小さな家の中での出来事 2
ふあぁ………。おはようございます。
って、あれ?私、どうしてベッドで寝ているんでしょうか?
そういえば、私、猫さんに会って、森に入って、小屋に来て……。
知らないような、知っているような、不思議な天井を見ながら、私が寝る前のことを思い出していたとき、
「お、起きたか。」
「あっ、おはようございます、えーと、ジュンくん。」
「……ああ、おはよう。」
ドアを開けてジュンくんが部屋に入ってきました。
そういえば、昨日は……。
○●○●○●○●
「とりあえず、お前は寝ろ。」
「へっ?なんですか突然!?」
「お前、相当疲れてるだろ。いいから早く休め。」
なんか心配されてるのかそうじゃないのかわからない、淡々とした口調で言われたのですが?
「お前の部屋はこっちだ。ついてこい。」
「えっ、は、はい!」
来たばっかりなのに部屋があるなんて、不思議なものですね。むしろ少し怖いかもしれません。
ホコリだらけだったりするのでしょうか。
「ここだ。」
「わぁ……。」
なんか、素直に感動してしまいました。
だって、すごく清潔な、豪華では全然ありませんが、小さいホテルのようなシンプルな、少し可愛らしいような、素敵な部屋だったんですもん。
そして、ここも、私が知っているような感じがして。どれもこれも知ってるような感じなんて、なんか恐ろしいとも思ってしまいます。
「あと、これに着替えろ。小さいかもしれないが。」
「えっ、着替えまで!?」
確かに少し小さいですが、ちょっと前の私にぴったりのサイズの寝間着でした。なんか怖いです。
そして、着替えたあと、またジュンくんは入ってきて、ベッドに私を押し付けるかのように寝かし、
「早く寝ろ。おやすみ。」
と有無を言わさずに強い口調で言いました。
「お、おやすみなさい……?」
そう言ってからすぐに眠くなってしまった私は、大人しく眠ることにしました。
「あの……。どうして、こんなにしてくれるんですか……?」
と、眠気におそわれながらつぶやくと、
「……さぁ、なんでだろうな。」
と、隠すつもりみたいにつぶやいていました。
まぁ、そのつぶやきが終わる頃には、私は夢のなかにいたのでしたが。
○●○●○●○●
「お前、ずいぶん寝るんだな。」
「な、そんなに寝てないと思うのですが……!?」
「あのな、お前が寝たの一昨日の夜だぞ。」
「へっ!?じょ、冗談ですよね?」
「いや、本当。」
「嘘でしょう!?」
私、1日丸々寝過ごしてしまいました!?




