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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十七章「海のほうから」
750/993

思いやりがいっぱい。

【用語】


『熱力学第二法則』

:「熱くなる/冷たくなる」は同じことである。ゆえに同時に起こらなくてはならない。物質の温度が上がるということは、別の物質から熱を移動させること。逆もまたしかり。そうでなけれは無から有を生じさせることになる。それが出来たら奇跡か錬金術なのではあるが、例えば某フィクションの錬金術は物質だけを等価交換してしまっているので「そも物質はエネルギーの1局面なんですが」などと言うのは野暮かもしれない。なお本作品へのツッコミは野暮でも何でも大歓迎です。

エネルギー保存の法則「閉じられた系の中では常にエネルギー総量は等しい」の具体的内容の一つ。閉じられた系というのは宇宙のことなのではあるが、誤差を許容するのであれば狭い範囲でも成り立つ。

エネルギー保存の法則が成り立っているらしい異世界で奇跡や魔法がどのように成立出来るのか考えるとワクワクしますよね。



ナンパは()()()()


「付き合ってください!」

って告白?

―――――――そんな()()()なことをしては()()()()



相手の立場を考えるんだ。

自分の位置を考えるんだ。


常に考え疑い信じるな

――――――――――自分を疑え!


なぜ二人は付き合っていない?

オマエが彼女に知られてないから。


付き合うために必要なことは?

彼女に自分を知らせることだ。


告白して交際する?

――――――――――その恋を終わらせたいのか。


いきなり飛び込んだ営業先で契約書を広げるようなもんだ。


キチガイだ。

当たり前に怖いだろう。


嫌いじゃない相手を怖がらせてどうするんだ。


承諾させてもクーリングオフされるだけ。

瑕疵がないと押しきっても無駄だ。

法律なんぞ人間は縛れない。


欲しい者を失うだけだ

――――――――――永久に。


ではどうする?

自分を知らせる。

簡単だろうが?


どうやって?

そこで思いだそう()()()()


一人一人と向き合うのは基本。

相手を視れば相手に観られる。


視てる側は相手を解る。

観てる側は相手を判る。


情報量で優位に立てるぞ?


情報力とイコールじゃないけどな。

情報力は天性と経験だから考えなくて良し。

努力で及ばないことは暇な刻に祈ればいいんだ。


しかし!

量は力に変換できるが力は量には換えられない。

これは覚えてるだけでいーや。


大切なのはここ!

独りに向き合うのはダメ!

テストに出るよ!


・・・・・・・・・・気持ちは判る。


ずっと視てたい愛でていたい。

いる!

けっこうな頻度で溢れてます。


街を歩けば女ばっかり、そんなんばかり。


そこで思いだそう

――――――――――思いやり。


独りの相手に向き合うな

・・・・・・・・・・プレッシャーをかけるんじゃない。


視れば観られる、観るを強いる。


好意は嬉しい?

だがしかし負担でもある。

悪意と違って無視出来ない。


誰も彼女も無限のキャパシティがある訳じゃないぞ?


相手に好意を向けることは、相手からの好意を強いること。

好くのは楽しいだけだが、好かれるのは辛いことでもある。

例外的に何でも何人でも足りないから追加できる俺もいる。


思いやり。


その好意を分散させるんだ。

相手の負担を軽くさせるんだ。


その方が自分を楽しんでもらえる。


なーに、簡単だよ。

幾人にも声をかければいい。

自分を売り込み、良さを知らせる。


皆にやっていれば、一人一人の重さは軽い。

一人一人が無理の無い範囲で知ってくれる。

好意を向ける相手に敵意を持つ者は少ない。

周りまわれば皆にアピールできるってもの。


営業で一社に日参するのは悪手。

週一くらいの定期巡回こそ常道。

その間は他を回って評判を売る。


他が相手にするなら自分も話を聴いていいかな、って思わせるのが信用だ。


おんなじだろ?

ここまでくれば付き合ってるけどな♪︎

告白?


そりゃ好き合ってる者同士のプレイだよ。


(あらためて)つきあってくだい」

(もっと)好きです」

(さらに)愛してる」


成功した告白ってのはコレ。


告白から男女交際(愛し合う)に至る訳ないだろ。

男女交際(肉体関係)してるから告白出来るんだ。



上手くいかなかったらどうするって?


選択肢を奪うのは詐欺師。

選択させるのがナンパ師。


思いやり。

思いやり。


相手の都合、相手の好み、相手のタイミングは尊重しようじゃないか。

上手くいかなかったら、上手くいくまで口説けばいい。


付き合ってもいないのに、告白なんてことをしなければ、チャンスは一生モンだ。


告白さえ()()()()()、恋は終わらない。



《異世界転移前の日本列島/とある町内会/とある子供会/とある近所のお兄さんによる性極、いや、時局大講演会より》




【国際連合統治軍第13集積地/駐屯地東外縁/海岸砂浜射撃場(プライベートビーチ)/水際から10m海上/青龍の貴族】


俺は波間に立つ。

人魚を曳き剥がせ(ひきはがせ)なかったから。


脚下に揺蕩う人魚。

嘘です。

脛に囓りつく人魚。


絶対に曳き剥(ひきは)がされて堪るか!

