デレツン。
【登場人物/三人称】
地球側呼称《元カノ/団長/だんちょー/一尉/一尉殿》
現地側呼称《青龍の女将軍/団長/主》
?歳/女性
:国際連合軍大尉/陸上自衛隊一尉。国際連合軍独立教導旅団団長。『俺』の元カノ。インドネシア国家戦略予備軍の副長(褐色)、筋金入りの傭兵エルフ(白ローブ)。黒副、白副の二枚看板に支えられ、ドワーフやエルフに異世界人と地球人類が同じ戦列を組む、初の多世界複合部隊「黒旗団」指揮官。
身の回りや書類仕事はマメシバ任せだが、身だしなみや正服や戦闘服などの着こなしは特定の男の前だけでなく、その耳に入りそうな範囲だからほぼ全ての人前で、こだわる。
現在、元カレの手助けを引き受け聖都で十万人くらいの帝国崩壊に伴う太守領帰邦困難者帰還事業を実行中。毎日数回元カレいやいや共同作戦先指揮官へ個人通信してくる熱心さは危機感の現れなんらかの。美がつくょぅι゛ょ童女少女たちに押し競饅頭されていることは気にしてないとか「気に病んでますよ♪︎」とか。よく「元」になれたものだとかなんとか。
Gカップ1/4「エルフ(Gカップ1/3)に負けない!」
地球側呼称《三尉/マメシバ/ハナコ》
現地側呼称《マメシバ卿》
?歳/女性
:陸上自衛隊医官/三尉。国際連合軍独立教導旅団副官。
ほとんど死傷者がいない国際連合武力制裁活動における実戦緊急医療の最多経験者。治癒魔法と現代医学複合施術のパイオニアにして、異世界人への治療を目的とした医療行為のスペシャリスト。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・というところはあまり意識されていない。
ぶぁか親(本人談)」が付けたキラキラネームの本名を断固拒否して「ハナコ」を自称。上官の元カノが勝手に「マメシバ」とあだ名をつけて呼んでいる。キラキラネームを付けられるという児童虐待の犠牲者共通の真理として、実親を心から軽蔑し憎みすでに無視している、が、時々思い出して激昂する。法的に有効な改名の手順を考えてくれた主人公を師と仰いでいる、が、それより大切なものがある模様。恋愛至上主義者で、倫理や道徳はおろか「愛は地球(人類)より重い」と即答できるタイプ。
陸上自衛隊の正服第2種礼装(緑色)を自分で仕立て直したように見せかけた完全新作を着用。裁縫というよりデザインを含む服作りが得意なために、今日もせっせと経費を流用させて新作にいそしみ、異世界に流出中。
日本ローカル基準D「サイズの違いが戦力の決定的な差ではないことを教えてあげますよ♪︎」
「子供とは?」
ほう。
成長途上の未完成一般。
成長に失敗した不良品はこれに含めない。
「血縁の意味は無し?」
生物に自分の血統を見分ける機能はない。
その必要が無いからだ。
「ほうって?」
解ってるな。
単語の意味を確かめるとこ。
同じ発音でも意味が違う。
合わせないと話も出来ない。
「話の解る女は希少ですよ♪︎しかも可愛いまあまあ美人で肢体も好み♪︎♪︎」
合わせたな。
始めよう。
さて。
子どもは甘やかせばいい。
ただただ甘やかすのだ。
とにかく甘やかそう。
金や物は要らん。
贈る者は蔑まれる。
そりゃそうだろう。
捧げてるんだから。
Win-Winも同じ。
感謝なぞされない。
当たり前だよなぁ。
交換に敬意は無い。
単に与えるほど容易いことがあるか?
ただ愛でるだけ。
喜ばせ。
歓ばせ。
悦ばそう。
だって可愛いし。
「ガチの承認ってレア過ぎ
・・・・・・・・・・・・・互いに気がついている紛い物すら喰い合ってるのに」
簡単だろう?
――――――――――いや、自然、と言うべきか。
ただその子の傍らに居ればそうなる。
「対等以上の男に認められたら有頂天」
すぐに気が付く。
世界で自分だけが大切な特別なんだ!
そう疑わせない。
「そんな特別に大切で愛されてる自分を放って置く大人に正義の怒りをぶつけに来るのでは?」
子どもは突っ込んで来る者。
「それを簀巻きみの虫にするところまでが日常茶飯事」
ガムテープがあれば何でも直せる。
「ボールギャグ噛ませて視覚聴覚嗅覚に神経を集中させながら別な娘を可愛がって魅せ浸けるんですね解ります」
子どもを抱っこしてることは多い。
「一応、念のため、愚問ながら、かくにんしますが、女の娘を甘やかす目的はありますか、ってか、何がしたいか欲しいのか貴男は」
?
