小さな家の中での出来事 3
「私、ほんとにそんなに寝てたんですか……?」
「だからそう言ってるだろ。」
こんなに寝過ごしたのは初めてなのですが……
「それに、魔素が1日かけてお前の体に馴染んでる。そりゃー、久しぶりならそうなるよな。」
「もう、意味がわかりません……」
それに、ここは不思議なこといっぱいすぎるんですよ。
しかも、私に合ってることが多すぎるんです。
「昨日……一昨日は聞きそびれましたが、私のこの、なんというか、懐かしい感覚は何なんでしょうか?前に見たことがあったり、来たことがあったりする感覚が何度もあるし、なんか色々私に合うことが多すぎてよくわからないんですよ!」
「それは、………いずれ、わかる。だからお前はなにもしないほうがいい。」
「それってどういうことですか?」
「無理に思い出そうとするなっていうことだ。」
思い出そうとするな?それって、私がなにか忘れてる前提じゃないですか。
まあ、今無理に聞き出すつもりはないので、思い出したらそれはそれでいいでしょう。(ということにしておきましょう!)
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ヒマです。すっごくヒマです。
あれから、起きて着替えて(また着替えが出て来ました!)、ご飯を食べて、といういつも通りのことをしたのですが(いつも通りができるのも不思議ですが……)、
「今日は何をするんですか?」
「お前はもう少し休め。俺は出かけてくるから。」
「えっ、私は、ついて行ったらだめですか?」
さすがにこれ以上寝たら体がだめになりそうなのですが……
「……だめだ。お前はこの家から出るな。絶対に!わかったか。」
「は、はいっ!わかりました……」
「ならいい。行ってくる。」
「い、いってらっしゃい……?」
だめでした。しかも、釘をさされました。
優しいっぽい?と思って、少し甘えたのが間違いでした。
というわけで、私はすごくヒマなんです。
居候状態では何もできませんし……
あ、掃除ならできそうですね。こういうとき、小説や漫画などでは掃除しようとして失敗するのがよくありますが、私は多分失敗しないという自信があります。
なんせ、家の掃除はすべて私がやっていましたからね!
(お小遣い稼ぎのためということは内緒にしてください!)
ちょうどほうきがありますし、この家をきれいにするついでに探検でもしてみましょうか。




