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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十九章「帰郷作戦」
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恐怖という名の兵器/Deicide.

【用語】


『外務省(日本)』

明治革命後(スターリニズム)、雨後の筍の様に造られた謎組織。何かの役に立ったことがあるかと言えば無いのは霞ヶ関の共通項。無能なだけで済めば良かった、そうはいかないのも霞ヶ関共通項。そして外務省なんだから外交の邪魔をしなくちゃ!って固い信念を持っている(さもなきゃ人類史上最高の無能)のは実績で証明済み。そもそも外務省なのに他国からスルーされるのが基本。太平洋戦争で言えば日米交渉に際して何故か二人目の特使を送り、交渉を混乱させる。いやルーズベルトと知見がある軍人大使がいるのに「英語か堪能」って理由で反米派とアメリカに知られている職業外交官を送りつけ「どっちが特使?」と言われるほど大活躍……そりゃ戦争になるよ。開戦直前でも定時帰宅するホワイト職場を歴史的アピール。敗戦間際には敗戦処理のために交渉が山と積まれていた。戦勝国こそ交渉出来ないと困るから当たり前なのだが、連合国も中立国も全部、日本の外務省だけはスルー。一つ残らず在外公館勤務の武官たちへ個人的な信頼感で持ち込まれていた。なにしろ実績があるから日本の外務省が無視されるのはフツーフツー。様々な講和交渉と素案が届けられましたが「オレは聞いてない!(そりゃそうだ)」って外務省がゴネたから一つ残らず破綻。挙げ句の果てにスターリンのところへ向かった外務省が原爆投下を招いたのはいうまでもなく……なんでコイツらまだ存在してるんだろう。




真珠湾で()()恐怖したのか?


しくじった海軍が嗤われた

――――――――――()()それだけだ。


ああもちろん、怒って()()()者もいたけど。

失敗(無能)を糊塗するために使われる古典的手法。


讃えるか(開き直り)

怒るか(逆ギレ)


讃える(開き直る)余裕が無いから怒り狂って(逆ギレして)観せた。

戦死者を楯にして我が身を守るは常套手段。

日本風に言えば「醜の御楯」って訳だな。


・・・・・・・・無能は何処でも同じ・・・・・・・・


観客は、それに涙で応えるまでが、お約束。

お前らが無能だから犬死したとは言い難い。

危機こそは失政を誤魔化す最良のツールだ。


リメンバー・パールハーバー!

・・・・・・・・・・ってか?


戦後になって知られたフレーズ。

・・・・・・・・・勝ってしまえば、責任は誤魔化せる。


なぜ奇襲を受けてしまったのか?

――――――――――調査委員会が出来て当然。


トルーマンが当選したから、無かったことにされた。

・・・・・・・・・・ルーズベルトの幇間(太鼓持ち)だぞ?


後ろ楯を否定出来るものか。

戦後、必死に神格化したくらい。


当時の一般人には、まるで関係無かったんだが。

現に、その後も戦時国債の販売に苦労した。

たからこそリメンバーを連呼したとも言えるが。


戦争に関心があるのはワシントン市民だけ。

「パールハーバーが合衆国を団結させた」

・・・・・・・・・・戦後にな。


「軍事的敗北を道徳的勝利とする」

――――――――――言い張り喧伝した者が自己満足。


メイン号が吹き飛んだ刻。

ルシタニア号が沈められた刻。

トンキン湾の刻には船名すら忘れられた。


――――――――まあ、いいさ――――――――



だが、恐怖した。

沖縄戦。

カミカゼ特攻隊。


開戦初期の脆弱な米軍じゃない。

余剰国力を使いきった限界米軍が。


それこそ、圧倒的宣伝(プロパガンダ)無しで「カミカゼ」と語られるくらいにね。


真珠湾。

特攻隊。

違いは何か?