犬、猫、子どもを撫でる。
・・・・・・・・・・他にあるのか?
「なにその与えた自尊心を温存したまま踏み台にして上から見下すのデレツンかリアルツンデレはツンで終わって地味に何も始まらないのにデレツンはスタンダードだけど突き詰めて究極わからせを呼吸するみたいに娘どもたちにもしてるってだんちょーを壊したのたいちょーだったんた知ってた」
《国際連合軍事参謀委員会より※・≠/〉#,...゛へ提出された記録より/東京都千代田区四番町7-3/国際連合非加盟「バチカン市国」収蔵》
【異世界大陸東北部/占領地域/軍政主府/軍政司令部/軍政司令官私室/青龍の貴族】
俺も違うと判ってんだけどな。
「前戯としては最適です
――――――――――前戯で終わらせるのは最低」
飲ませられる。
飲ませてもいる。
「解って無い解って無い
・・・・・・・・・・三度〃以上繰り返し〃って」
つるつる。
柔らかい。
ぷるぷる。
熱っつい。
ふむ。
隅々まで余さずに舐めると夢中に出来る愉しいな。
「ティスティング」
――――――――――この味は。
「そこかよ」
柑橘類。
酸味も強め。
甘いが。
柑橘っぽい。
今は食前酒。
食間に嗜むならスピリッツ。
味覚をリセットして楽しみ楽しみ直す為。
ならば食前ならば?
リキュールで味覚を料理に合わせる、のか併せるのか。
つまり今はリキュール。
蒸留酒に果実を、身も皮も漬け込み、砂糖蜂蜜甘蔓などは無しにして、香草で整えたんだな。
もちろん異世界産。
ドワーフ酒。
西の山はドワーフさんちからの贈り物。
全てアルコール度MAX!
殺菌力もMAXだからこそ、俺でも楽しめる。
飲酒許可が出ているののは軍政部隊で俺だけ。
異世界産品の摂食は国際連合軍の半分で解禁。
人体実験中なんだが酒については、ほぼ禁止。
今の地球人類にとって嗜好品なんかは後回し。
まずは食材の人体検証が終わってからだよね。
日本列島の土壌で気候変化はみられていない。
地球で稀なことに農業向きの土地に資源豊富。
自給率が低い理由は、コストパフォーマンス。
日本は土地資源より人が働いた方が儲かれる。
日本列島で耕し採掘するよりも外国から買う。
だから作らず掘らず持って来て加工して売る。
日本以外の国々があればなので今は生産過剰。
だから地球人類が生きていくだけなら余裕だ。
とはいえ異世界転移自体がイレギュラー以上。
日本列島以外での資源調達や生活も考慮の内。
だから念の為に異世界を侵略することにした。
って言われているが、あながち外れていまい。
国際連合武力制裁は一環だから、これも同じ。
国際連合軍十数万人を使った異世界生活実験。
だから隔離された半数で異世界環境に触れる。
実験なんだから徐々に、実践なんだから早く。
優先順位を決めた流れ作業で酒は後ろの方だ。
発酵食品自体は実験すらしないかもしれない。
異世界種族には味噌醤油を与えないのと同じ。
体細胞や常在菌と合わさり何が起きるのやら。
コストは許容するがリスクは絶対に犯さない。
先進国一般でSEXしても妊娠を避ける様に。
かなり意味合いが違うのだがこちらは合理性。
死んでも殺しても構わないが絶滅は構うのだ。
もちろん酒については優先順位以外でもダメ。
未知の酩酊による不適切な異世界接触の防止。
隔離された国際連合軍基地内でも、飲酒における異世界産酒類は、ダメ。
ましてや俺たち国際連合統治軍。
俺は飲めるが俺以外の地球人、部下に監察官は飲めない。
異世界種族と同居しているから地球の酒もダメです。
アムネスティ・ガールズも酒は飲まない飲ませない営業。
「国際連合異世界混淆推奨免許保持者」
そんな訳で今は俺、うちの娘たちだけが飲酒する。
飲酒に年齢制限が無いのは多世界共通事項。
酒が嗜好品なのは地球人類少数派の贅沢。
まあ、そうだよね。
水道水は飲めません。
どころか水道がない。
それがグローバル・スタンダード。
パンのみでは生きられない。
命の水とは、よく言った。
子どもの頃から酒に親しむ。
この辺り、酒事情は地球と余りかわらない。
アルコール度が世界最高、ポーランドのスピリタス。
正しい飲み方は湧水川水井戸水に混ぜること。
つまりは戦場で御馴染み浄水剤なのだ。
浄水器じゃないぞ。
潔癖症や不潔恐怖症。
つまり精神病患者。
哀れな連中に安心感を与え相応の対価を得るアイディア商品とはちがいます。
ブラセボだって薬の内。
そも症状自体が非現実。
妄想に空想をぶつけ対消滅。
安心という金に換えられない価値を生み出すビッグバンの対価が金で済むんだ喜べよ。
ぼったくりじゃない。
何しろ無価値だから。
交換は生じていない。
これが詐偽なら信仰は全部詐偽だが余り突っ込むと酒や煙草がアリでコカインや大麻がなぜ悪いという話になるけどな。
酒は健康に悪く無いのか?