チタンの意思を感じます。


生体親和性高そう。

皮膚に食い込んでも食い破らない。

引張強さ半端なし。

ちびっ娘たちが引っ張ってますが。

辛うじて喫水線下。

頭を抑えるのも、ちびっ娘たちで。


水棲人魚だから当たり前。

大気中活動用の上陸服の開発が待たれる。


だから俺は浜辺に立てない。

人魚の説得が終わるまでは。

それ自体は別に難しくない。


先に片付けないといけないことがある。

やらかしてすぐじゃないと伝わらない。


ゆえに二人は海中正座。

俺の膝丈、二人は半没。

五月の海は涼しかろう。


熱力学第二法則。

熱は高いところから低いところへ移動する。


冷たくなくても体温以下。

体温以上なら茹だるけど。

体温以下だから冷えるが。


とは言え人は恒温動物。

放熱とのバランスが取れれば大丈夫、かな。


体温を奪う効果は強くない。


水温は比較的高い。

海は凪いで波風が弱い。

温度に反比例。

動きに比例。


団扇や扇風機が涼しい理屈。

体温に温められた空気が、まだ暖まっていない空気に入れ替わるとより熱を奪える。

体温より暖かいと、体温に冷やされていない空気に入れ替わるから火傷しますので。

気温が普通に40度オーバーな地域で扇風機を使うと死ぬかと思ったマジでマジで。


体温を越えることはインドじゃなくても普通にあるので気を付けましょう。


現在現時点現状。

海水温度は26度。

気温は20度。


波風がたたないってことは、温度変化の飽和状態(熱平衡)


熱が上がれば膨張。

熱が下がれば収縮。


密度からくる圧力は平衡状態を求める。


だから風吹き波が立つ。

暖かい所から涼しい所。


よって生じる物理力が釣り合えば止まる。


一時的に。

地球単位。


一秒が千年でも惑星単位ならば一時的。


洋上無風で波もなく、乗員全員が飢え死にするまで、そのまんま。

そんなことも良くあるくらい。

何しろ記録に残っているくらいに起きてるんだから。

記録に残らない、人が出くわさない範囲ではどれだけ起きたのか。


今ここでも起きてる。


浜辺全体としては、だ。

遊泳者個別に考えれば違う。


体温より低いから、冷える。


うちの娘たちの体温は人間と変わらない。

ちびっ娘たちの体温が高く感じるけれど。

単に脂肪層(断熱材)が薄いから熱源(内臓)を感じやすい。


エルフ。

ハーフエルフ。

異世界人。

魔法使い。

地球人。


胎内温度は皆、同じ。


おっきい(Colorful)娘たち(エルフっ娘)は、太腿くらいが海中。

ちっちゃい二人(魔女っ娘お嬢)は股下くらいまで。

おねいさんずは、おっきい娘に準ずる。


立ってる分にはしばらく保つな。

足先は体温放出の起点。

調節しやすいから耐えやすかろ。


しかし二人の成人女性。


海中正座で胸下までが水没してるし。

断熱材の脂肪層(オッパイ)が海上。

お腹って一番、外部から影響される。


観てる方が、お腹痛くなりそう。


元々が身体に悪い半身浴。

・・・・・・・・・・ダイエット(自己満足)の役にしかたたない民間療法(自己欺瞞)をさせとくわけにはいかん。


一人は乳房が揺蕩って(たゆたって)おります。

佳い肢体の二人はダイエット(自己肯定)してるわけじゃないが。

――――――――――なんで正座してんだ?




【聖都南方/青龍の城郭/縄張り東海側/波打ち際から10m/青龍の女騎士団半円陣中央/青龍の貴族背中/エルフっ娘】


やられた

――――――――――あたしは視直す。


もちろん眼を向けたりはしない。

一時のことでも敗けて観せるのはイヤ。


他の女に。

彼のことで。


視透かされるのがひとりなら、我慢!


素知らぬフリ。

耳を澄ます。


風に映る陰影は色彩と像を結んだ。

・・・・・・・・・・彼に教わったやり方。


他の青龍には気付かれていない、ハズ。

気付かれてもその精度を測るのは難しい、ハズ。

敢えて彼の肢体に隠した先が判ると解らない、ハズ。


マメシバ卿の衣装(スクール水着)

・・・・・・・・・・目立つ物とは言い難い。


造りは単純。

工夫に乏しい。

肌も隠している。


それがこの上なく、()の気を惹いている。

衣装(スクール水着)ではなく、女の肢体に、だ。


マメシバ卿の肢体は目立たない。


戦陣でも良く手入れされてる。

中肉中背で均整がとれている。

だから目立つようにも出来る。


マメシバ卿は敢えて肢体を目立たせない。


表情や仕草で魅せること。

会話や技能で誘うこと。

役割や名目で近づくこと。


それがマメシバ卿の手法だと思っていた。


思わせられていた、だけ

――――――――――それが全部、布石だったなんて!