殺して観せる。

殺されて観せる。

その違い。


()()なんて当たり前のことじゃ、人は動じない。

誰もが何時も繰り返してることじゃないか。


必要も無いのに殺される。

そんな相手には恐怖する。

・・・・・・・・・付き合わされることになるからだ。


殺すのに()()()()()殺される。


これは仕方がない。

避けることだって、出来る。

誰もが知っている。


「撃って良いのは撃たれぬ備えをしたものだけだ」


だが、これは違う。

必ず殺される前提で殺せる可能性に賭ける。


これは防げ無い。

殺しても殺しても繰り返し。

考えればわかる。


「撃たれぬ備えをしている間に撃たれ続ける」


例え先に相手を殺しても戦果にならない。

最初から相手はそれを織り込んでいる。


―――――――――勝利条件の違い――――――――


戦い(ゲーム)が成立しないわね。

そこで払う犠牲には意味が無い。

たからこそ、恐ろしい。


米軍が戦意を失った理由。


絨毯爆撃。

原子爆弾

ソ連参戦。


なにもかも、触れたくないからやったこと。

もちろん、効果は無かったが。

空爆で片が着いた戦争、いや紛争すら無い。


かといって責任をとれる政治家はおろか、日本列島に銃剣突撃を命じる将官など、米軍には一人もいなかった。


だからこそ連合国や中立国は(役に立ったことが一度も無い日本の外務省は無視して)日本軍の在外武官たちと妥当な条件で講和交渉を始めていたのだが。


・・・・・・・・・・霞ヶ関のクーデター(8月15日)で、日本帝国の()()()()が降伏してくるなんて、誰が想定するものか。


あの日、宮城で銃撃戦が起きたが、当たり前

・・・・・・・・・さて我が国にとって、善くないにせよ良かったのやら。


《合衆国大統領著述集より》




【異世界大陸北東部/帝国辺境領/回復予定領/割譲可能領/作戦周辺領/低要度・高危険度区域/斥候周回範囲/???】


異世界に限った話ではない。

生産と消費が均衡している世界。


身体に纏う布を仕立てる場合。

それが服とは限らないけれど。


型紙まで使って身体に合わせたりしない。


裁断することで無駄な余り布が生じる。

服そのものを他人に転用し難くなる。


効率が悪くて無駄ばかり

不合理なのでやらない。


おおざっぱな身体サイズで、布を用意。

巻いたり。

詰めたり。

絞ったり。

それだけで必要にして十分じゃないか。


動き難い?

確かに、その通り。


動き易くしたとしよう。

・・・・・・・・・・どんなメリットがある?


なにもない。


技術的限界から生産性が決まっている。

人間を働かせれば働かせるほど利益が上がる

――――――――――そんな時代じゃないのだ。


仕立て無い方が合理的で儲かる。

だから服は普及しなかった歴史。


では、地球は現代先進国では、いつからこうなった?