悪い訳が無い。
過ぎれば悪いは何でも同じ。
単なる水を4L一気に飲み、密室で水死した人がいるくらい。
飲酒制限は全て税金を獲る為にあり、健康うんぬんは後付けだ。
水で死ねるから飲水を禁止するか?
飲酒運転を禁止してるだろう?
寝不足運転を禁止しないのは何故?
事故なら寝不足疲労で起こる方が多いのに
――――――――――販売経路を管理下に置くため。
危険なことにすれば管理下に置く理由付けが出来る。
例えば阿片戦争。
・・・・・・・・・・麻薬戦争って珍解釈は何処から?
大清帝国の財政を担う帝国産阿片。
英国阿片にシェアを奪われる。
帝国存亡の危機に対する防衛戦争。
麻薬も酒も煙草も通貨と同じ。
21世紀だって地球の大半で通用。
国外で活動するなら基本常識。
・・・・・・・・・・俺たち非常識の観ない現実世界。
当然、うちの娘たちも酒くらい常用。
この邦は水、しかも飲料水が豊富
だから、水割。
ドワーフ酒は度が高過ぎて、水割にも使わない、余り。
いつも使う酒と違えば、割り方が難しいからね。
好きじゃなければ、無理することはない。
だから、うちの娘たちが生の酒を飲むのは、俺に飲ませる刻だけだ。
この邦の水は、そのまま飲んでみてる。
ドワーフ酒を飲むのは俺だけ。
だから、利き酒も出来る様になれました、毎回違う工夫しているな。
魔女っ娘の風味が強くなるのは気のせいではあるまい。
吸って。
絡めて。
啜って。
酒との比率が逆転していく絶妙な流転は、この飲み方。
「――――――――――!」
お。
踏み留まれた。
魔女っ娘再起動。
「いやいやセーフモードですから無理矢理機能させられてますからいつものいつも」
ん。
慣れてきたか。
毎食以上の日常。
「いやいや馴れない慣れない為ってますよ意志を翔ばしたママ給仕出来る肢体へと」
料理とのバランス。
俺の気分。
それに合わせて酒を含む魔女っ娘。
ちっちゃい。
ぐい飲み扱いって訳にはいかない。
「本人たちもお口に入らないって嘆いてますからにはなら大丈夫って保証してサイズ的に大人でも無理なんですからたいちょーのはつーかおっきくしてるならやりたいんでしょうやれや」
娘どもになんてことを!
男の失敗作しか知らないマメシバ。
――――――――――だから処女なんだよ。
「ちゃんと教えてますから弾無し弾切れ甲斐性なし子供をリスクにしか仕立てたキリスト教圏の因習と無関係なシングルマザー製造業に必要なのは其処じゃないから大丈夫イケるイカせる熟練に肢体を一任すれば今みたいに自由自在に操られますよ悦ばせるなんて考えるだけ無駄って♪︎」
子どもになんてことを!
何かしたいお手伝い心を判ってない。
・・・・・・・・・・来年困るぞ心配だな。
「今年中かい乳幼児には手伝い心がまだ早いと想われ」
これは教えておかないとな。
俺の発言は久々。
「いいか」
盃を置く。
正気になった。
素早いアップ。
皆にも注意喚起。
いつも視てるか。
「男はヤル気になったらヤってるから」
処女童貞の知らない世界。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・皆さん暗いよなにやらないの。
「――――――――――いきなりせかいをおわらせるようにきこえかねないありえないけどかいしゃくがなりたつのやめてくれませんかいまは女しかいないんでわざわざそこだけ声に出すとかマジ最悪です取り消し訂正削除して本番スタート!」




