1話:日本崩壊
初めて小説を書きました。この物語は僕がこうなのではないかと考えた物語のため、実際の歴史はこうだ!というコメントもあるかと思いますがフィクションとして、読んでいただけたら幸いです。ではお楽しみください。
それは、突然の出来事だった。
その日、日本は北海道を残して壊滅した。
事の始まりは、1939年。
第二次世界大戦が始まり、日本・ドイツ・イタリアの枢軸国側は戦争に勝利した。
日本は戦争で多大な貢献を果たしたとして、敗戦国の領土の多くを植民地として支配し、やがて世界の半分の主導権を握るまでになった。
それから87年。
2026年――。
日本は、かつてない危機に直面していた。
アメリカ、イギリス、ロシア、中国、フランス。
そして、かつて日本と同じ枢軸国側だったドイツ、 イタリア。
七カ国による同盟が突如として日本へ宣戦布告したのだ。
「七カ国同盟なんて聞いてないぞ! 日本は終わりだ!」
「イギリスとドイツの裏切りはねぇだろ……。あんなに仲が良かったのによ!」
日本とイタリア、ドイツの間には長年にわたる交流があった。
文化交流。
海外留学。
互いの国へ移住する者も少なくなかった。
いつか、より良い世界を作る。
そんな未来を信じていた日本人にとって、今回の裏切りはあまりにも突然だった。
そして――。
日本は、敗北した。
東北地方を支配しているのは、七カ国同盟の中心国であるアメリカ。
北海道を除き、日本のほぼ全ての都府県が占領された。
街には絶望が広がっていた。
「これからどうするよ……。もう終わりかもな」
誰かが呟いた。
その言葉に、周囲の人々はうつむく。
だが――。
「日本はまだ終わってねーよ、おっさん!」
突然、大きな声が響いた。
声の主は、まだ少年と呼べる年齢の男だった。
「何言ってんだ、このガキは!」
男が呆れたように叫ぶ。
「北海道以外、全部占領されたんだぞ! しかも東北を支配してるのは、同盟の首謀者であるアメリカだ!」
「だからなんだよ」
少年はニヤリと笑った。
「いつか俺のじいちゃんがタイムマシンを完成させて、日本を変えてくれる!」
一瞬の沈黙。
そして――。
「ははははは!」
周囲から笑い声が上がった。
さっきまで重く沈んでいた空気が、一気に明るくなる。
「タイムマシンだってよ!」
「そんなもん作れるわけねぇだろ!」
「でも、まあ……悪くない夢だな」
少年は笑われても気にする様子はない。
むしろ、自信満々に胸を張っていた。
この少年の名は――
水野 廻。16歳。
このとき誰も知らなかった。
この少年が、後に日本の歴史を大きく変えることになることを。
そして――。
日本史上最大の「大犯罪者」の名前として、その名を残すことになることを。
いかがでしたでしょうか!主人公の名前の読み方は
みずのめぐると読みます。次回も楽しみに!!