いわゆる洋服が一般へ普及した時代。

産業革命で生産上限が天井知らず。


働かせるほど利益が上がった。

働かせるほど生産が上がった。


合理的な消費では生産を消化しきれなくなり。

・・・・・・・・・・理由を付けて棄て始めた。


服飾産業(廃棄事業)の成立である。

もちろん異世界には無い。


まだなのか。

これからもか。


だから服はそれで利益が上がる場合にだけ生まれる。


仕立てられ。

買われて。

贈られる。

そんな世界の一つ。


彼女。

――――――――――兜無し革鎧に帯剣。

手荷物無しは貴人の基本。


日焼けした金髪がメッシュ。

編み込んだ髪を陽に晒す。


解いて編み直して整え直す。

それをなびかせて魅せる。


北国では、ほぼ観られない。

異邦風で旅人とアピール。


さて陽差しの強い南国風か。

木蔭の乏しい草原の習い。


昼寝しながら馬乗で過ごせば、容易く色々変えられるしやり直しも簡単です。

・・・・・・・・・・特権階級の娘の中には、苦労と金を惜しまずサンルームを造らせる者もいるが。


執事。

――――――――――着古した乗馬服にマント。

背負った背嚢は、やや大きめ。


買い換え出来ない私物入り。

主や同行者の物ばかりだが。


老爺らしからぬ筋肉や骨格を明かさずとも、軽く肩に掛けられる程度。

むしろ白糸の様に透き通った美髪美髯を魅せ付けたい、そんな御年頃。

年頃になって白髪を見付ける度に、その白さに眼を見張っていたクチ。


髪質というのは天性のモノ。

つまりはツキに恵まれた。


老化を否定して若さを偽装してまで老懺を晒す文化が、今は無いことを含めて。


魔法使い。

――――――――――全身を覆うローブ(長衣)フード(頭巾)付き。

ゆったりしたローブは収納性が高そうだ。

杖を片手に持って突いてはいない。

華奢な手指に合った細くて軽そうな造り。


手に持つ杖は、貴人のマナーに反していない。

本旨であるならエスコートが付くべきところ。

魔法使い自身が仕える立場だとアピールする。


杖がマジックアイテムなのかは不明。


徒歩基本の世界で杖使いは年齢に依らない。

試しに一日あたり20km歩き続ければ解る


故にこそ、仕込み仕込まずとも携帯武具に使われる。

そして、それは誰もが知っている、常識の一つ。


両替商人。

――――――――――立襟の上着にズボン、軽い外套。

立襟もズボンも騎乗服が起源なのは異世界も同じ。

普及が500年ばかり早いのは帝国の影響だ。


諸王国時代は騎士の鎧の下の戦闘服かママ準戦闘服。

それが日常服だったのが遊牧民で異世界騎竜民族。


元々が支配階級の衣服が一つ。

その後は支配階級の日常服。


馬にも竜にも乗らずとも、だからこそ、その無駄こそが、特権階級の儀礼に相応しい。


当然ながら常に荷物はなし。

手に物を持つのは使用人のやることだ。

なお背負う担ぐは人足にやらせること。

今、使用人不在で支障なし。


売り買いも自衛も、(伝手)で済ませられる。

自分の街中、故に手ぶらで済ませる。

伝手が効かない様では一人前じゃない。


両替商人以外、旅人が多い港街では一目で判る、旅姿。


旅装のまま商うのは、宜しくない。

服を買えない貧乏人と舐められる。

すなわち使えるのは、現金だけだ。


言われずとも跡を付け裏を取るのは両替商人だけ。


金貨銀貨銅貨などしか、使えない。

信用取引には証券取引も含まれる。

使おうとすれば確認に、日を置く。


先ずは何処に泊まっている(誰の信用を得ている)のか、等々、最初から。


だから服屋。


両替商人は心にメモメモ。

怪しい彼女の行動予定。

港街以外へ脚を伸ばす。

太守領にしばらく滞在。

信用取引で大金を動かす。


だから服屋。


予定は未決ではあろう。

船から降りて当日のこと。

天地がひっくり返った(青龍侵攻帝国敗走)後で。


両替商人は算盤を弾く。


まだ太守領の様子を知らない、彼ら。

太守領以外の様子が不足している自分。

此方と彼方、視て観せれば取引が、成る。


証券以外に伝手がある部分は商う。

直接に売り買いする必要はない。

ただ同行するだけで仲介に観える。


今も視えてる。

観せている。


隠さないことで情報交換。

隠さないことで隠してる。


金を持つ彼ら。

伝手を持つ自分。


それも含め、悪くない商いになりそうだ。

――――――――――そんな両替商人の思惑に気付かない。


そんな怪しい彼女らの向かう先。

つまりは両替商人が案内する目的地。


コロナ患者(の確認数)が増えてるとか。

大切なのは(の中)なんですけど。


季節の変わり目。

風邪の季節。

体調が悪くなれば病院へ。

検査を受ければコロナ感染してるかもしれない。


いつから?

……ウィルスにはタイムスタンプが無いから不明。

症状は?

……無症状感染が大半なので無関係な風邪でしょう。

治療薬は?

……そもそもウィルス性疾患に治療薬なんてない。


「治療方法が無い新型ウィルスが~」

などと頭が悪いウィルス学者(笑)が鳴いてましたが。


変異が速く常に変異している新型(旧型とは?/笑)コロナ以外も、治療薬なんか存在する訳が無い。

症状/風邪自体が免疫反応/治癒過程なんたから、対症療法で死なない程度に症状を抑えて決して症状を無くさない。

他に方法はありません。


感染しても症状が出ない人が大勢。

出た症状にも独自の特徴がない。


それを病気とは言いません。

別の原因で発症した刻、たまたま感染していた常在菌。


一般的な風邪/免疫反応なら、花粉や季節の変わり目にも免疫の過剰反応という形でよくあります。


……頭が悪いと()()()()んですけどね。


そんな霞ヶ関は厚生労働省は今更「感染対策継続を」などと鳴いてますが「とりあえず言っとけ」はいつもか。


じゃあ命令だしてみろよ(笑)。

責任とってみせろよ(笑)。

自己責任でしょ(嗤)。


とはいえ、わたしも風邪ひいてます。

いえ、ここ何年か病院は行ってませんが。

コロナ対策に掛かったら命に関わる。


もちろん厚生労働省が言うんだから、外出しないといけないのですが。

天気も良さそうだし……そんな訳で更新が遅れるかもしれません。


まったく。

日本の官僚(選抜訓練された馬鹿)なんだから、黙ってろと言うのに。


呼吸していることに対する羞恥心を期待するのは、無理なんでしょうね。



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