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森の中での出来事 4

とりあえず、黒猫さんについていった私ですが。


もう限界です!疲れました!歩けません!

……ということで、木陰で休憩中です。

今までめちゃくちゃ歩いたの忘れてました……。

これ以上歩いたら足が2〜3日動かなくなるレベルです。


それに、この森の空気、なぜだかすごく心地良いんです。

疲れがすぅっと消えていくような、そんな感じがして。不思議ですね。

そんな私を見て、隣で待っていてくれている(?)猫さんが少し目を細めた……様な気がしましたが、きっと気のせいでしょう。



そうして、不思議なことに数分で全回復した私は、再び猫さんと歩き始めたのでした。





○●○●○●○●





またしばらく歩くと、何かうっすらと建物が見えてきました。

大きな巨木の下にある、木でできた1階建ての小さめの家。

なんだか、見たことあるようなないような……?

これも気のせいですよね。


はっきり見えるぐらいまで近づいた、そのとき。

「止まって!」

「えっ?」

急に、猫さんが焦った声で私を止めました。


「やばい、()()()がいる。いつもはいないから、中にいて驚かせてやろうと思ったのに。」

「へっ!?」


今度は一体、何事でしょうか。


「チッ、あいつもう出てくる。今見つかったらほんとにやばいから、あんたは隠れてなさい。絶対に、ここから動かないで、声を出さないで。」

「わ、わかりました!」

何がなんだかよくわかりませんが、猫さんがそう言うなら隠れてたほうがよさそうです。


私はサッと木の陰にしゃがんで身を隠しました。

どうしてそんなに猫さんを信頼しているかって?私が黒猫大好きだからに決まってるじゃないですか。いつから好きだかわからないぐらい、ずぅ〜っと好きなんです。

私には、それ以上の理由はありません!


私が誰かわからない想像の人に話している間に、猫さんが「あいつ」と呼んでいたその人が出てきたのでした。

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