぁ2人共。


「では、改めまして。勇者さん俺は『ハクア』と言います。宜しくお願いします」


「あぁ。宜しく。それと敬語は使わない方が助かる。年もそう変わらないだろ?」


 ……確かに年はあまり離れてはいなそうだな。そういえば『勇者』だっけ?この人。……『勇者』?『あの』?魔王倒したりする正義感の塊がなりそうな?本物?…聞いてみよ。


「……『勇者』ってあの、魔王倒したりする『あの』勇者か?」


「………あぁ。その通りだ。その勇者で合ってる……今は魔王討伐の旅の途中だ」


 へぇ。凄い、存在してたんだ。……何か勇者さん寂しそうだけど


「凄いな。今までお疲れ様。まだ続くんでしょ?頑張れよ!……あー、俺達も旅してるんだが。その……全然違うしな。………無理すんなよ?」


 うん。こっちは特に何の問題も無いしな。それに…ちょっと本物の勇者ってのは良く知らないけど沢山本読んだりしたとき1人の奴って何か……ってあれ?勇者どうしたんだ?え?何か悪い事言ったかな??あのー、俯かないでこっち向いて?


「フッ…ハハハッ!あー。いや、悪い悪い。今までそんな事言われて無くてね。つい」


(『無理するな』か。俺自身の事を心配する奴なんて初めてだな……いや、それよりも『勇者』について何も知らなそうな口振りだったな。他の2人は兎も角ハクアは見たこと無い髪色と瞳の色だよな…)


 あ、何だ良かった。落ち込んだりしてた訳じゃないのか。まぁ、魔王討伐の旅とかは色々あるんだろうな。……梨々香と風歌に危ない目なんて遭わせられないから手伝うなんて出来ないけど(まぁ、いても役にたたないと思うけど)ゴメンな勇者。

小説書くの楽しいですね!止まんないです!

……まさか半日もたたずに次が出来上がるとは思いもしなかったですよ。うん。

1話がちょっと長い気がしたので2000~3000字を目安にしたいと思います(2000字ぐらいが見易いって言われたから良いよね…?)


後書きとか前書きって何書けばいいか分かんないので割愛しますね。………思い付いたら書きますので。

まった来週~!(笑)

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