地図情報
2018年10月8日
以前からご要望のある「地図」を作成いたしました。
冒頭に追加する関係で、ネタバレは防ぐように造っております。
矛盾点、不明点、「最新話までのエピソード位置注釈入り地図」などご要望がありましたらお寄せください。
【地理】
★異世界大陸地理概況(東から西へ順番に)
・日本列島(北方四島から沖縄まで含む)はほぼ太平洋相当の海洋、その西側に転移。異世界大陸と日本列島の位置関係はユーラシア大陸と日本列島に近い。
・列島西側海洋を超えた先にほぼユーラシア大陸相当の広大な陸地
・列島と大陸間の距離は最短で約800km
・大陸中緯度に揚子江相当の大河があり大陸東側沿岸部を南北に分割
・大河の源は西部山脈から発する複数の河
・沿岸部には穀倉地帯が広がり、大河源流の合流地域まで続く
・西部山脈(内陸境界)を超えた先が内陸部
・内陸部の境界山脈を越えると高原があり、内陸最大の農業地帯
・高原のさらに西には大山脈があり、その先が内陸深奥部と呼ばれ、平原から草原に至る
・草原のさらに先、北方には竜の生息地が広がる
・南寄りに西に進むと人口過疎地域ながらシルクロードを思わせる交易路が伸びているが詳細不明
★舞台となる太守領
大陸の北部辺境。
緯度は高く日照量は少なめ。暖流の影響で平均温度はそれほど低くない。異世界の人類居住地域の北端。
北は針葉樹林の密生地でその先は人口過疎/無人地域。
南は広葉樹林の大森林でその先は大陸沿岸部人口密集地域。
西は山々が連なり主要交易ルートではないが大陸内陸部に向けた道がある。
東は大洋。その先は進む角度によって日本に至る。
首都に相当する太守府を中心に半径60kmほどの範囲が「太守領」とされている。
北辺の穀倉地帯であり、海路で南の人口密集地帯に輸出することができる。持続的な農業と海上交易で古くから王国が栄えていたが、10年前に帝国に征服され太守が置かれる。
帝国は旧支配層(王族/貴族)を根絶するが、民衆の有力者は支配に組み込む。領土の統治は実質的に太守府を本拠とする有力商人たちの集まり「参事会」が担っていた。
帝国太守は騎士団とともに国連軍との戦闘のため南に出征し戦死。その家族は二月中に陸路、内陸の帝国中枢へ向かって避難したらしい。
【戦争】
敵は「赤い龍」を国章とした帝国。
異世界において竜と魔法を大量動員し、組織力で時代を突き抜けている征服国家。
「モンゴル帝国やローマ帝国に魔法や竜を通信交通インフラとして組み込んで距離の影響を克服した」
と考えるとわかりやすい。
日本が転移してこなければ世界を征服していたと思われる。
開戦の詳細や互いの戦争目的は本編に出ていたり出ていなかったり。
国連軍
:大陸東側海上管制を確保。沿岸部主要港湾都市を占領ないし破砕。大陸東部を南北に分割し内陸部から東側海洋に繋がる大河を主進撃路とし、河沿いに西進。大河の内陸境界を超えて大陸深部に進出。主力15万は大河上流山岳部を越え内陸高原に到達。高原平野部を東西に分ける形で前線形成。帝国軍との距離は十数~数十km。
帝国軍
:国連軍部隊から最低十km以上離れて哨戒線を構築。高原平野部から更に山脈を越えて100km以上後方に30万前後の部隊を分散配置。街道沿いに兵站物質の集積を継続。最西方、内陸深奥部の帝都周辺に竜が集まりつつあり。北西の騎竜民族出生地から移送。訓練済みの竜が枯渇した可能性あり。
《プランBフェイズ1終了時点における戦術概況》