肢体で敗けることは無い。


あたしの豊さ。

あの娘たちの可憐さ。

彼が好みに、ぴったりだもの。


でも

・・・・・・・・・・そんなものは魅せ方次第。


飾り気の無い衣装(スクール水着)

肢体に合わせない衣装(スクール水着)

不恰好に過ぎる衣装(スクール水着)


だから男の眼には女の肢体しか映らない。


目立たせない、でも隠さなかった。

知らしめて、でも魅せなかった。

近づいて、でも近づかせなかった。


針に架かるまで仕掛けてたのね。


魅力の総量が少なくても。

欲しがられる処が少なくても。

与えるモノが少なくても。


一気呵成に奇襲すれば目はある

――――――――――戦いの定石。


なんてことかしら!




【国際連合統治軍第13集積地/駐屯地東外縁/海岸砂浜射撃場(プライベートビーチ)/水際から10m海上/青龍の貴族】


()()()かしこまらなくて良いんだが()()()


元カノ。

マメシバ。


二人の罪を数えましょう。


うちの娘たちと遊んでる最中に乱入。

――――――――――二人だから、サプライズ?

人魚も連れて来てくれたしね。


俺がプラスにすれば善し。


俺に性的な意味で襲撃した元カノ。

それをサポートしたマメシバ。

我慢する破目になった俺。


後で我慢しなければ良し。


邪魔はされたが。

迷惑ではあるが。

無駄とは思うが。


言ってしまえば()()()()のこと。

・・・・・・・・・・むしろ周りに配慮が必要だ。

海水浴を邪魔された、うちの子たち。


二度目ですよ?

三度目はキレていい。


マメシバと元カノへガツンと一撃

――――――――――子どもたちからは無理だよなぁ。


頼りになる立派な俺にならゼロ回目でキレていいのよ?

・・・・・・・・・・まだまだ信頼されてないらしい。


コミュニケーション(とりあえず踏んづける)に至るにはまだまだ。


日本のガキでも3日はかかる。

異世界。

侵略者。

支配下。


・・・・・・・・・・三ヶ月はかかるかな。

帰国前に時候の遣り取りが出来るようになればよし!

・・・・・・・・・・としないとなるまい。


文通は得意。


ナンパは対面、子守は筆談ってくらい。

現に曹長の娘さんとは仲良くなってる。

ご家族ぐるみの、お付き合いも近いな。


奥様に手を出したりはあんまりしませんけどね。


おそらく。

たぶん。

メイビー。


まだまだ猛暑がやってきそうな頃合いですが、皆さま如何お過ごしでしょうか。

マスクなしでも辛いです。

マスクの上から扇風機してる奇人はいったい………気持ちの問題?

狭い電車の中で歩く豚小屋に遭遇すると、マスクしてなくて良かったと思うことしきり。

危険な悪臭から逃げられますものね。

コロナ対策(パンデミックごっこ)以前は人型の豚小屋が出歩いてはいませんでしたが。

周りに逃げられて気が付けたんでしょう。

悪臭っていうのは汚染ですから自他共に危険なのに。


もちろん市販のマスクで防げるの花粉だけです。


という街角レポートはこの辺で。

以下、言い訳はスルー可。




人間とは不合理な物だ。

……いやいや、単なる誤差でしかありません。


一時的に迷信に囚われても長い目で観れば合理的な所に戻ります。


別に聖書に書いて無くとも「地球は平らで海の果てで海水がザアザア落ちてるんだ!」と言い張った時代があったくらい。


実際、パンデミックごっこ(コロナ対策)だって先進国で流行っていただけで人類の大半には関係ない。


それは地動説だって、十字軍だって、不合理な狂気が常に少数派であることと同じですね。


人間が物理的な存在である限り、現実を無視すれば死ぬだけ殺すだけ。

……今まさに十字軍(コロナ対策)の最中にある身には、慰めにもなりませんが(笑)。


死ぬ方じゃん!

殺す方じゃん!

暗黒時代って千年くらい続いたよね!

地球の極々一部(欧州大陸)って、わたしの生活圏より広いんですけど!


しかも何より困るのは、わたしが一緒にされること。


ウィルスの定義も調べずにウィルス対策を騙る馬鹿と!

新聞TVを読み聴きできる日本語不自由な自覚なき馬鹿と!

みんなに合わせて馬鹿をやり人々を死に追いやる人殺したちと!


令和時代に()()()()んだよね、って言われたくない~~~~~!


だから証拠を残します。

此処に。


わたしは人殺しどもを防げなかったが人殺しに加担もしていません。


だから引き続き感染症拡大防止に務めないようにウロチョロしてきます。

だから更新スケジュールが乱れっぱなしなのは名誉の問題なので仕方がないですね。


ではでは皆さま御自愛ください。

共にこの暗黒時代と他人のフリを出来ますように!




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