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森の中での出来事 1

「なぁ、お前はいったい何者なんだ?」


なんでしょうか、この状況。





○●○●○●○●





黒猫さんに案内されて、森に入った私ですが、大変なことに気づいてしまいました。


私、散歩の途中でした!


多分、誰かがこの場にいたら、「今頃気づくの!?」と逆に驚かれたと思います。


だって、しょうがないじゃないですか!この短い間にいろいろありすぎて、頭に余裕がなかったんです!

今は黒猫さんについて歩いてるだけなので、少し余裕があるんです。


しかし、本当に困りました。家族にさらに心配をかけてしまうなんて、もってのほかです!


ここは、すごく名残惜しいですが、猫さんに謝り、帰りましょう。


そう思い、ふと後ろを振り返ったときでした。



道が、ない?


正確に言うと、森に入った道からはあるのですが、それまでに通ってきたコンクリートの人工の道が見当たりません。


猫さんに合わせてゆったり歩いて来たので、まだ見える範囲にいると思ったのですが……。思ったより歩いていたのでしょうか。

いや、それにしてはさっきと疲れ具合があまり変わっていません。


じゃあ、ここは、どこなんでしょう?


立ち止まって後ろを向いたまま、何故か冷静に考えていたときでした。



「どこ見てるの?まさか、帰るつもり?」



いきなり、凛とした声が響きました。


「………えっ?」


今の、誰の声でしょうか。


だって、今ここには私と黒猫さんしかいないはずじゃないですか。

それ以外に、誰かいる感じは今のところありません。


まさか、木が喋った?いやいや、現実世界でそれはありません。完全ファンタジーです。


一つの確実な選択肢を、何故か認めたくなくて、見ないふりして、ひとりで脳内ボケツッコミして現実逃避していた私に、



「いつまでも何やってるの?とりあえず、こっち向きなさいよ。」



現実は、降ってきました。


もう無理だと悟った私は、諦めて、そろりそろりと前を向きました。


「なに?」


すると、やっぱり、凛とした声で喋る、黒猫さんがいたのでした。

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