事件 3
またお待たせしました!
「うっ………?」
「あ、目が覚めたね。おはよう。」
「………!?」
拐われてからしばらくして、私は目を覚ましたのですが。
いきなり隣からあの人の声がして、飛び起きてしまいました。
しかし、実際には、飛び起きようとして、体が重くてベッドに逆戻りしてしまいました。
「わぁ、試したことなかったけれど、そんなに効くんだね、それ。」
「……?」
目だけで周りを見渡してみると、そこは少し豪華な、でもシンプルな、まさに王族のような部屋で。
しかも、窓から見える景色が空と建物だけ?ということは、2階以上なんでしょうか。
そして、その人の言っていることがなんのことか分からず、首を傾げていると、
「首もと、触ってみなよ。」
「……え?………っ!?」
「あ、触ったら更に効いちゃうんだ。記録しとかなきゃなぁ。」
その人が指さした場所を触ってみると、なにか硬いもの……ネックレスのような、そんな感触と同時に、体が更に重くなってしまいました。
「これ、……一体………?」
「それはね、つけた相手の魔力を吸い取る道具なんだよ。」
「魔力を………吸い、取る?」
「そう。そして、この世界では、魔力と体が結びついてる。魔力がなくなると動けなくなっちゃうんだ。まぁ、そこまで魔法が使える奴ってそうそういないけどね。」
魔力を吸い取るって、私にも魔力があったんですか……?
あと、動けなくなるってことは、つまり………。
「今は、君の魔力を取ってるんだけど………。やっぱりすごいね。普通なら、もうなくなるのを通り越して死んでるレベルだと思うよ。」
「!?………死っ………!?」
「あれ、まだわからないんだ。じゃあもうちょっと待ってみるかな。」
そう言うと、その人はドアに手をかけて、こちらを振り向きました。
「待って、………まだ、いろいろ………!」
「やっぱりもう少しだなぁ。じゃあ、最後に1個だけ教えてあげるよ。」
「俺の名前は、カイル・アグレイド。じゃあ、またね。」
「……!………待っ……!」
その一言を残して、その人……カイルさんは、出て行ってしまいました。
私は必死に起き上がろうとしたり、ネックレスを外そうとしたりしたものの、どちらも無理で。動いた分、力を使ってしまい。
「た、すけ…………て、ジュ………ン……く、ん……………!」
ただ、ただ一人の頼れる人の名前を呼んで、気を失ってしまったのでした。
間違いで2話同じものを投稿していました……。すみません(T_T)




