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完全侵略マニュアル/あなたの為の侵略戦争  作者: C
第十六章「園遊会」

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わがままえるふ!

登場人物&設定

※必要のない方は読み飛ばしてください

※すでに描写されている範囲で簡単に記述します

※少しでも読みやすくなれば、という試みですのでご意見募集いたします



本作では一人称で描写される登場人物の固有名詞を使いません。

他の登場人物も複数ある役職名やアダナ等で呼ばれます。


文節の大半は一人称となりそれが次々と入れ替わります。

よって、以下の特徴で誰視点であるのか、ご確認ください。


・一人称部分の視点変更時には一行目を【】で区切ります。

・【語る人間の居場所/誰視点】とします。

・「誰視点か」の部分は「青龍の貴族」「魔女っ娘」など代表的な呼称(役職名やアダナ)を入れます。

・次の行、もしくは数行以内に「俺」「私」などの特徴となる一人称を入れます。


以下設定を参考に誰視点か確認いただければ幸いです。

(書き分けろ!と言われたら返す言葉もございません)




【登場人物/三人称】


地球側呼称《元カノ/団長/だんちょー/一尉/一尉殿》

現地側呼称《青龍の女将軍/団長/主》

?歳/女性

:国際連合軍大尉/陸上自衛隊一尉。国際連合軍独立教導旅団団長。『俺』の元カノ。インドネシア軍ベテラン兵士の副長(褐色)、筋金入りの傭兵エルフ(白ローブ)。黒副、白副の二枚看板に支えられ、ドワーフやエルフに異世界人と地球人類が同じ戦列を組む、初の多世界複合部隊「黒旗団」指揮官。

身の回りや書類仕事はマメシバ任せだが、身だしなみや正服や戦闘服などの着こなしはこだわる。


地球側呼称《三尉/マメシバ/ハナコ》

現地側呼称《マメシバ卿》

?歳/女性

:陸上自衛隊医官/三尉。国際連合軍独立教導旅団副官。

ほとんど死傷者がいない国際連合武力制裁活動における実戦緊急医療の最多経験者。治癒魔法と現代医学複合施術のパイオニアにして、異世界人への治療を目的とした医療行為のスペシャリスト。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・というところはあまり意識されていない。

「ぶぁか親(本人談)」が付けたキラキラネームの本名をかたくなに拒み「ハナコ」を自称。上官の元カノが勝手に「マメシバ」とあだ名をつけて呼んでいる。キラキラネームを付けられるという児童虐待の犠牲者共通の真理として、実親を()()()軽蔑し憎みすでに無視している、が、時々思い出して激昂する。一月ばかり前に出会って法的に有効な改名の手順を考えてくれた主人公を師と仰ぐ。





「俺が殴って留めてやる。お前は好きなことを好きなだけ好きにやれ」


――――――――――物心がついて最初の記憶。



「毎日何度も毎回本気でプロポーズされるとは思わなかったけどな」


――――――――――小中高時代の想い出に付いて。



()()()()()をそーういうふうに()()()()のは()()()()()じゃないですか。


――――――――――ジト目の弟子から受けたいわれのない非難。







【国際連合統治軍第13集積地/駐屯地東外縁/海岸砂浜射撃場(プライベートビーチ)/青龍の貴族】


俺を観るなら今のうち。

――――――――――しくじる前に頼むぜ。


エルフっ娘と同じ気持ち。

・・・・・・・・・・ああ、そうか。


うちの娘たちへの感想不足。

――――――――――安全だけじゃ危険だな。


異世界でどうあれ。

日本以外でどうあれ。

非先進国はさて置いて。


俺の周りで足りないモノ。


水と安全はタダであるべき。

生きてるなんて、当たり前。

腹一杯ごとき有り難くない。


衣食足り過ぎダイエット。

・・・・・・・・・・その領域に至ったか。


―――――――――誇りたい―――――――――


褒められたいじゃない。

――――――――――誰から?

誉められたいじゃない。

――――――――――何処から?


そんな卑しい承認欲求じゃない。

そんな賤しい階層意識じゃない。


自ら誇らしく大きく堂々と胸を張る!

・・・・・・・・・・エルフっ娘の場合は結果として大きな乳房を突き出して身動きできなくなっているが、慣れて無いから仕方ない。


男慣れしてないからな。

男慣れしたくないとか。

俺にしか慣れてないし。


だから俺が観て視てやれば魅せられる。

・・・・・・・・・・エルフっ娘、恥ずかしさで涙目。


好し!

良い!

善き!

