昨日の京都記念
息を呑む強さとでも言えばいいのか。
さて、色々言いたいことはあるんですが、まずは冒頭の通りドウデュースが強かったですね。
さすがは去年の年度代表馬を本番で抜け出してから最後は押し切ったダービー馬、と言ったところでしょうか。
始動戦ではありましたが、相変わらずあの末脚には本当に惚れ惚れします。ハーツクライ産駒ということを考えたらまだ伸びるんでしょうか。怖いですね、もはや。
これから先はまた深い種牡馬戦国時代というか、さらにガラッと様変わりすると思います。
ハーツクライも種牡馬引退しましたし、何よりディープインパクトのラストクロップがもうクラシック戦線で戦っているのですから、本当に時が経つのは早いです。
ほんとうに、残酷なくらい。
サンデーサイレンス系から派生してるのってディープインパクト系だけになるんですかね。ちょっと詳しくはわからないですけど。
個人的には本命視されているグレーターロンドンと同じくらいリアルスティールにディープ後継の光を見てますが…どうなるでしょうか。
まぁこれからコントレイルも控えてますし、ディープインパクト系が良くも悪くも日本競馬を変えると思っています。
ハーツクライからは今年の秋頃から初年度産駒のデビューを迎えるシュヴァルグランがいますし、サリオスも種牡馬入りしました。ここからの活躍も本当に楽しみですね。
ゆくゆくはそれこそドウデュースもいますし。
オルフェーヴルとゴールドシップもサンデー系として、やはり好成績を残しています。
小説【黄金旅程】のモデルにもなったステイゴールドの産駒として、またその個性的な性格も相まって2頭とも凄い人気馬さんですが、その血脈が本物であることには変わりないですね。
特にゴールドシップに関しては現状まだ社台SSに有力種牡馬が集まる中、ビッグレッドファームで戦ってきているというのも感慨深いです。2年目にしてユーバーレーベンというオークス馬も出してますから。
シンボリクリスエスを引き継いだエピファネイアも、難しさを指摘されてはいますが、素晴らしい種牡馬成績を収めています。
まぁエピファネイア自身も福永祐一ジョッキーに一度引退を考えさせたような難しさを持った馬でしたから、何も不思議はないなとも思います。そもそも生き物相手ですからね、当たり前の悩みです。
ロベルト系で言えばオーストラリアとシャトルしているモーリスはグラスワンダー系を十分に継げる大器だと思います。そのためにも、というと少し失礼かとも思いますが、是非ともジャックドールのタイトルが欲しいですね。ディーナちゃんも晩成してくれたので。
そしてロベルトといえば凱旋門賞ですから………、いや、個人的に思ってるだけなんですけど。
…そして、キングカメハメハですね。
あの悲劇さえなければ、間違いなく後継はドゥラメンテだったでしょう。こんな断定するような言い方したくはないんですけど、そう言わざるを、選ばざるを得ません。
初年度産駒でタイトルホルダー、そのひとつ下にスターズオンアース、さらにその下にリバティアイランド、ドゥラエレーデとたった5年の種牡馬生活で、その内3年分の産駒しかデビューしていないにもかかわらず、既に4頭のG1馬を輩出し、数にして7つのタイトルを手にしてしまいました。
さらに他にもアリーヴォ、ドゥラドーレス、ドゥーラ、シャンパンカラー、タッチウッドなどといった期待馬も多くいます。
日本ではあの凱旋門賞2着のエルコンドルパサーもいるキングマンボ系、さらに言えばミスプロ系の後継としてこのままいけば、より確かに大きく深く鋭くその名を歴史に刻んだはずでした。
何度も言いますが、本当に早逝が悔やまれます。
…と、断定するような言い方を嫌ったのはもちろん自分がそういうのが嫌いっていうのが一番なんですけど、感情的な話を抜きにしたら彼を避けては倒れないからですね。
はい、ロードカナロアです。
あのルドルフの呪いを打ち破ったアーモンドアイを始め、サートゥルナーリアやステルヴィオ、ダノンスマッシュ、パンサラッサ、ダノンスコーピオンと錚々たるG1馬を送り出しています。
めっちゃ好きです、ロードカナロア。
カレンチャンと同じくらい好きです。
正直、系統を確立できるかは五分より少し低いくらいの確率だと思います。
けど大好きなのでいいです、はい。
最後に社台のお披露目でも大トリを飾ったキタサンブラックですね。
ディープの甥にあたるので血統的には似たような感じ(というか同じ)になるんですが、初年度産駒から年度代表馬を出してしまいました。
去年は本当に、全レース強かったですね。イクイノックス。
切れ味も勝負強さもレースセンスもピカイチの一級品で、本当に見る人を惚れ惚れさせる一流馬だと思います。
クラシック戦線は大外でさえなければ、なんて思った人も多いかもしれません。
ガイアフォースもセントライト記念強かったですしね。
そんなこんなで種付け料が倍増したキタサンブラックの今年のクラシック勢もソールオリエンスやラヴェルがいますし、本当に今は種牡馬戦国時代と呼ぶに相応しいんじゃないでしょうか。
海外から新たにホットロッドチャーリーやハイランドリールの導入もありますし、ドレフォンもいきなりジオグリフを送り出してますからね。
さて、ここまで長々とあまり得意でない血統の話を書いてみたんですが、以下ちょっと気分を害される方がいるかもしれないので注意です。
では。
自分は常々言っているんですが、競馬というブラッドスポーツに思うところがないわけではありません。
人間のエゴでやっている、言ってしまえばただの【ギャンブル】です。
ロマンや奇跡や伝説を語りたくなりますが、巻き込まれている競走馬たちにとってはいい迷惑でしかないかもしれません。むしろそうだと言い切ってもいいと思います。
だからこそ、ただ見て楽しむだけでも、賭ける時であっても、競走馬が一番大切だという感覚は失くしてはいけないんです。
それは調教師や馬主や騎手や装蹄師や獣医師などといった関係者だけの感覚じゃないんです。
楽しむ以上、参加する全員がその感覚を持ち続けなきゃいけないんです。当然です。
今回のこの京都記念で、2番人気に推されたエフフォーリアが心房細動を発症して競走を中止しました。4角で完全に手応えを失って、ゴール板を駆け抜けることはできませんでした。
余程のことがない限り心房細動で大事に至ることはないのでひとまずは安心したんですが、まぁそれとは別に目に付くものはありました。いつものことではありますが。
多くの心ない言葉ですね。
なので自分は例えばネットケイバの掲示板のようなものは見ないようにしているんですが、やはり全てを避け切れるわけもなく。
封鎖してくれよとか思うことも多々あるんですが、というか常に思ってるんですが、だからJRAはYouTubeもコメントできなくしているんだと思いますが、まぁそれが叶わないのも知っているので見ないように努力しています。
それでもどうしても避けきれないものが余りにも多すぎて正直不快ですよね。ネットの発達と共に本当に自衛が難しくなりすぎました。
だからもう思うようにしました。お前らが死ねよ、と。
競走馬より偉い「馬券師(馬鹿みたいな肩書きですね、恥ずかしくないんですか?)」なんていません。
お前らはファンを名乗る資格もありません。
お前らにこそ生きている価値がありません。
こんなところで自分なんかが声をあげても何にもならないんですが、せめて呪われてくれと思いながらここに残そうと思います。
下手くそ四流自称馬券師のゴミどもが永遠に地獄に堕ちますように。
延々と苦しんでくれますように。
https://youtube.com/@NakiNEIRO