森の中での出来事 2
「ど、どうして、人の言葉、喋ってるんですか……!?」
ただいま、喋る黒猫さんが隣におります。
そして私は、混乱状態に陥っております。
「はぁ?あんた、気づいてなかったわけ?匂いさせといて?まさか、この世界のことも知らないの?」
……なんのことでしょうか。
全く意味がわかりません。
「まあいいわ。答えてあげる。それはあたしが魔法猫だからよ」
「まほう……ねこ?」
「そう。魔法猫は、普通は喋るし、少しなら魔法だって使える。そして、大半は魔人か魔女の使い魔になる」
すべて始めて聞く言葉です。
魔法猫?魔人?魔女?しかも魔法って、さっき考えてたアニメとかのファンタジー世界しかありえないじゃないですか。
でも。
すでに、猫さんがスラスラ喋ってます。この時点でこんなこと言えませんよね。
認めるしかなさそうです。
「……魔人と魔女って、なんですか?」
「魔人は、魔法が使える男のこと。反対に、魔法が使える女のことを魔女と言うわ。そして、まだ子供で魔法が使える者を男女共に魔法使いと言うのよ。
(ここまで記憶が無いなんて、よほど強い奴にやられたのね。ふぅん……)」
最後のつぶやきは聞こえませんでしたが、基本的にいい人(猫)みたいです。
じゃなくて!!
もう、私は何やってるんですか!
いちいち脱線して、きりがないです!この状況ですが、家族のためにさっさと帰りましょう。
「ここまで聞いておいてなんですが、もう帰りたいので、道を教えてもらっていいですか?」
「帰れないわよ。」
「………は?」
この猫さん、何を言っているのでしょうか。