・・・・・・・・・・この娘は一生慣れないだろうな。


これで、肌を晒したくなければ水着にならなきゃいいじゃん、なんて考える愚か者にはたどり着けない領域。


美しさ。

可愛さ。

艶やかさ。


生得の、誰にでも認められる、優れた資質を、誇示したくない者が居るだろうか。


居たら病気です。

カウンセラーが必要です。

フリならいいが。


だからエルフっ娘は俺に魅せたがる訳。


白い水着はシスターズ共通。

デザインも、ちびっ娘たちと同じ。

メリハリが極大と極小で対比かMAX。


・・・・・・・・・・どちらも可愛らしい。


どうやらマメシバは、ちびっ娘たちとエルフっ娘の対比で演出してるな。


・・・・・・・・・・混ぜよう最高!的な。


こうして視ると、お嬢や魔女っ娘も真っ平らじゃない。

親じゃないけど欲目じゃなくて、ラインがある。

なだらかでも女らしい、柔らかい線。


歳相応ということ。


突き出したエルフっ娘のソレと見比べなくてよろしい。

―――――――――そうした仕草はとても愉しいのだ。


心配そうに視なくても、5年以内に成長を始めるから。

―――――――――その前に気に病ませるのは簡単だ。


ちびっ娘たちは異世界人(コーカソイド系)だけに日本人(モンゴロイド)より大きくなる。

――――――――――――――――――それにより俺が大小を見比べた意味を覚る。


怒るだろうな。

悔しがるかな。

仕返しに来い。


将来が楽しみです。

・・・・・・・・・・今はエルフっ娘の機嫌。


突き出ているのは肢体のラインだけじゃない。

Colorfulもメリハリはデカイのにね。

エルフっ娘の完全性と対比すると惹き起てる。


どうやらマメシバはシスターズとColorfulで分けたらしい。


シスターズは白。

Colorfulは黒。


セットで強調されるコントラスト。

――――――――――お見事!


素材が最高なら素材だけ。

ダメな料理の定番だね。

最高の素材だから徹底的。


気持ちはよーく、判ってばかり。


異世界人の中で一番可愛らしい二人。

エルフの中で一番美しい一人。

ハーフエルフの愛らしさセット五人。


今はエルフっ娘のターン。


いつもより余計に突き出ています。

ゼロ距離背面が定位置、偶に正面背中を魅せる。

んが、今は正面鼻先正対している。


ハーフエルフはエルフに似てるから魅力的?

・・・・・・・・・・違うな。


似て非なるから、魅力的。

動物の美しさってのは、機能美だからね。


不健康な身体は醜い。

不具合がある身体も。

欠陥欠損は言うまでもない。


エルフの美しさは、生体の完全性からくる。


老化しない。

病気にならない。

太らないし痩せない。

――――――――――高機能を美しいと感じてる。


ハーフエルフの可愛らしさは、不完全性だろう。


老化はしない。

病気にはなる。

太らず痩せず。

――――――――――美しい(高機能だ)がエルフには及ばない。


つまり、親近感だな。

間違いなくハーフエルフの方が優れている。

人間異世界人よりも。


自分たちとハーフエルフを比べれば、な。


だがエルフより、エルフと比べれば、人間に近い。

だから、エルフと比べられれば、可愛らしい。

だからこそハーフエルフと比べれば、より美しい。


エルフの、エルフっ娘の美しさ。

Colorfulと一緒だと、より解りやすい。


なんとも、贅沢な環境だよ。


Colorfulを魅てエルフっ娘に魅せられる。

エルフっ娘を魅てColorfulの魅力を知る。


之如何に(これいかに)

・・・・・・・・・・エルフっ娘の怒りを感じる。




【聖都南方/青龍の城郭/縄張り東側/海岸線砂浜/青龍の女騎士団半円陣中央/彼の前/向き合って後ろ歩き/エルフっ娘】


あたしだけを魅て!

