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森の中での出来事 3

今、この猫さん、帰れないってはっきり言いました?


「それ、どういう……」

「そのままの意味。あんたは、もう帰れないわ。はっきり言って、二度と」


「……なんて?」


意味がわかりません、そもそも理解できません。

さっきまで、普通に歩いてたじゃないですか。


そうですよ。さっきまで普通に歩いてたんですよ。

なら、この猫さんが嘘をついているんですよね。

当たり前です。だって帰れないなんてありえないですから。


「そんな嘘、面白くもなんともないので、早く本当のことを言ってください!」


「……残念だけど、本当だわ。そんな嘘、私がつくと思う?」


全然残念そうに言ってません!


ということは、本当に帰れない?



「言ってなかったけど、多分、あんたの家族、あんたのことをほとんど覚えてないわ。こんなところに来たんだから当然よね。あんた、あの家に帰りたくなかったんでしょ?」


また、突然の爆弾発言が来ました。


「家族が、私のことを覚えていない?こんなところ?しかも、なんで帰りづらかったことを知って……」

「あー、全部は答えられない。


()()()に言ってもらうから。)


ただ、最後の質問には答えてあげる。」


「あんな時間にあそこを通るなんて、家出くらいしか考えられないじゃない。あと、あんたの顔。ものすっごくわかりやすいから。それだけ」


わかったらついてきなさい、と言って猫さんはまた歩き始めました。なんか、爆弾発言何回もされて頭パンク状態なのに、最後にすごく馬鹿にされた気がして、なんかいろいろ抜けてしまいました。悲しい。



それより!

わからないことだらけだし、帰れないのなら、おとなしくついて行ったほうが良さそうです。


悲しいのや辛いのは残っていますが、とりあえず進みましょう。なにかわかるかもしれません。





○●○●○●○●





私は知らなかったのです。

このあと、何が起こるのか。何を知ることになるのか。

どんな()()()があるのか。

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