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夕陽

作者: 堀鴎斎

ふと外へ出てみると綺麗な夕焼けが広がっていた。それは確かに金色に輝いていたがどこか哀しい光だった。少々遠くへ目をやると雨雲がいた。だから哀しいのだ。それは恋と同じで暗い未来が頭をよぎるのを必死に見ないやふにする時人はなぜか明るくなる。それは儚なく脆い。残酷にも雨は降り注ぐ。苦しいけれども同時にどこか解放されたやふな気持ちになる。もはや貴女を想ふ必要がない、心の中で好きになりきれぬ事実を秘匿する必要がない。やってくると知っていた雨が降り注ぎ一種の安堵を覚える。斜陽に照らされる喜びも哀しみも儚いからこそ美しい。斜陽に染まった涙が頬を走ってゆく。

ご清聴精読ありがとうございました。

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