・・・・・・・・・・って、言えるのは、凄い。

見習いたくはない。


言うどころか叫んでいるのは、青龍の女将軍。

――――――――――――――ああはなるまい、って、深く思う。


自分だけを、なんて

・・・・・・・・・・軽蔑されて捨てられるわ。

女が男に、男が女に。


色恋話では、嫌われるに決まってる定番。

定番って位だから、なのに、ありふれた愚行。


小屋無し芝居で馴染みよね。


あたしも観たことはある。

――――――――――芝居じゃなく。

巻き込まれたこともある。

・・・・・・・・・・腹立たしくも。


他人事だから、よ~~~く、観えた。


もっともみっともなくて惨めな、終わり方。

あんな無様を晒したら、嫌われて当たり前。


――――――――判らなかった――――――――


堪えて魅せる。

バレていても。

あたしが、みっともなく惨めで無様な醜態をさらしても、受け流されて踏みにじられて抱き潰されるだけって、想いしらされていても。


――――――――ワガママを言え――――――――


エルフ以外は、永久に1人を愛したりはしない。


女でも男の。

男でも女の。

意味不明な身勝手に付き合うくらいなら、別な相手を探すわよ。


例外は、身勝手に付き合うのは彼、青龍の貴族

・・・・・・・・・たくさんのおんなでなれてるのかも。


彼の愛し方のせいだってことは、判ってるわ。

あたしが不様を晒したところで捨てられない。

実際、青龍の女将軍は大切にあしらわれてる。

彼にはむしろ、愉しまれるかもしれないわね。


彼を悦ばせ続けるなら、あたしの悲願だけど

・・・・・・・・・・それは違う、って、判ってる。


好きな男。

好いてくれる男。

愛する男。

愛してくれる男。


その関係が変わらないからこそ、絶対に、見合う女で居たい。

そんな恥ずべき事は言えない、言わない、思いたくもないわ。

ワガママになれ言え振る舞えと言われたから、そうですかじゃない。


甘えたい。

だから、甘えられたい。


何でも言って欲しい。

何でも望んで欲しい。

好きなようにして欲しい。


あたしは、彼に応えて魅せる、のに。


何でも言いたい。

何もかも欲しい。

全てさせてあげたい。


あたしは彼に留められちゃう、けど。


もちろん、諦めない。

諦めるな、って、言われたから。

見込みが無い訳無い。

いつも彼にそう、言われてるし。


あたしは世界で一番良い女です

――――――――――目指しはするけど、自称は無理。

あたし以外の皆次第。


あたし一人で全て満たしてらみせる。

・・・・・・・・・・それでもそれは、彼が感じること。

感じさせるべきこと。


あたしが彼の全てを一人満たす

――――――――――でなくちゃ、あたしだけ、なんて言えない。

思いつくのが、恥よ。


思ってるけど。

言いたいけど。

我慢してるだけだけど。


どれだけ彼の愛に甘えたがってるのかしら、あたし。


どうせ見透かされてる?

どうせ言わされる?

どうせ、でも、最期まで頑張って、あたしを彼に相応しい女にするんだから!




【国際連合統治軍第13集積地/駐屯地東外縁/海岸砂浜射撃場(プライベートビーチ)/青龍の貴族】


俺に向いた拗ね顔カワイイ。


俺がエルフっ娘を魅続けなかった。

俺がエルフっ娘以外に魅せられた。


そりゃ怒る。


猫がキーボードに乗り出してきたり、本に乗ってくるのと同じ感覚。

いつもの綺麗な表情の、そこはかとない強張りが、とても楽しい。

エルフっ娘は大人だから、力一杯ワガママになれずにアピールだけ。


好きなだけワガママになっても、行き過ぎないあたりで踏んづけてあげるのに。


後ろ手組んで拗ねた眼で睨んでも可愛いだけ。

後ろ歩きを支える感覚器、ってか長い耳が真っ赤。

・・・・・・・・・・色々、言いたいことが在りそうだ。


無理やり言わせるのは、今夜。


エルフっ娘の本音は可愛いだけだが。

本人が隠してることを、人前では暴くまい。

俺は保護者だから知る責任があるが。


エルフっ娘の方が強くてある意味大人だが、そこは譲らない。


まあ言わせなくても判るけどね。

自分に注意注目注視しろ、って。

敢えて言わせるのは愉しいから。

・・・・・・・・・・だけではなく、確実を期するため。


子どもは他人の眼を気にするモノ。


弱いからね。

不安だよね。

怖いよなあ。


俺の不徳とするところ

――――――――――人徳はあるが、まだ足りない。




わたしは普段、電車を使います。


もちろんノーマスクで。

買い物をする時と同じですね。


緊急事態宣言(頭が悪い奴の言い訳)をせせら笑ってきた時から、一貫して、です。


まあ、当たり前のことはさておき。

最近気が付いた異常がありまして。

以前からだったのかもしれません。


車窓から見える広告がスカスカになっています。


駅の中。

駅の外殻。

路線沿い。


空白の看板が目立つこと!


もともと広告業界自体は死んでましたが。

数十年続きの経済政策の失敗のせいで。


具体的には財務省の阿呆が財政均衡という唯一神のお告げを叫び自民党がそれを潰す力を失って、与野党とも役付が官僚のポチばかりになってから、一般的な経済学が使われなくなったからですが。


非一般的、学会で嘲笑される類の経済学(?)はTV新聞財務省HPなどで見ることができます。


そのせいで公共広告が異常に垂れ流されて、私物化された国家予算で官僚のポチが量産されるという、実質公務員が増え続けるという何処の社会主義国家かな?


って話はさておき。

粉飾してなお世帯占有率や購買数が下がり続け、メディアの広告効果がなくなっているのは、それこそ半世紀前からですし。


だからこそターゲットが明確な中規模以下の広告が元気だったんですが……死んでた。

コロナの後遺症は精神科医が担当すべき気のせいですが、コロナ対策の後遺症はマズいですね。


このままいくと全国民が公務員とホームレスなることに。





……オーウェルの「1984」の世界じゃねーか(笑)!


してみると「ディストピア」というのは「そこで権力を握った階層」すら望まない結末が保身と誤魔化しの果てに実現()()()()()()「誰にとっても最悪」の結末なのかもしれませんね。


どー考えたって「貧困世界の独裁者」より「飽食世界のニート」の方が幸せですもの。

で、わたしたちは「貧困世界の奴隷階級」へ一直線、と(笑)。






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